#18 私の運命を変えた男(ドイツに来た理由①)
いい女とは真逆に位置されていると、よく言われる女。
男に甘く、女に厳しい 女。
そう、私はそんな、男に甘く女に厳しいタイプの女子です。特にイケメンなら、尚更。
同じことされても、男の子だったら全く何も思わないけど、女の子だったらめちゃめちゃ腹立つ、そういうなんか分かんないけど単純かつヒモを製造しそうな女子。
それってきっと、「男性」は性別が違うから、分かりやすく「違う」生物という認識がしやすく、良い意味で(?)期待することが減るからだと思う。と、私は解釈している。(けど、そんな難しいことではなく、シンプルに「好きなタイプは男」と言われる性格が災いしているだけの可能性がかなり高い)
ー 私の運命を変えた友達がBonnに来てくれたよん ー
そんな今日、週末にベルギーに訪れてた友達が、帰り道にBonnに寄ってくれました!きゃーーーー!彼は、私が今このドイツに来た原因、というかinspiration与えてくれた人。
彼がいなかったら、私は今、本当にここにいません。
そうね、お察しの通り、世の中の男の人の顔のタイプをあえて4つに分けるとしたら、Justin Bieberのジャンルの顔立ちね。
ー 私がドイツに来るに至った経緯① ー
元々は、ウィーンに住む親せきとクリスマスを過ごすだけの予定だった昨年の12月。その月初に参加した10日間ただ瞑想のみをするというVipassana瞑想でたまたま出会った、ベルリン在住のかっこいいお姉さんに「どうせならドイツ来たらいいじゃん!合いそう!」という言葉にのせられて、ドイツに行くことにした。
でも、お姉さんは1月の2週目からじゃないと会えないらしい。
どうしよう。
12月半ばから2週間も過ごしたウィーンにだんだん飽きていた私は、大学2年生の時に1ヶ月行ったケンブリッジの語学学校であった友達に連絡してみた。「お正月会おうよ!」「OK!」で、ベルリンのホテルを予約。念願のお正月 w/友達 @海外だーーー!しかもイケメンの友達と!それが私の人生を大きく変える、この、運命の彼です。
しかも、なんやかんやで、彼の実家で、彼のご両親+彼のお兄ちゃん+お兄ちゃんの彼女+ママの兄弟家族で過ごすのにjoinしていいよという展開になり、ベルリンに予約してたホテルをキャンセルして、移動。3年ぶりの再会に本当に心躍った!
これが、その後のヨーロッパの旅と私の人生を大きく変える出来事になります。あんまり意識してなかったけど、今年は年越と共に、私の人生の第二章の序章が始まってたんだなあ。
ー 何が私を変えたのか ー
そうね。一言でいうと、彼らの生き方(the way of living with art)。
たまたまみんな弁護士というお家なんだけど、アートや建築のセンスも持ち合わせているFamilyだったので、お家が小さな美術館みたいで。急に来た、しかもただ2週間語学学校で一緒だった、3年ぶりに会う、日本からの女の子を快く受け入れてくれて、お正月を一緒に過ごし、可愛いゲストルームとラクレットのdinnerを提供してもらって、もう本当に幸せいっぱいでした。
そして1月1日の年越の瞬間には、ヨーロッパ恒例、馬鹿みたいにそこらじゅうであげる花火や爆竹を見に行って、カラオケバーで飲み明かし、語り明かし、朝帰り。翌日お昼すぎに起きると、彼が下でピアノを弾いている。
オリジナルではないんだけど、既存の曲を自分なりにアレンジしてメドレーにして、誰に聞かせるわけでもなく、自分の為に奏でるピアノ。これを聞いて、私は初めて、その小さな美術館みたいなお家で、
アートは、見世物ではなく、生き方なんだ
って、理解した。頭では分かっていたけど、自分事化したみたいな、そんな感じ。パって、この文章が頭に降ってきて、「oh this explains everything!!」的な、そんな感じだった。
それで、今まで「表現」することは、演技・ダンス・歌・ピアノでしかやったことなかった私が、彼に勧められて美術館に行くことになり、宗教画はなんか受け付けなかったから美術館とは疎遠だと決めつけていた私も、Modern/Contemporary Artは好きかもということが分かり、残りのヨーロッパ旅で行った9都市では(この時はベルリン行きしか決めたなかったんだけど)とにかく現代美術館巡りに勤しんだのです。多分20個以上行ったと思うこの1ヶ月の間に。
別に、上手/下手関係なく、表現することはもちろん誰にだって許されていることだし、「アーティスト」って特別な才能やスキルがなくても、そもそもみんなアーティストなんだなあって。それを許すタイミングがいつになるか、もしくはそのタイミングがこの人生で来るかどうかが違うだけなんだなあと。
きっとね、みんなタイミングだから、日本でもそういうことを理解できてる人って沢山いると思うんだけど、
教育や文化の影響でヨーロッパの方が「自立」している人が多くて、だから他人を「受容」する力もあって、他の人が何やっていてもOK、あなたと私が違うのもOK、という風潮があるから、より「自分らしく」いられる人が多くて、表現者も多くて、そう気づける人が多いんじゃないかと思う。生き方、way of livingが違うだけなんだろうなと。
(例えば毎回美術館行ったあとに、この絵好き?とか、ごはん食べた時に、頼んだのどうだった?とか感想聞かれたときに、「あなたは好みかもしれないけど、私はもっと○○な方が好き。つまりあんまり好きじゃなかった。むしろ嫌いかも。」ということになんの抵抗もない。だって好みは人それぞれで、質問している理由はその好みを知りたいからなんだもん。そんな人たち。)
そう、これが私が最初にドイツに足を踏み入れた場所で、今回ドイツに来ることを決めた最初のきっかけをくれたストーリー。こんな生き方をしている人たちがいる場所で生きることが、私がより私らしくいられることに繋がるんじゃないかって直感的に思ったんですね。
私がもしかしたらこれをスペインで経験していたら、スペインに来ていたかもしれないけど、それが「タイミング」だし、私はあの時にドイツであのお家で彼らとそれを感じたから、今ドイツにいます。(そして私はこれを「導かれている」と解釈します。だから、巷では「教祖様」と言われるのでしょうね。)
ー つまり、人生何が大事かというと ー
人生何があるか分からないけど、なんにせよ、とりあえず、つべこべ言わずに、イケメンの友達とは国境を越えても連絡を取り合うべきということかな。イケメンとは言わなくても、自分好みの顔立ち💛
と、ふざけているようで案外間違ってなくて、今日久しぶりに友達に会って、しかも大好きなイケメンな彼に会った私は、結構生きる気力を取り戻しつつあるので、良いことしかないです。
今年入って、同じ場所に住んでないのに、もう3回も、しかも違う都市で会えてる奇跡に、感謝です。
👆駅にお迎え行く前の、うかれぽんちなまりちゃんショット
毎日タイプの人とは会えない、そんな世知辛い人生だけど、頑張って生きていけばいいことあるよ。やっぱり、男女の力ってスーパーですね。それがこの世を世代を超えて存続・繁栄させてるんだもんな。
そして私の周りには、最近彼氏できたhappyな人も、アプリで頑張って出会いを重ねてる人も、勝手に失恋した気持ちになってるけど本当はそんなことない人もいっぱいいますが、みんな悩んでることは同じで、そして、私は元気です。
男に甘く、女に厳しい、女!上等じゃい!
じゃ、さようなら!
そろそろベルリンに帰って、仕事を探そう!