時には開き直ってみる

先週、以前働いていた職場の私の後任者と友人２人の４人でランチをしました。皆、働いている部署は異なります。

後任者の話によると、毎日残業続きなのだそうな・・・。

ちなみに、私がこの職場にいる頃は、忙しいながらも残業はほとんど無し。

（一体、どうなっているんだ？）

更に詳しく話を聞いてみます。

すると、やらなくても良い様な仕事に膨大な時間を費やしている様子。

仕事が恐ろしく丁寧過ぎるのです。

そして、間違いを恐れるあまり、作成した書類を何度もチェックしているのだそうです。

最近、書類のある項目を見落としたために、社員から、激しく叱責をされて、相当凹んでしまっていました。

でも、この社員も悪いのです。自分も、ちゃんと書類を見ていなかったのですから・・・。

「自分のした仕事が正しいのかどうか不安で、眠れません！」と後任者。

ある程度、専門知識が必要な仕事です。

本来なら、１年は先輩に付いて仕事を教わる必要があると思われます。

しかし、どこの世界も余裕がありません。

私からの引継ぎは、１か月程。とても、可哀想です・・・。

私も、今の職場での引継は、たったの２日しか用意してもらえませんでした。私の前任者も呆れていました。

しかも、仕事の難易度は、前職とは比べ物にならない程高いものでした。

私の後任者の気持ちは、痛いほど分かります。

でも、私の後任者は、まだ私に質問することが出来ます。

私の前任者は、メンタルをやられて、今だに体調不良。

とても、質問出来る様な雰囲気ではありません・・・。

引継ぎが不十分で、後任者がメンタルをやられて退職。

そして、次の後任者もロクな引継を受けられない。

また、メンタルをやられて退職。

変な、負の連鎖が始まります・・・。

もう、こうなると、余分な仕事は出来るだけ切り捨てて、ある程度腹をくくる必要が出てきます。

「きちんとした仕事をさせる体制を構築していないボスが悪いもんね！」

「間違ったら、ボスに謝らせるもんね！」

近頃、厚かましくなって、開き直りの境地です（笑）。