ビートルズの新曲がやってくる! (4) Now and Then
ビートルズの新曲ネタが公表されてから4日?
新たな事実の発表もないのに、こんなに書くことがいっぱいあるのは、、ビートルズならではでしょうか。ポールのほんの一言に踊らされる世界中のファン。今回も目一杯踊らされます!笑
これまでの記事はこちらで🙌
さて、今回は大本営の新曲について深掘りします!
・BBCの推察
このシリーズの「(2)BBCが語る真相」の繰り返しになりますが、BBCは新曲を「ナウアンドゼン」と推察し、その曲の背景を以下のように紹介しています。
✔️ポールは曲名を明かしていないが、1978年のジョンの作品「ナウアンドゼン」だと推測される
✔️1995年アンソロジープロジェクト「再結成」時に取り上げられた曲である
✔️ 前年にポールはヨーコから「ポールへ」と書いてあったいくつかのデモテープを受け取っていた
✔️アンソロジープロジェクトではその中から「フリーアズアバード」「リアルラブ」の2曲がリリースされた
✔️当時「ナウアンドゼン」にも取り組んだが、中止された
✔️プロデューサーのジェフリンは「サビはできていたがバースがなく、バッキングトラックも録音したが完成に至らなかった」と語っている
✔️ポールは後に、ジョージが「ジョンのボーカルがクソだ」と言ってやめたと語っている
✔️デモにはアパートで録音したことによる雑音がおおく入っていたことも指摘されている
✔️2009年に雑音が入っていないデモがブート市場に出回った。このデモは盗まれたもので1995年時点では入手できなかったと言われている。
✔️ポールは近年この曲を仕上げたいと繰り返し語っていた
・ナウアンドゼン、8つの逸話
BBCの背景解説はファンの方なら結構知ってる情報が多いかもしれません。
そこで今回は、ファンでも知らないかもしれない!BBCが語っていない、ナウアンドゼンの8つの逸話を取り上げます!
これは、呑み屋語りで使えますよ!そんなんされたらウザいけど!🤣
✔️アンソロジープロジェクトでは「Now and Then」「Miss You」「I Don’t Want To Lose You」などのタイトルで取り組まれた。
いずれも歌詞から引っ張っているタイトルです。ポールは「タイトルがよくなかった」と話したことがあるので、ジョンがつけたタイトルが「I Don’t Want To Lose You」、ポールがつけた仮タイトルが「Now and Then」「Miss You」でしょうか。
✔️アンソロジープロジェクトの2曲目として取り上げられた
アンソロジープロジェクトの「3曲目」として語られることが多いナウアンドゼンですが、当初は2曲目に取り上げようとしたようです。で、おそらくうまくまとまらなかったので、リアルラブを先に仕上げ、もう一度トライしたけど結局お蔵入りになった、ということでしょう。
✔️ジェフリンらがワーキングテープを作るためにもっとも時間をかけたのがナウアンドゼン
ワーキングテープは、ジョンのデモテープから雑音を取り除いたり、テンポ調整をして、スリートルズにレコーディングに前向きになってもらうための事前作業だったわけですが、やはり雑音が多いと言われるだけに、この曲に一番労力がかかったようです。
✔️ポールのスタジオで2度取り組んだが、いずれも中断となった
ワーキングテープ作成後、ポールのサセックスの自宅にあるスタジオでポール・ジョージ・リンゴのみんなで取り組んだようですが、いずれも中断となりました。取り組んだ日は、1994年6月22日と1995年3月20日と言われています。リアルラブのレコーディング日程とあってるかな?
後でも書きますが、この時ジョージのギターやコーラスがある程度は録られているようです。
✔️ヨーコはビートルズファンにとって「ジョンを失った悲しみを癒す曲」になると考えていた
え、そこまで考えてデモテープ選んでるんだ!Aマイナーでメランコリックな歌詞のこの曲。尚、ジョージ亡き後改めてリリースの話が出るのであれば「もう一度考えなければいけない」とヨーコは話していたそうです。
✔️ミュージカル「レノン」に「I Don’t Want To Lose You」のタイトルで使われている
これが、ヨーコがこのタイトルを著作権登録したきっかけなのかなあ?
✔️ジョージが乗り気じゃなかった、とポールが言っている
ジョージが「クソだと言った」とか「乗り気じゃなかった」と言われていますが、プロデューサーのジェフリンですらジョージから直接言われたわけではなく、「ポールから、ジョージがやりたがっていないと聞いた」そうです。「ポールが言ってるからそうなんじゃない?」と笑うジェフリン。実はポールがお蔵入りにした張本人だったりしてw
✔️ジョンのポールへのさいごの言葉
1980年12月に殺害されたジョンが、生前最後にポールと言葉を交わした際、ポールに言ったのが「たまには僕のことを思い出してくれたまえ、我が旧友よ(Think of me every now and then, my old friend)」だったと言われています。
そう、この曲のタイトルが、ジョンの言葉に入っているのです!
ビートルズ最後の1曲が、ジョンがポールにさいごに送った言葉になるのでしょうか。出来すぎたストーリーだけど、涙なく語れない物語になるでしょう。
・デモ音源を聴いてみよう
曲の背景について振り返ったところで、やっぱりデモ音源を聴いちゃいましょう!
ネタバレ嫌ーって方は聴かないでね♡
まずは、ジョンのオリジナルピアノデモ。
BBCの記事中にあった、2009年に出回った音源だと思います。
第一印象、曲の構成複雑じゃない?
そして、オールバージョン
「オールバージョン」が何を指すのかわかりませんが、これがポールのスタジオでで試行錯誤した音源なのでしょうか。
この動画は11年前にアップされており、ジョージっぽいスライドとか、コーラスとか、ポールっぽいアレンジとか満載です。ジョンのボーカルも結構キレイになっている部分もあります。パーツによっては完成度がかなり高い部分もあるので、全体がそのレベルを維持したらかなりいい曲になるんじゃないかと!
もしこれがホンモノなら、そのうち消されそうなので、今のうちに堪能しておきましょう!(笑)
・ナウアンドゼンではない可能性は?
BBCの推察通り、新曲が「ナウアンドゼン」という前提でここまで取り上げてきましたが、他の曲の可能性はあるでしょうか?
✔️グロウオールドウィズミー
ヨーコがポールに託したデモテープの4曲目です。
しかし、当初からスリートルズは取り上げる気がなかったこと、またジョンソロとして、ジョンレノンアンソロジー(ジョージマーティンのオーケストラアレンジ付き!)やミルクアンドハニーのボーナストラックとして収録されているため、これが改めてビートルズとしてリリースされる可能性は低いように感じます。
直近では、リンゴがソロで取り上げてましたね!ベースはポールです。
・オールフォーラブ
アンソロジープロジェクトで手掛けかけた、マッカートニー/ハリソンの1曲!
めちゃくちゃ興味はありますが、今回の新曲は1曲のみっぽく、ジョンのデモを使っているのは明確なので、、ないのかなあ。。
・その他に
何かあるかなあと考えてみたのですが、
✔️ジョンのデモを使ってる
✔️ジョージの音源が残ってる
✔️ポールが前向き
という条件をクリアできるのは、やっぱりナウアンドゼンだけかなあ
さて、そんなこんなを話していたら、ショーンが新曲についてちょっと情報を出してくれました!
次は、ショーンのコメントを取り上げる、、かも😝
そういえば、以前アンソロジープロジェクトの1曲目「フリーアズアバード」について書いてたのでリンクを貼っておきます。この曲のアレンジの変遷は今回の新曲の参考になるかも?