
3/5 中国の新型コロナ対策&上海情報(中国での防疫で活躍するボランティアたち)
日本では首都圏1都3県の緊急事態宣言が 21日まで、2週間延長表明されました。とりあえず、ワクチン普及まで、感染者が出ても医療機関が崩壊しない程度に抑えるということだと私は理解しました。経済を犠牲にしてまでも、ゼロコロナを敢えて目指さないことも社会実験の一つのように感じます。それぞれの国によって方針が違うわけですが、どんな手段にせよ、結果的に我々市民が安心して暮らせるようになれば良いワケです。できるだけ早く達成されることを切に願います。
ニュージーランドでは、「オークランドでは、経路不明の感染者が1人確認されたことを受け、1週間前からロックダウンが導入」だったそうですが、それも3/5についに解除されました。
3/5 発表 3/4 中国大陸新規感染者状況
◉市中感染確定0
◉海外輸入確定9(上海6 天津1 湖南1 広東1)
◉市中無症状感染者0
◉海外輸入無症状感染者12
◉死亡0
◉治療中確定例178(海外輸入167)
◉治療中無症状感染者255(海外輸入253)
◉治療中重症例1(海外輸入1)
◉隔離中濃厚接触者4,440
◉累計死亡4,636
全人代参加の5,000人あまりの委員は、国薬集団中国生物のワクチンを接種。国薬集団は現在、北京と武漢で2タイプの不活化ワクチンを製造。3〜17歳への接種もⅢ相試験を終え国の認可待ち。年間30億本の生産体制で世界最大規模になるとのこと。まあ、14億人の国ですからそれぐらいは必要です。この会社のワクチンは、私が接種したタイプでもあります。
3/5発表、3/4上海市
◉新規市中感染0
◉新規海外輸入6
【累計】
◉市中感染371 退院359 入院治療中5 死亡7
◉海外輸入1,437 退院1,404 入院治療中33
◉疑似0(市中感染)
◉疑似2(海外輸入)
◉医学観察中無症状感染0
◉最近の市中感染者発見初日2021/1/21
◉上海市で最後の市中感染者発見日2021/2/4
ボランティアの活躍
(現地HPより拝借写真)
日本からではなかなか信じてもらえないと思いますが、上海に限らず、中国各地の防疫対策で重要な役割を担っているのは実はボランティアなのです。日常生活でも感じますが、至る所でボランティアが活躍しているんです。上海市でもボランティア登録制度があって、20/12/31現在で520万人が登録されています。人口2,400万人のうち520万人ですから、結構な割合ですね。
特に、新型コロナの防疫活動に関与したいというボランティアが全体の四分の三を占め、続いてゴミ分類の協力などの志願もランクインしています。防疫対策ボランティアの活動は、住宅地入り口での検温当番、自宅隔離者への生活援助など細部に至ります。防疫活動に参加するボランティアは、必要な訓練も受けられる仕組みもありますし、防護服やマスクなども支給されることもあります。なので、結構本格的な活動なのです。
さらに、ボランティア活動に参加した時間も登録され、100時間〜1,500時間までランキングがあり、1★〜5★ボランティアの上海市からの認定制度もあります。このように、市民が積極的に社会活動に参加することで、新型コロナに対する防疫意識を高めるというのも一つの対策にもなりますね。
以上です。
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