伝わる伝え方〜言えばいいってもんじゃない〜
もうタイトルが結論なんだが、言えばいいってもんじゃないよねという話である。
当たり前のことなんだけど、自分のこととなるとそう思えないことが多い。客観視することが大事ってことは前にもnoteにまとめたことがあるので、省略します。
「言えば伝えるわけではない。」
このことをもう一度頭に刻みたい。
そのことを思い返させてくれる出来事が最近2つあった。
1つは、Voicyで西野亮廣さんが通訳の人の話をしていたことから。
この話は、乱暴にまとめてしまうと「その土地の言語を話せるだけでは伝えたいことは伝わるわけではない。プロは通訳の依頼をしてきた人のことを調べに調べ尽くし、どういう思考をする人なのかを理解する」
いうことである。
まさしく、日本語を話せるだけで、正しい日本語を話せるだけでは、同じ日本人である相手に、伝えたいことが伝わるわけではないのだ。
正しい文法≠伝わる である。
何を伝えるのかの軸を定めて、
タイミング
口調
例え話
などなど
を伝える内容によって使い分けることが大事である。
2つ目に、パートナーとの他愛もない話から。
パートナーが勤めている会社の上司が、細かくて何でも伝えたがる人だというのである。
コロナ対応はもちろん、
上司のさらに上の管理職からの伝達事項をそのまま伝える。
補聴器を付けていて、このことをされると困ることなど、自分の身体的ハンデも含めて、細かく伝えようとする。
伝えることは間違っているとは思わないが、
「言えば伝える」と思っていませんか?と思うのである。
コロナ対策で伝えるべきことはやはり言うべきだと思うが、上司として考えていることを全て伝える必要はないと思う。
だって、自分たち(部下)に関係ないことを言われても、話を聞こうとする余計な容量を使ってしまうのだもの。
上司のさらに上の管理職からの伝達事項も同様で、伝達事項の中で吟味をして、部下に伝えるべき内容を決めて話してほしいところである。
耳が聞こえづらいことも、困ったタイミングで少し怒り気味で伝えるよりも、皆んなの耳が傾いているタイミングで伝える方が伝わるのではないでしょうか。
要するに、「伝わる=腹落ちして理解する」なのかなとぼんやりと思うところである。
相手が腹落ちするのは、自分の利益を度外視して、相手がプラスになることを重要視する「卓越論」という考え方が大事なのである。
そんなコミュニケーションをとれるように日々の会話やっていきたいなと強く思う。