一番大事な1本指操作 ジェスチャーを覚えよう
一番大事な1本指操作 ジェスチャーを覚えよう
さぁここから気合を入れて肩の力を抜いていきましょう!
もう手元の本体はボイスオーバーがオンになっているでしょうか?
まだの方は、ホームボタンを長押ししてSiriにボイスオーバー オンと伝えましょう。
さぁ準備が整ったところで始めましょう!
一般むけの通常操作だと、スマホの操作と言えば効き手の人差し指一本で操作をしますが、我々の操作は全く違います。
ボイスオーバーでは指の本数と押した回数や払った方向で命令が変わります。
このことをジェスチャーと言います。
その前に通常の操作とボイスオーバーでも使う共通の操作方法を覚えましょう。
まずはタップです。
1本の指で決定したい項目やボタンを押すことです。
ポイントは強すぎず画面にチョンと触って離すだけです。
タッチとも言います。
少しややこしいですがタップとタッチは同じ意味です。
タップは、画面の下の項目を読み上げます。
次はスワイプです。
一本の指で、左から右に画面上で指を払いましょう。
漢字の一を書く漢字です。
長さは3センチくらいで良いです。
このジェスチャーを右にスワイプと言います。
スワイプは他にも右から左を左スワイプ。
下から上を上スワイプ、上から下を下スワイプと呼びます。
スワイプする場所は画面上ならばどこでも大丈夫なので、画面の真ん中あたりを狙って行ってみましょう。
画面の上でも下でも端っこ正しくスワイプができていれば同じ命令となります。
右スワイプは、次の項目を読み上げ
左スワイプは、前の項目を読み上げます。
PCトーカーでパソコンを使っている方なら、
右スワイプはタブ
左スワイプはシフトタブ
と同じ考えです。
また、iPhoneと対話をするならば、
右スワイプは、次はなぁに?
左スワイプは、前の項目は何だったっけ?
となります。
上下のスワイプは、今は覚えなくても大丈夫なので、また後日解説します。
次にジェスチャーがここでは難しいダブルタップです。
ダブルタップは選択の項目を2回素早くタップすることです。
どのくらい素早くかというと0.25秒以内です。
簡単に言えば、素早くトトンと2回押します。
タップとスワイプ、ダブルタップは基本中の基本ですが、これをマスターしないと後が大変になります。
とんとんと押すとダブルタップにならないです。
1回タップが2回と認識してしまいます。
ダブルタップはトントンではなく、トトンと覚えましょう!
サポーターの方も、言葉で伝えるときにはトトンと伝えてあげると理解しやすいです。
ダブルタップは決定や実行といいます。
パソコンで言えばエンターです。
iPhoneとの対話で表現すると、
これにします!
と、なります。
なかなか読んでも操作するのは難しいですね。
正しくダブルタップするためには、脇をしめて指だけでトトンと押すと上手くいきます。
そこで一度、自分の体を使って今までの3つのジェスチャーを確認しましょう!
まずはタップから。
自分の鼻を人差し指の腹の部分でチョンと押してみましょう。
押したらすぐに離してください。
鼻の頭がへこませない力で押しましょう。
このくらいの力加減と長さです。
続いてダブルタップです。
タップと同じように2回連続で鼻の頭を押してみましょう。
チョンチョンではなくチョチョン
トントンではなくトトンです。
最後にスワイプです。
タップと同じように鼻の頭を使います。
左から右に鼻の頭をこすってみましょう。
もちろん鼻の頭はつぶしちゃダメです。
鼻の頭にほこりが付いていた時に払いのけるような強さと長さです。
上下左右を鼻で練習しましょう!
この感覚を体に叩き込むと操作ミスが減ります。
次に、ダブルタップをテーブルで練習してみましょう。
初めはは、トトンと腕を使わず手首だけ動かして叩いて音を出してみましょう。
まずは、これでリズムを覚えます。
続いて、手のひらをテーブルに置いて人差し指だけ動かしてトトンとテーブルを叩いてみましょう。
手のひらで音を鳴らすよりも小さい音で結構です。
音を鳴らすよりもリズムを意識してください。
力は全く入りません。
上手になれば音はほぼ出ません。
しっかり人差し指の指紋がある場所でダブルタップしましょう。
爪の音がカチカチ鳴ってしまうのは失敗です。
気をつけて練習してみましょう!
あんまり基本基本と言うのは好きではありませんが、少し我慢して頑張りましょう!
では本物を使って練習しましょう。
一度ホームボタンを押すと4×7で四角い絵が並んでいます。
この画面をホーム画面と言います。
ホーム画面上に並んでいる四角い絵をアイコンと呼びます。
アイコンはアプリの入り口です。
時計のアプリなら時計・天気のアプリは天気マークだったりデザインが様々です。
そのアイコンをダブルタップして選択するとアプリを実行できます。
アプリとは本体に入っているソフトのことです。
電話やメール、時計やラジオ、天気 などなど
言わば四角い絵がアプリごとの入り口なのです。
ホーム画面はどのアプリを使うか決める画面ということです。
ではアプリを開いてみましょう、
スワイプで使いたいアプリを選ぶ
使いたいアプリの名前を読上げたら、ダブルタップ
ダブルタップのポイント
眼で見て操作していないので、アイコンの位置は気にしなくて大丈夫です。
最後に読み上げた項目を実行しますが、ダブルタップする位置はどこでも構いません。
手で例えるとすると、手のひらを顔の前に出し解説します。
手のひらが画面。指一本一本がアプリのアイコンとして。
中指を選んだとしても、ダブルタップは中指ではなく、手のひらで大丈夫ということです。
この配慮が有るからこそ全盲の私でも使いこなせます。
アプリが開いたら成功です。
またアプリは解説しますので、一度ホームボタンを押して終了させましょう。
ここでは、ホームボタンと解説しておりますが、iPhone10以降の機種によってはホームボタンがありませんので、無い場合にはホームジェスチャーになります。
ホームジェスチャーに関しましては、また後ほど解説しますがホームボタンを押した場合と同じ操作のみ解説します。
iPhoneの下のフレームから上に向かって1本指でゆっくり擦り上げます。
フレームから指が画面になると、
ポ
と鳴ります。
そのままもう少し上に向かってスライドすると、
ペ
と2つ目の音がしましたら、指を画面から話せば完了です。
画面はホーム画面に戻ります。
1本指の操作は、反復練習が必要なので飽きずに頑張りましょう。
これだけの操作が自由に使えるようになれば、6割近くの操作が可能になります。
なかなか文字だけで解説するのは大変です。
まだまだ解説は続きます。
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