大事なことから忘備録まで簡単にメモ メモを使ってみよう

大事なことから忘備録まで簡単にメモ
メモを使ってみよう

われわれ視覚障害者の中で大変な事は様々ありますが、中途で全盲の私はメモを取ることに苦労しました。

見えている頃はカバンに手帳、ポケットにメモ帳は常に持ち歩いていたし、デスクやパソコンの周りには付箋が貼られていました。
今の私にとって手帳・メモ帳・付箋の機能はメモアプリに任せています。
まずは、早速メモを取ってみましょう。
メモの取り方は、キーボードや音声入力で入力するか、Siriかどちらかです。
まず1番簡単なSiriでメモをとってみましょう。
ホームボタンを長押ししながらSiriの起動音がしたら、話してみましょう。
まずは、練習1
新宿までの交通費は800円とメモ
と、入力してみましょう。

万が一失敗しても、メモ帳ですから再度チャレンジしてみましょう。
失敗したメモや、もう不要なメモは削除です。

では、削除してみましょう。
Siriに、
本日のメモを削除

Siriが答えた通りメモの削除はSiriでわ受け付けません。
メモアプリ中で削除できます。

次に、メモを確認しましょう。
Siriに、
今日のメモを確認
と、伝えてみましょう。
今日、昨日、日付の指定も可能です。

続いて、アプリの構成と管理方法です。
メモアプリを開くと、まずはメモの収納先を選びます。
メールアプリの最初のページと似ています。
まずは、1階層目の解説です。

編集ボタン

フォルダの順番等を入れ替える時に使うボタンです。

フォルダ見出し

iCloud見出し

メモ
何件のメモ
ここで読まれた件数がメモの総数です。
メールアプリの全受信と同じです。
ダブルタップするとメモの一覧になります。

最近削除した項目ボタン
メモを削除すると、ここに移動されます。
メールで言うゴミ箱ですね。
30日間は、間違って消してしまってもここでメモが保管されています。
それでも、削除したいものはこの中から消しましょう。

新規フォルダボタン
新しいフォルダをつくります。
ダブルタップすると、テキストフィールドが出現しますのでフォルダの名前を入力してください。
入力が済んだら完了ボタンを押せば新しいフォルダが完成します。

メールで言う全選択と解説したメモの箇所はフォルダを作っても編集した時系列の順ですべてのメモが表示されます。

それでは、メモの一覧を開けてみましょう。
メモ何件ボタンと言ったところにダブルタップします。

フォルダ戻るボタン
前のページに戻ります。

さらに表示ボタン
ここはよくわかりません。
今度調べておきます。

メモ見出し

ギャラリー表示にするボタン
メモをした順番に現在並んでいますが、表示の方法が変わります。
視覚障害者には必要のないボタンです。

ここからしたがメモの一覧です。
作成した日の順番ではなく、最後に編集したメモの順番に上から並んでいます。
1番下にはここのフォルダに入っているメモの件数が表示されています。

新規メモボタン
新しいメモを取る時はここのボタンからメモを立ち上げます。
一番最後の項目ですが、レイアウト的には右の下角に配置されています。
ここをダブルタップすると、新規メモが立ち上がってテキストフィールドの中に自動的に入ります。
画面の下半分はもちろんキーボードになっています。

では、メモの確認・編集をしてみましょう。

編集したいメモをダブルタップすると、次の画面に入ります。
すべてのメモ戻るボタン
ひとつ前のページに戻ります。

人を追加ボタン
他の人と一緒にメモの編集ができます。
編集する権限を、指定した人にも与えることができます。

共有ボタン
このメモのページを、メッセージやメール、LINE等を使って転送することができます。

編集日・作成日ボタン
ここに移動すると、年月日時間を読み上げます。
この年月日時間は最後に編集した日です。
ダブルタップすると新規作成日の年月日を読み上げます。

次にフォーカスが映ると、メモと読み上げてから内容を最後まで読み上げます。
ここがテキストフィールドになっていますので、追記をするときにはここをダブルタップして中に入ります。
ダブルタップすると画面の下半分はキーボードが立ち上がります。

メモを削除ボタン
ここをダブルタップすると、いっぱつでメモが消えます。
削除前に確認等ありませんのでご注意ください。
万が一、必要なメモを削除してしまっても30日以内であれば前のページの削除メモのフォルダに移動します。

チェックリストボタン
チェックリストを、メモに挿入する場合はここから入ります。
詳細はここでは触れませんがまた上級編として解説します。

カメラボタン
メモに写真を追加したり書類をスキャンしたりする場所です。
ここも上級編で解説します。

手書きツールを表示ボタン
指をタッチペンのようにして文字を書いて入力することも可能です。
上手に使えれば弱視の方の可能性が広がるかもしれません。

新規メモを作成ボタン
ここにも新規メモ作成のボタンがあります。

その他の便利な操作

メモを編集・追記等するときに、メモを選んでダブルタップしますが、ダブルタップする前に、上下スワイプすると以下のコマンドが現れます。

メモをピンで固定
メモ一覧の1番上に表示させることができます。
よく確認するメモなどに使うと便利です。

メモにロックを追加
編集や削除したくないメモにはロックができます
また、他人に見られたくないメモであればパスコードロックをかけることも可能です

メモを起動
フォルダに移動したりフォルダからフォルダに移動したりできます。
間違って削除してしまったメモも、30日以内であれば消える前に通常のメモのところに戻してあげることも可能です。

共有
先ほど解説した共有ボタンと同じ役割です。

メモを削除
これも先ほどと同じメモを削除です。

項目をドラッグ
メモの順番を並び替えることが可能です。
移動したいメモをダブルタップして、移動させたいメモのところで下にスワイプすると、このメモの前か後にドロップすることが可能です。

アクティベートデフォルト
次のページに移動するボタンです。
ダブルタップするとメモの中に入ります。
デフォルトの意味は、上下にスワイプする前にダブルタップをすると自動的にメモの中に入ると言う設定をされていると言う意味です。
すなわち、上下のスワイプでダブルタップの意味を変更できる項目では、自然に私たちはデフォルトされた項目をダブルタップして選んでいるのです。

以上で、今回のメモアプリの解説を終わりにしますが、メモの本文を編集中にもパソコンのワードと同じように、文字を太くしたりアンダーラインをひいたり、インデントさせたりと様々なことができます。
また、ここも上級編でまた解説したいと思います。

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作成日2020年9月8日
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