相剣初心者が覚えること2選+おまけ
はじめに
マスターデュエルでは、初心者・復帰勢応援キャンペーンで相剣デッキをもらえるようになりました。
この記事では、相剣について紹介します。各カードの詳細な効果はMD上で確認できるので、この記事では大筋が分かるよう説明しています。
覚えること①テーマ性と重要カードの効果
相剣は、チューナー能力をもった「相剣トークン」を生成し、シンクロ召喚を行うテーマです。
トークンが星4、トークンを出せるモンスターが星4と星6であり、星8、星10のシンクロ召喚を得意とします。
(トークンの扱いに関しては、公式ルールブック(P.66)や遊戯王Wikiを参照すると良いでしょう)
メインモンスター
メインデッキに入るモンスターの内、以下の3種類は「相剣トークン」を生成する効果を持っており特に重要です。コストとして「相剣」カードまたは幻竜族を要求することや、シンクロ素材として墓地に送られた場合に発動する効果を持つことが共通点です。
相剣師-莫邪 星4(以下、バクヤ)
①:出た時、手札の(コスト)を見せて、トークンを特殊召喚
②:S素材時、1ドロー相剣師-泰阿 星4(以下、タイア)
①:場で発動、墓地の(コスト)を除外して、トークンを特殊召喚
②:S素材時、デッキから「相剣」か幻竜族を墓地に送る相剣軍師-龍淵 星6(以下、リュウエン)
①:手札で発動、手札の(コスト)を捨てて、自身とトークンを特殊召喚
②:S素材時、相手に1200ダメージ
また、「相剣」モンスターをデッキから特殊召喚できる白の聖女エクレシアが存在します。
白の聖女エクレシア 星4チューナー
①:相手の場のモンスターが自分より多い場合、自身を手札から特殊召喚
②:自身をリリースし、デッキから「相剣」モンスターまたは「アルバスの落胤」を特殊召喚
③:融合モンスターが墓地に送られたエンドフェイズに墓地から回収
メイン魔法
メインデッキに入る魔法の内、以下の2種類が特に使いやすく重要です。どちらも、通常時は「相剣」モンスターが効果範囲ですが、場にシンクロモンスターがいる場合は効果範囲が幻竜族モンスターまで広がります。また、除外された場合に「相剣」か幻竜族のレベルを1つ変更できる効果を持つ点も共通します。
龍相剣現
①:デッキから「相剣」モンスターを手札に加える
②:除外された場合、レベル変更大霊峰相剣門
①:墓地の「相剣」モンスターを特殊召喚する
②:除外された場合、レベル変更
メイン罠
メインデッキに入る罠カードの内、以下の1種類が妨害にも展開にも使用できる重要カードです。
相剣暗転
①:自分の場の幻竜族1体と相手の場2枚を破壊する
②:除外された場合、トークンを特殊召喚する
EX
「相剣」シンクロモンスターは3種類存在します。どれも強力ですが、星8のセキショウはサーチ効果を持ち、特に重要です。星10の2体は、汎用星10シンクロのフルール・ド・バロネスにお株を奪われる場合があります。
相剣大師-赤霄 星8(以下、セキショウ)
(①②のいずれか)
①:S召喚時、デッキから「相剣」カードを手札に加えるか除外する
②:墓地の(コスト)を除外し、場のモンスター1体の効果を無効にするフルール・ド・バロネス(以下、バロネス)
①:起動効果、場のカードを1枚破壊する
②:フィールド上で1度だけ、効果の発動を無効にし破壊する
③:スタンバイフェイズに自身をEXに戻し墓地の星9以下を特殊召喚する相剣大邪-七星龍淵
①:他の幻竜族S召喚時、1ドロー
②:相手の特殊召喚時、1体を除外し1200ダメージ
③:相手の魔法罠発動時、1枚を除外し1200ダメージ相剣大公-承影
①:除外状態のカード×100だけ、自身アップ、相手ダウン
②:効果破壊される代わりに墓地のカード1枚を除外する
③:カードが除外された場合、相手の場と墓地から1枚ずつ除外する
覚えること②展開ルート
バクヤ展開
相剣デッキにおいて最も基本となる展開で、バクヤの他に、バクヤになれる龍相剣現、白の聖女エクレシアでも同様の展開ができ、最大9枚採用できます。
