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ニッキーホプキンズとビートルズ
伝説のセッション・ピアニスト、ニッキー・ホプキンズの軌跡を、時代とともに振り返る音楽ドキュメンタリー「セッションマン」が9月6日から公開です!
ローリングストーンズ、ビートルズ、フー、キンクスといった60年代UKロックのトップバンドたちと軒並みレコーディングを行ってきた陰の伝説的ピアニスト!
「ビートルズ」とのレコーディングは1曲にとどまるものの(十分だけど!)、解散後のジョン、ジョージ、リンゴ、ポール全員のソロアルバムに参加している数少ないミュージシャンでもあります。
というわけで、ニッキーホプキンズが参加しているビートルズおよびメンバーソロ作品のプレイリストをつくったのでかいつまんでご紹介🎶
・ローリングストーンズ「ウィラブユー」
いきなりストーンズ!(笑)
ニッキーの印象的なピアノで始まるこの曲は、ジョンとポールが参加している唯一のストーンズの曲。そして2人がニッキーに初めて出会ったのがこのセッションと言われています。
・ビートルズ「レヴォリューション」
ニッキーが参加している唯一のビートルズ楽曲。曲を盛り上げる重要なピアノですね。でもクレジットされてません。さすが天下のビートルズ。
ジョンとポールはニッキーがお気に入りだったようで、ゲットバックセッションでも「キーボードを入れようか」というくだりで「ニッキーホプキンズとか」「ニッキーホプキンズとか?」ってポールが3回くらい聞く場面がありますが!最終的に参加したのはジョージ推薦のビリープレストンでした。
・ジョンレノン「ジェラスガイ」
そんなこんなのうちにビートルズは解散してしまい、1972年ニッキーはジョンのソロアルバム「イマジン」でピアニストとして大活躍しています。アルバムのほとんどの曲に参加しているニッキーですが、やっぱり印象的なのはこの曲でしょう。
このアルバム全体を包み込むジョンの優しい雰囲気を、ニッキーのピアノが助長している気がします。
・リンゴスター「ユアシックスティーン」
元ビートル全員が参加して話題となったアルバム「リンゴ」にもニッキーは複数曲で参加。リンゴのカントリーちっくな陽気さをステキに表現してくれてます。
・ジョージハリスン「ギブミーラブ」
結構ヒットしたらしいアルバム「リビングインザマテリアルワールド」のほぼ全曲でジョージはゲイリーライトとニッキーをダブルキーボディストに起用しています。なんて豪華な!ってかジョージの「リビング〜」とニッキーのソロアルバム「The Tim Man was a Dreamer」は並行で製作が進められ、平日はジョージ、週末はニッキーって感じだったそうです。
・ジョンレノン「ノーバディラブズユー」
ヨーコと別居中に製作したウォールズアンドブリッジズにもニッキーは参加。ジョンがニッキーを好きだったんでしょうね。70年代のジョンソロにニッキーのピアノは不可欠ですね。
・ポールマッカートニー「ザットデイイズダーン」
70年代前半はジョンジョージリンゴのソロに軒並み参加していたニッキーですが、その後はご無沙汰になり、いきなり80年後半になって「フラワーズインザダート」に参加!この映画の中ではニッキーがウイングスのオーディションを受けたという話も出てくるそうです!
ゲットバックセッションでの印象が強いせいかもしれませんが、ニッキーをビートルズ中で誰よりも評価していたのはポールじゃないかという気がします。ただウイングスにはリンダがいたし、他の元メンバーとの絡みが多すぎて声をかけづらかったんじゃないかと。
唯一無二のニッキーのピアノを引き出すポール楽曲って感じがします。
・ポールマッカートニー「セイムラブ」
フレミングパイ期のシングルカップリングとしてこの曲が公開されたのはニッキーが1994年に亡くなった後でした。ポールとしてはトリビュートの意味があったのでしょうか。
ぶっちゃけ、曲の出来をニッキーのピアノが食って、、ませんか🎹
🎹60年代UKロックの中心となった全てのバンドと絡み、個性豊かなビートル4人全員のソロ作品に参加してその味わいを深くしてくれたニッキーのピアノは凄すぎる! 映画公開が楽しみです🎞️😊