ネバーランド
この間ゼミの先生と
「大人になるってどういうこと?」
という話になった。
先生は
「あまり実感ないね。
でも最近は年取るのも悪くないと思えてきた。
50過ぎると老化ですごく感じる」
「いつから大人って感じましたか?」私。
「20も30も違うな、40くらいからかな」
めっちゃ最近ではないかと思ったが、そういう人なんだろうなと思う。
「大人になりたくたくないなら、大人にならなくていい選択肢を選べばいいし、働きたくないなら、働かなくていい選択肢を選べばいいよ。私は学校が好きですね」
なんと無責任な。と思うのと同時に羨ましいなとも。
何かにがんじがらめになって、ほんとうにやりたいことを見失っているのは私だろう。
小さい時は大人になりたくなくて、
いつかネバーランドに行って永遠の子どもの権利を手に入れてやると思っていた。
けれど、ネバーランドはなくて。子どものままでいたいのではなくて、無知のまま自由でいれる子どもという存在が特別だったんだろう。
「嫌なこととか、逃げ出したいことを面白いことにできることが人生のおもしろさだったりするので、たくさん悩んでください。」と先生。
綺麗事だけじゃ生きていけないけど、
こういう時間を忘れたくないかもしれない。
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