医療職からみたAIサービス私的まとめ
もうAIなしで仕事は成り立たない
Chat GPTが一つのきっかけとして、「AIサービスの大衆化」が驚くべきスピードで進んでいます。勿論万能ではなくそれぞれに限界がありますし、しばしば誤りも認めますので、僕ら専門職はより一層気をつけて利用しないといけないです。しかしながら、特に「比較的気を使わなくても良い仕事」については圧倒的にAIに任せたほうが効率が良いですし、下絵を描いてもらうだけでも作業は楽に時短になるのは間違いないです。
もはやAIなしではやっていけないほどに。
まずは既存のサービスに乗っかる、利用する
私も全くの素人なので、基本的には開かれたAIサービスをただ利用するだけの立場です。それでも爆発的にサービス・アプリの数が増えていますので、この辺でよく使う・使いそうなものをまとめておこうと思いました。
1.Microsoft Edgeブラウザ
https://www.microsoft.com/ja-jp/edge?form=MA13FJ
いわずとしれたマイクロソフトの標準ブラウザチャットGPT機能が搭載され、ネットサーフィンしながら思いついた簡単な疑問を投げることができます。
2.Chat GPT
無料で会員登録(有料会員になるとスピード↑、GPT4が使える)
日本語も対応
ただし、情報漏洩の恐れや情報源不明(間違った引用もしばしば)、情報がやや古いなどの問題
スピーチ・例文作成や英文校正・パラフレーズ、など、下書き作成ツールとしては極めて優秀
Chrome拡張機能と合わせる(LINE AIも)と可能性はさらに広がる
3. Perplexity
アプリもある 。
会話型検索エンジン(英語>日本語)
Chat GPTと違い、いちおう情報源を元に回答し、その情報リソースも示してくれる(指定も可能) 。ただやはり情報漏洩のおそれ(個人情報は検索しない)。
4. Chat PDF
https://www.chatpdf.com/
PDFを先に読んでくれるAI
要約してもらったり、疑問に思ったことを聞くある程度ならPDFに回答がなくても答えてくれる(信用できるかどうかは検索が必要) 。無料版あり。
5.Gamma
テキストから勝手にスライド作成してくれるAI。おおむねアウトラインはつくってくれるみたい(これから活用してみたい)。
6. Scite Assistant
研究者向けに設計されたAI搭載アプリ(Char GPTの上位互換) 。
ただし有料(まだ使ってない)
7.画像生成AI
Stable Diffusion
DALL E2
Openjourney
番外編. Glass AI
患者の症状に基づき、診断や治療計画を提案するAI
まだ発展途上であるが、将来的に我々の大きな武器のひとつになるかもしれない。一方実臨床ではさまざまな不確実性が存在していたり、個々の思いや考え方も方針決定にはとても重要。こうした有用なツールを得て、逆にshared decision-making(SDM)がより重視される時代になってくると良いのだけれど。