第八回 ブータン女性の伝統衣装キラを作る!
こんにちは。今回はブータンの伝統衣装、キラのお話です。
ブータンでは、や市役所など改まった場所へは伝統衣装を着て、正装で行くことが決められています。
観光客は着なくても大丈夫です。
私は今後もブータンへ行くし、お寺にも市役所にも行くことがあるので、初めてブータンへ行った日の初日にキラを作りました。
ちなみに
男性が着る伝統衣装をは「ゴ」 といいます。
じんべい風?ゴは着物のように一枚布です。帯で腰の部分をきゅっと締めます。
腕の白い布はテゴといいます。安全ピンで留めています。
腰の部分で足元はハイソックスを合わせます。
一見誰も同じように着ていますが、帯の締め具合や着こなしに個性が出ます。
女性の伝統衣装は 「キラ」と言います。
(この写真で説明しますと)内側に着た赤い服はウォンジュ、青いジャケットはテゴ、下のスカート部分をキラと言います。
ブータンの女性は色のコーディネートが上手です。例えばこのキラは義理のお姉さんが選んでくれました。私は全く違う組み合わせで着ようとしていたのですが、「キラに青が使われているから、ジャケットは青が合う!」とおすすめしてくれました。言うとおりにして良かったです。
これは私の二着目のキラでした。
キラは街のお店でも作ることができますし、市場でも布を買って作ることができます。
ここからは初めてキラを作った時の様子です。
こちらはティンプーの市場。
布や民芸品が沢山。
この布にあのジャケットを合わせたら!
いやいや、今のバッグにはこっちの方が合うかも・・・!
選ぶのが楽しいです。
「これ!」「あれ!」とその場で買おうとしたら、主人と義理姉からストップがかかりました。観光客はお金を持っていると思われて、相場より少し高く売られることがあるとのこと。
「いいのが見つかったら教えて。」と言われ、たっぷり選んだあと義理姉が買ってきてくれました。
私は黄色のジャケットを着たかったので、義理姉たちにアドバイスを沢山いただき、こんな感じに組み合わせました。
試しに合わせてみると、できあがりがよくイメージできます。
スカート部分のキラにつけるベルトは、義理姉が街のお店へ行って仕立ててくれました。
ただ自分ではきれいに着れなくて大変。毎度毎度、義理の姉や妹に着せてもらいました。着物と同じく、着崩れると格好悪くてなんとも言えない。
ジャケットを合わせる部分にはこんな風にブローチを付けます。
ちなみに街の衣装屋さんはこんな感じです。
店の前のマネキンさん。
なるほど、こんな風に全身同系色でまとめるのも可愛い!勉強になります。
キレイな布が沢山!これは目移り。
ドット柄もあります。
定番柄。
これはパロ大学の新入生歓迎会に招待された時の写真。
キラとゴを着た人が沢山。
みんなカラフル!可愛いキラを着ている子がいると、
「ソレどこで買ったの?」と聞きたくなってしまいます。
ブータンへ行かれる方がいたら、是非彼らの衣装も注目してほしいです。
次回はブータンの嗜好品について紹介します。
タバコの販売が禁止されているブータン、その代わりにいつも彼らが噛んでいるものとは!
ではまた。