#君の声が聴きたい 親としてできること
さっき、NHKのドキュメンタリーでグレタさんの活動の様子をまとめた番組を見た。
気候変動について訴え続けている方である。
ひとりぼっちの闘い と副題がうたれた番組であった。
行動を起こすこと、声を上げるということは、目立つことだし、批判めいた声も多く届く。
でもグレタさんは、訴え続けている。しかも、言葉を選びながら。自分の行動もよく考えながら。
それに賛同する人たちでストライキなどが行われ、世界の政治家等にその声が届くような行動を起こしているのである。
賛同する人たちがいるにも関わらず、「ひとりぼっちの闘い」なのである。
グレタさんの胸の内というのは、分かっているようで、分かっていない。
それは、賛同して一緒にストライキをしている人も、常に一緒にいる親でさえも。
番組で出てくる、グレタさんの表情、眼を見ていても明らかであった。
もちろん、番組なので編集で「ひとりぼっちの闘い」が伝わるように作成しているのは間違いないが。
私が、この番組で1番考えさせられたのは、親(父親)とグレタさんとのやり取りの一場面である。
親は、グレタさんほどの影響力のある、いわば世界の政治家等からは煙たがれる?存在である人が、外に出ることをとても心配していた。
何があるか分からないからである。暗殺事件だって起こりかねない。
親であれば、絶対にそうなってほしくないと願っている。
でもグレタさんは、「それでも外に出る」と話す。親の心配を重々理解した上で「それでも外に出る」と話す。それは、何をされるか分からなくて、家に留まっていることより、気候変動が起きていることに対して何もしていない自分が嫌だから。
少し話がズレるが、蒼井優さんが「誰といることも大事だが、誰といるときの自分が好きか」で結婚を決めたと話していたことを思い出した。
子ども自身が、どういう自分でいられるかを応援するのが、親の役目なんだろうと思う。
もちろん、こうしたい、こうなってもらいたいと親の願うところだ。
でも、子ども自身が「どんな自分でいられるか」「どういう自分が好きか」を感じられるように子どものことをよく見て、応援してあげられる、そんな親になりたいと改めて感じた。
番組では、親とグレタさんがぶつかり合うことを多くあった。悩むことも多くあった。
だから、上記のサポートは簡単なことではない。
社会で生きていく以上、批判も受けることも覚悟しなくてはいけないし、できることとできないことに悩むことも出てきてしまう。
そんな葛藤をグレタさん一人に背負わせないようにする、そんな親の心模様が見られた。
繰り返しになるが、自戒の念を込めて、もう一度。
子ども自身が「どんな自分でいられるか」「どういう自分が好きか」を軸になるように。
そんなことを特に強く感じた番組でした。
あと、気候変動の問題を一般市民が、自分ごととして捉えられるかの私なりの考え、そしてこう行動していくよということを次回まとめたい。