バクヤ1枚初動と言われることもありますが、実際はコストが必要な組み合わせ初動です。バクヤによってドローできるため、セキショウと星10の2体を実質手札消費1枚で出したことになります。
バクヤ+コスト
→セキショウ+星10シンクロ+1ドロー
バクヤ通常召喚、コストを見せてトークン生成
2体でセキショウ特殊召喚
セキショウ効果でリュウエンを加える、バクヤ効果で1ドロー
コストを捨ててリュウエン特殊召喚、トークン生成
星10シンクロ特殊召喚
基本的にはバクヤによる展開を狙い、手札にコストが無い場合やバクヤを既に使用した場合はタイアによる展開を考えます。
おまけ①相性の良いテーマ・カード
相剣デッキを作る際、テーマの重要カードだけではデッキの半分くらいしか埋まらず、残りのカードをどうするか困るかもしれません。
コストとしても使用できる幻竜族のテーマ・カードが特に相性が良いです。
CPに不安がある場合は、レアリティの低い天威モンスター、SRで効果の強力な竜星シンクロモンスターを追加することをおすすめします。
その他の相剣カード
「相剣」カードなのでコストとして使用できます。
相剣瑞獣-純鈞 幻竜族星6、特殊召喚効果、S素材時除去効果など
軒轅の相剣師 魔法使い族星4チューナー、攻撃無効効果など
妖眼の相剣師 魔法使い族星8、EXモンスター破壊効果など
赫聖の相剣 通常魔法、シンクロがいるとき1枚除外効果、回収効果
瑞相剣究 通常罠、攻撃上昇効果、罠共通効果
憶念の相剣 永続罠、「相剣」除外効果、罠共通効果
天威
幻竜族テーマであり、メインデッキのモンスターは墓地効果を持つためコストとして適しています。
天威の拳僧をリンク召喚することで単体でも活用できる点や、1+7でセキショウを出せる点も良い点です。
天威側から見ると、「相剣トークン」は、効果を持たないモンスターなので天威モンスターの効果の発動条件を満たすことができます。
またEXにも汎用モンスターが存在します。
天威龍-ヴィシュダ 星7、除去効果
天威龍-アシュナ 星7、制約付きリクルート効果
天威龍-アーダラ 星1チューナー、除外から回収効果
天威の拳僧 リンク1、効果を持たない
天威の龍仙女 リンク2、幻竜族蘇生効果
天威の龍鬼神 星8シンクロ、除去効果と連続攻撃効果
アークネメシス・プロートス
強力な制圧効果を持った幻竜族モンスターで、龍相剣現によってサーチすることができます。
主に自身と同じ闇属性の特殊召喚を封じることができます。
アークネメシス・プロートス
場か墓地の3属性を除外して特殊召喚
①:効果破壊耐性
②:場にある属性1つを宣言し、その属性のモンスターをすべて破壊し、次のターン終了時まで特殊召喚できない
竜星
幻竜族テーマであり、様々なレベルのモンスターを擁します。
特にEXデッキのシンクロモンスターが強力な効果をもっています。
輝竜星-ショウフク 星8シンクロ、除去効果と蘇生効果
邪竜星-ガイザー 星7シンクロ、除去効果とリクルート効果
その他汎用星8シンクロ
バクヤが水属性であるため、ドラガイトを使用することができます。
手札が上振れた場合に追加の妨害として立てることができます。
魔救の奇跡-ドラガイト 墓地に水属性がいるとき魔法罠発動無効
PSYフレームロード・Ω ハンデス効果、リソース回復効果
強欲で貪欲な壺
初動を探せる2枚ドローが強く、10枚裏側除外は承影と相性が良いです。
強欲で金満な壺、金満で謙虚な壺は、初動確保のために採用される場合もありますが、バクヤのドローと相性が悪いです。
強欲で貪欲な壺 デッキ10枚裏側除外、2枚ドロー
強欲で金満な壺 EXデッキランダム6枚除外、2枚ドロー、ドロー不可
金満で謙虚な壺 EXデッキ6枚除外、6枚見て1枚加える、ドロー不可
烙印の気炎
相剣デッキにおいては、手札を2枚使い、白の聖女エクレシアを2回使用できるカードとして使用できます。(サーチ、エンドフェイズに回収)
初動をサーチできますが、単体では使用できないためこのカード自体が事故要因となることがあります。
