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変わったものと変わらないもの

母校を訪れた。

卒業から10年、変わったものをたくさん見つけた。校舎が新しくなった。あの通りのあのお店が閉店していた。あのお店の代わりに新しいお店ができていた。新築の家が建っていた。偶然再会した同級生の子どもは4歳になっていた。挙げればキリがないほど私の知らぬ間にたくさんの変化があった。

同時に、変わらないものもあった。

母校を訪れたのは人事としてインターン募集のためだった。準備をしていたスライドと説明を終えたら学生から質問を受けた。

「文学部だったのに建築建設業界に進んだのは何故ですか?」(業界も職種も文系卒ではつけない仕事に就ていたため、その質問をもらった。)思いもよらない質問ではあったがさらっと答えた。その最後、

「いろんな生き方がある、新卒でそのまま就職するだけが選択肢ではない。」

そんなふうに付け加えた。
新卒採用をほとんどしていないとはいえ、人事採用担当者の言葉としては適切ではなかったかもしれない。とはいえ、紛れもなく本心だった。学生の時からそう思っていた。「いろんな生き方があっていい。」ずっと考えていたことなのに、そうだよね、私ってやっぱりそう思ってるよね、その考え方を大切にしてるよね、と改めて変わらない自分の想いになんだか不思議と納得をした。

「いろんな生き方があっていい。」

それが私にとって大切で、それを体験したいし、伝えたくてコーチングをしているのだと思う。過去にしていた設計職も実はここと繋がっていて、いつかnoteにそのことも書きたい。

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朝倉翠 | 心地よさの探求
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