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Watch the Sound

ポップ界のスーパープロデューサー マークロンソンのAppleTV番組

「サウンドを語る(Watch the Sound)」が夏休みにオススメ!

マーク・ロンソンといえば、エイミーワインハウス、アデル、リリーアレンらをプロデュースし、グラミー賞も受賞してるミュージシャン兼プロデューサー兼DJな万能アーティスト。

ビートルズファン的には、ショーンレノンの幼馴染で、ポールとナンシーの結婚式のDJ、ポールのアルバム「NEW」で「NEW」「アリゲイター」をプロデュースした人。

が、現代音楽手法を、①オートチューン(ボーカル自動補正)②サンプリング③リバーブ(エコー効果)④シンセサイザー⑤ドラムマシン⑥ディストーション(ギターエフェクト)の、6つのエピソードに分けて深掘り。

代表曲、メジャーアーティスト、先駆者たちの生の声を聞きながら、音楽ってこうやって作られてるんだ‼️こんな風に新しい音が生まれるんだ❣️ってドキドキ💓ワクワク🤗がとまらない💖

ポールマッカートニーの出演は、エピソード①②④。

①オートチューンでは、ボーカルを機械補正できてしまう技術について

オートチューンも否定しない。もし自分の歌がイマイチなら使っちゃうだろうねジョンレノンが生きていたら、虜になったと思うよ。夢中で遊んだだろうな。

と、寛容とプライドがあい混ざったコメント。

ジョンの息子ショーンも、

(ジョンがソロで)エフェクトを多用したのも、もっといい声にしたかったからテクノロジーに関しては、ビートルズも父も常に最先端を走っていた。オートチューンにも飛びついたはず。

マークとジョンソロ「ホールドオン」にオートチューンを掛けて遊ぶ様子が楽しめます。(ショーンのイタズラな表情がめちゃくちゃジョンっぽいのでオススメ!)

マークがオートチューンで遊んだ曲がイイ🎶


②サンプリングでは、元祖サンプリング手法として、トゥモローネバーノウズに使ったサンプリング音と、ストロベリーフィールズフォーエバーのイントロが話題に。

トゥモローネバーノウズのカモメの声について、

当時住んでいた恋人(ジェーンアッシャー)の家に屋根裏部屋があってね、そこにテープループを置いていた。あのカモメの鳴き声は、僕の声なんだ。(テープループを曲のバックグラウンドに流して)フェイダーで挿入した。僕は天才だ。

と、楽器音でテープループを作り、速度を変えてサンプリングする様子を紹介。



④シンセサイザーのエピソードでは、

YMOやクラフトワークがシンセサイザーを使うずっと昔、シンセサイザーの先駆者であるデリア・ダービーシャーに電話をかけて会いに行った話や発明家のロバート・ムーグにカリフォルニアからはるばる来てもらって実演してもらった話を披露。

シンセサイザーは当時、夢の機械で超高額だったけど、僕も手に入れていろいろ試しては一日中楽しんでた。そのうち『曲も作らねば』と気づいた。楽しすぎて、曲づくりは二の次さ。
僕はマックスウェルズシルバーハンマーに使った。仕上げるのにすごく時間がかかったよ。みんなにイラつかれた。『なんだよ、僕は頑張ってるのに』と。でも音はよくなったし、やってよかった。僕がモーグを使った初の曲だ。かなり時間はかかったけどね。

で、番組中で披露したムーグのリフを使って曲にしたのがこちら


番組を通して見てみると、今日の音楽に使われている技術の多くが、ビートルズ、特にポールが60年代にかじったことのある技術ってことがわかる。

なにげないポップソングに最先端技術を組み込んで来たからポールだからこそ、今でも新しい音楽を聴いて、新しい音を追求していられるんだろうなーと。


最後に番組中からポールさんらしい名言をご紹介

(どんなに技術が)進化しても、過剰にはならないと思う
自分がどうであれ、進化は続く。だったら波に乗ってしまえ


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