我が家の気まぐれboy
我が家にはよもぎさんというコザクラインコがいらっしゃいます。
彼は今1歳10ヶ月の男の子で、毎日とても活発に動いています。
そんな彼と過ごした初夏のお話を書いてみようと思います。
2020年5月頃
日本は暑くなってきました。もちろん私たちが住む街も暑くなりました。
それまではよもぎさんの部屋の中にはフリース素材の三角テントが吊ってあり、
彼もお気に入りに思っていたようで、求愛のため自分のご飯をテントにお供えをしていました。
この暑さに夏用のテントを用意してあげなくちゃ!と飼い主も親心としてネットなどで探していたところ、見つけたのが
い草テント。
↑↑
くちばしにご飯がついてるのにすました顔してるのかわゆい…。
人間としては新しい畳のような香りで良いイメージで、
これを夏用テントに使ったら最高に涼しいんじゃ・・・と考えポチり。
後日、到着し、早速付けたところ、
「ギャーギャー」バタバタと大暴れ。
なかなかテントに馴染めないのか遠くから見ていました。
いつもはしばらく様子を見て、時間が経つにつれて慣れて使い始めます。
今回も「すぐに慣れるかな」と様子を見ていましたが、今回はどうも様子が違うようです。
数日して、気に入ってくれたのか、テントの縁をカジカジ。
カジカジ
カジカジ
彼がかじるともちろんテントの面積は狭くなり、ついには薄皮一枚。
母と「そろそろ落ちるよ」という会話をしていたその時です。
バーン
三角のテントが一枚のボロボロの茣蓙に…
「あーあ」と家族一同。
彼は一瞬何が起こったのか分からないようで呆然…
こんなこともあろうかと、布でできた夏用の三角テントを購入しており、「今度はかじっちゃだめよ!」と付け替えると、
なんと悔しいこと。
前回のい草テントはわざと破壊したかのように、布のテントにはすぐにすっぽり。
もう、も親の心子知らず。
い草のテントには何も罪はありません。
きっと、彼との相性が合わなかった。もしくは彼自身い草の歯応えの虜になってくちばしが止まらなかったのかもしれない。
きっとこの世界ではい草テントにすっぽり入って、今年の暑さをしのいでいる鳥さんたちもいるでしょう。
今日もこうして文章をパソコンで打っている側で
「ギョリ、ギョリ」
と、安心したように歯軋りをしながら布のテントに入って眠っているよもぎさんでした。