Blog|リモートでチーム合宿やってみた
こんにちは。mctの景山です。
今年の9月28日(月)・29日(火)に、ユニット1のメンバー5人でリモート合宿をやってみました。
【合宿の動機】
合宿を実施した動機は、以下の3つでした。
①人が集まる意味・価値について考えてみよう
②ワーケーション体験をしてみよう
③普段落ち着いて考えることができない中長期的な目標について考えよう
①は新型コロナウィルスの流行によってオフラインで人が集まることが容易でなくなり、オンラインの活用と代替が広まる中、あらためて「人と直接会う」ことがもたらす意味と価値についてチーム全員でじっくり考え、議論したいと思いました。
②のワーケーションとは、「ワーク」(労働)と「バケーション」(休暇)を組み合わせた造語で、観光地やリゾート地でテレワーク(リモートワーク)を活用しながら、働きながら休暇をとる過ごし方のことです。私たちもこのコロナ禍で注目度が上がってきているワーケーションを体験してみよう!でも密は避けなければ…ということで、メンバー一人ひとりが別の場所に滞在してオンラインで集まるという形式をとることにしました。
③は合宿一般の動機かもしれませんが、目先の数字や成績にとらわれず、長い目で見てメンバーやチームが本当にやりたいことを話し合おうという目的がありました。特にコロナ禍において、PCのカレンダーの画面を見ながら、1週間〜1ヶ月の予定ばかりを意識して視野が狭くなりがちというメンバーの危機感もありました。
【合宿当日で行ったこと】
1日目の午前は、メンバーそれぞれが滞在している場所の紹介から始めました。滞在先は完全に個々人が自由に選んだので、リゾートホテルの1室や京町屋など、場所選びにも個性が出て面白かったです。
続けて、メンバー個々人が関心を持っているトピックについて事前に調べてまとめ、「夏の自由研究発表」という形で他のメンバーに発表しました。こちらもふだんはなかなか知ることができない他のメンバーの関心に触れたり、さらに深い考えを知ることができたりして、刺激的でした。
1日目の午後は、ユニット1が運営している「Playful NetWork」の現状診断と、直近のイベント〜半年後を見据えた行動計画をデザインしました。こちらは11月6日(金)に、同志社女子大学名誉教授の上田信行先生が運営する奈良・吉野のneomuseumから、オンラインイベントとして生中継いたしました。(当日のアーカイブ映像は記事の下からご覧いただけます)
これからもプレイフルなことを真剣に企画していきますので、どうかご期待ください!
2日目は、「オンラインツールの使い方」「オンラインでのディスカッションがうまくいく方法」「ワーケーションの効用」「リアルで集まる必要性」などのテーマでディスカッションし、アイデアを出し合いました。このうち「オンラインツールの使い方」と「オンラインでのディスカッションがうまくいく方法」については、今回合宿を行った「5人」という数が、実はオンラインで議論するにはちょうどいいのかも、という意見が出ました。というのも、オンラインツールの画面共有を行いながら、全員の顔を一覧表示できるレイアウトが下の画像のようなものなので、6人を超えると表情がわかりづらくなるかもしれないということでした。
【リモート合宿を終えた感想】
リモートでの合宿をやってみた感想ですが、ポジティブなものには「普段とは異なる環境に身を置くことで、かえって仕事が捗った」「2日間ずっとミーティングだった割には疲労をそんなに感じなかった」というような意見がありました。座る場所や見える景色が変わるだけでもかなり気分が変わるので、ホテルの部屋を借りる場合は、テラス席など客室以外の空間も利用できるところを選ぶのがいいかもしれません。
逆に反省点は、意外とランチでした。今回は各自が滞在場所のお店に行ったので、結局ひとりぼっちになってしまいました。写真を送りあったりはしたのですが、もう少し食事の時間を楽しくする工夫が必要だと感じました。あとは、ワーケーションといいながら「ワーク」の比率が多くなったこと。もう少し散歩や散策の時間を増やし、「バケーション」の比率を高めてもよかったかもしれません。
とはいいつつも、転んでもただでは起きないのがmctのいいところ。今回「まずはやってみた」経験を生かし、企業のリモートワークショップや合宿のサポートメニューをブラッシュアップします。ご関心をお持ちの方は、どうぞお気軽にお声がけください!
【PlayfulNetWork1106
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