また、対応する融合モンスターの関係上、魔法使い族である軒轅の相剣師や妖眼の相剣師などとも相性が良いです。
烙印の気炎
(①②いずれか)
①:手札のモンスターと対応する融合モンスターを墓地に送り、「アルバスの落胤」関連モンスターを手札に加える。
②:融合モンスターが墓地に送られたエンドフェイズに墓地から回収氷剣竜ミラジェイド 対応する幻竜族融合
赫焉竜グランギニョル 対応する魔法使い族融合、墓地効果あり
おまけ②各種ケア
相剣は、ある程度良い手札の場合に手札誘発をケアできることがあります。
しかし、まずは上記のバクヤ展開をできるようになることが最優先です。より強い相手と戦う場合やたくさん試合をこなす場合に以下のケアについても知っておくと良いでしょう。
無限泡影、エフェクトヴェーラー
バクヤに無限泡影などの無効系妨害を受けた場合、手札にリュウエンがあれば展開を継続することができます。
セキショウで相剣暗転を除外することで、トークンを生成します。
バクヤ+コスト+リュウエン(+相手の無効系妨害1回)
→セキショウ+星10シンクロ+1ドロー
バクヤ通常召喚、トークン生成効果を無効にされる
リュウエンを特殊召喚、トークン生成
バクヤとトークンでセキショウ特殊召喚
セキショウで暗転を除外する、バクヤ効果で1ドロー
除外された暗転の効果でトークン生成
リュウエンとトークンで星10シンクロ特殊召喚
原始生命態ニビル
バクヤとリュウエンの両方が手札にある場合は、先にバロネスを出すことでニビルをケアすることができます。
この場合は既にリュウエンを持っているので、セキショウのサーチが余ります、相剣暗転を手札に加えて妨害を追加することや、剣現を経由して幻竜族モンスターを手札に加えることなどができます。
白の聖女エクレシアの場合も、リュウエンで先にバロネスを出すことでケアをすることができます。その後、手札にコストが無い場合はタイアを使って星8シンクロをすることになります。
バクヤ+コスト+リュウエン(+相手のニビル)
→セキショウ+バロネス+1ドロー+サーチ
バクヤ通常召喚、トークン生成(1、2体目)
リュウエンを特殊召喚、トークン生成(3、4体目)
バロネスを特殊召喚(5体目、以降はバロネスでケア)
セキショウを特殊召喚
セキショウ効果で(暗転などを)サーチ、バクヤ効果で1ドロー
白の聖女エクレシア+コスト+リュウエン(+相手のニビル)
→セキショウ+バロネス+サーチ(+1墓地送り)
白の聖女エクレシアを召喚(1体目)
リュウエンを特殊召喚、トークン生成(2、3体目)
バロネスを特殊召喚(4体目、以降はバロネスでケア)
白の聖女エクレシア効果でタイアを特殊召喚
タイア効果でトークン生成
セキショウを特殊召喚
セキショウ効果で(暗転などを)サーチ、タイア効果で墓地送り
灰流うらら
セキショウのS召喚時、S召喚したセキショウと素材になったバクヤやタイアの効果がチェーンされます。この時、通したい効果をチェーン1にすることで灰流うららをケアします。
※「発動順の設定」を「する」にすることで、任意の順番でチェーンすることができるようになります。
例えば、セキショウの効果を通したい場合は、セキショウをチェーン1、バクヤやタイアをチェーン2に発動することで、灰流うららをセキショウにチェーンして発動することができなくなります。
チェーン3で灰流うららを発動された場合は、以下のように処理されます。
チェーン1の発動宣言:セキショウのサーチ効果
チェーン2の発動宣言:バクヤの1ドロー効果
チェーン3の発動宣言:相手の灰流うらら
~~チェーン3の効果処理:チェーン2のバクヤの効果を無効にする
チェーン2の効果処理:無効(ドローできない)
チェーン1の効果処理:カードを手札に加える
おわりに
今回は、相剣についてでした。
相剣は、遊戯王の様々な要素がバランスよく入った初心者に適したテーマだと思います。この記事が遊戯王を楽しむ手助けになれば幸いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?