第一回 ブータンの玄関口、パロ国際空港はすでに標高○○○○メートル。
ブータンの空港の話です。
まずブータンは中国とインドに挟まれた人口約70万人の小さな王国です。ヒマラヤの山々に囲まれているため、電車などの公共交通機関は発達していません。
つまり自分一人で行って地図を見ながら歩いてみる、困ったらタクシーを捕まえてみる、なんていうことはできません。ではどうするのかと言うと、ガイドさんがガイドさんがアテンドします。
ブータン王国へ行くには、まず旅行会社へ問い合わせます。料金は政府が決めており、個人・グループどちらにしても最低限200~290ドル/日 ほどかかります。(詳細は旅行会社にお問い合わせください) この料金に宿泊代や食事代、ガイド代、国内移動費、運搬代などが含まれているため、意外とお得と言われたりしています。
上記の料金にお土産代やちょっと買い食い代くらいを持ち合わせていれば十分ですね。ガイドには日本語ができるブータン人がついてくれるので安心です。女性一人旅で来る人も結構います。
私はブータン人の妻ですので家族・妻としてビザを取って行きます。(手配に時間がかかりますが夫がやってくれるのでよし)結婚する前はフィアンセとしてビザを取ってもらいました。
日本からブータンへ行くには、タイかシンガポール経由です。私の場合はバンコク(タイ)のスワンナプーム空港を経由していきます。なぜならタイが好きだからです。(笑)
成田からタイのスワンナプームまでが7時間、タイからブータンのパロ国際空港までが4時間くらいです。途中インドやバングラディッシュで降りる人がいなければ3時間ないくらいで到着してしまい拍子抜けします。
バンコクからブータンへの乗り継ぎがうまくいかない場合はバンコクのホテルで一泊がお勧めです。※特に夏のスワンナプーム空港は冷房MAXで衝撃の寒さ。外は超暑いです。寒さにも暑さにも強いよ、一泊くらいなら我慢できるよ、という方は空港で一泊。体力温存したい方は迷わず空港最寄りのホテルに泊まってくださいね。(送迎付一泊3000円ほどでカワイイホテルあります。)
さて。ブータンへ飛び立ちました!CAさんたちはブータンの伝統衣装・キラをモチーフにした制服を着ていますので、すでに気分はブータン。話しかけると親切ですし、簡単な英語ができれば困りません。数時間ですから困っているうちに着きます。
ブータンの空港は山中にありますで、離着陸はかなりスリリング。 「(家も木も) 近い!」と心の中でハラハラが止まりません。
着きました!
毎回利用するのは「ドゥギア航空」。ドゥルックエアーと呼ぶらしいのですが、主人が短くドゥギアと呼んでいます。ドゥギアで働いている友達もそう呼んでいるので合っていると思います、たぶん。(笑)
ブータンの国旗がモチーフになっていて、オレンジと黄色が素敵。龍の絵もかっこいい。広い空と青々と茂る山の木々、ブータンの家の白い壁・・・ザ・ブータンな景色です。「テレビで見たことあるー!」とはしゃぎたくなります。着陸するとこんな感じで階段で下りて、みんな一斉に写真を撮り始めます!
私が行った時はタイとブータンの友好記念キャンペーン中で、タイからの観光客がどっさり来ていました。
着陸して思うこと、それは「太陽が近い?」。
パロ国際空港は標高2235メートル。飛行機に乗って降りただけで結構な山の上です。湿気たっぷりの日本の夏とは違い、爽やかな夏です。太陽が直に肌にくる気がするのは、湿気がないせいか、標高が高いからか・・・。
お馴染みブータンの国王と王妃のお写真もドーンと空港に飾られています。お年寄りや子どもに親切で、国民に寄り添う人柄が愛されているお二人です。みんなこの前でも写真を撮っています。
空港の建物はこんな感じです。
空港も伝統建築です。中に入って日本円をブータンの通貨に両替する事ができます。ブータンの通貨単位はニュルタム(Nu=Ngultrum)と言います。入国検査→税関→荷物受取→ガイドさんと合流となります。成田やバンコクの様に一日に何本も飛行機が飛んでいるわけではないので、焦らず。 ゆったりブータンモードです。
旦那と私が到着すると、義理の姉家族がお出迎えに来てくれます。ひとしきり再会を喜んだあとは車に乗って、さぁ出発・・・・ではなく
いったん落ちつこ~タイム!
ということで次回は到着後のいったん落ちつこ~タイムについて書いていきますね。