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you're my headliner



Followが終わって、いよいよ6月に入った。
振り返ってみると、私頑張ったんだな…なんて思ったり。まぁ頑張ると言っても傍から見ると頑張ったと称えるほどのことでもないのかもしれないが。まぁそこは置いとくとしよう。

幸せだー!って、口にしたのはいつぶりだろうか。
心も身体も文字通り満たされていて、力が充満している感じ。19日のヤンマースタジアムのオンラインストリーミングを観ながら、これでもかと思うほど幸せに満たされていた。雨の中遊ぶSEVENTEENの輝かしさたるや、雨のせいで時々ボヤがかかったように見えるのも、両手を広げて空を仰ぎながらも時々雨に打たれるホシくんの姿に、なんだか泣きそうになってしまったのは言うまでもない。

眩しいな、と たった一つ。


足跡

私が今回入ったのは25日の日産スタジアム初日。
慣れない飛行機に乗って2回目の羽田空港にドギマギしながら、道順を間違えないよう常にマップと睨めっこ。
また、SEVENTEENに連れてきてもらった。

"会える"という感覚はいつまで経っても慣れないもので、スタジアムを目の前にした時ですら、まだ実感がわかなかった。今から私ここに入るんだ…みたいな感覚。

今思い出しても、なんだか不思議な気分になる。

後ろを振り返ってみた時、私を連れてきてくれた全ての過程に有難うと思ってみたり、一年前の私のことを考えてみたり。誰にも会うことなく一人だった一年前のLOVEの時から、今じゃ会える人達ができていることに私自身がびっくりしてしまう。あの時から変わらないことも多いけど、その分変わったところも多い。当たり前だけど、一年という長くも短くもない時間を経て、私自身の変化に少しばかり嬉しくなってしまう。


一直線

ステージに立つホシくんを見ると奮い立つ。
正に全身全霊。突き刺すような鋭さで、音と一体になってリズムに身体を委ねていたかと思えば、一つ一つに息を吹きかけるようにして歌っていたりする。
カメラの前で愛嬌を振りまいてみたり、たくさんのハートを飛ばしてみたり、私はそんな君を眺めながら眩しいなってまた思った。

孫の孫の代まで自慢になりそうです

その一つ一つに意味があるかのように言葉を紡いでくれることが嬉しくて、顔を綻ばせながら光の粒を見つめているホシくんの姿が、ずっと頭の片隅に残っている。

手を伸ばして、真っ直ぐに声を出して、心を鷲掴みにされて、私こんなに幸せでいいのかななんて思って。

自分の目で、耳で、身体で、SEVENTEENと同じ瞬間を過ごしたんだと帰り道で今更ながらに感じた。


星になる

26日は生憎会場には入れなかったものの、会う約束をしている人達がいたので会場に向かった。ずっと会いたかったホシペンさんに会えて少しお話をしたのだけど、別れ際のこんな言葉が印象に残ったのでここに記させてほしい。

星になってきます

あぁ、そうか
私、昨日星になれたのかも、って。

ホシくんの見つめる先々にたくさんの人達がいるように、その瞬間その空間にはたくさんの星々たちがあるんだ。
そんな星のひとつに、昨日私はいたんだなって思った。

そんなホシくんは会場を見渡しながら「宇宙みたいだ」と感嘆しているのだから、きっとその瞬間、私たちはホシくんの星だったんだと思う。


headliner

headliner が始まる前、ホシくんが伝えたいと言って話してくれた言葉を噛み締めている。

すべてのCARATの皆さんには、悩みだとか辛い事情だとかいろんなことがあると思います。
僕達もそうなんです。
でもこの公演の中だけでは、そんなもの僕たちが吹き飛ばしてあげたいです。

なんだろう
上手く言えないけど、この瞬間私の中の何かが溢れて止まらなくなった。各々の事情を抱えながら今日ここまで辿り着いたように、それぞれにそれぞれの在るべき場所があるように、疲れた心を忘れさせてくれるようにして楽しみ方を教えてくれるホシくんが眩しすぎて、私本当に救われたんだよ。ホシくんのその言葉が本当に嬉しかった。

皆さんを必ず幸せにしてあげます
Because You're my headliner ですから

例えると、暗い夜の道の中、家までの帰路を照らしてくれる街灯のような、そんな感じだ。

会う前のドキドキも、終わってからの多幸感も、憂鬱だと思う明日が昨日へと変わっていっても、その全部が今の私を形成しているもので、何一つ失っていいものじゃないんだ。辛さも苦しさもその中にある小さな幸せも、全部。

自分の最も深い泉から
最も新鮮な
生命の泉をくみとる
一個の人間でありたい

「一個の人間」 武者小路実篤

この詩のように、生きるという過程において、毎日何かしらの新しさをインプットしていく日々だけど、深く根付く私の中の種を絶やすことのないように、ただずっと大切に大切にしていけたらどれだけ良いだろうか。


追記

締め方としてはいくらなんでも雑すぎるだろうとは思うけど、まぁそこは大目に見て欲しい。

駅にある広告を観るのが初めてだったのでドキドキした。
電車を降りて階段を上って次の場所へ向かう最中、たくさんの人だかりがあって何事かと思い足を止めたら、SEVENTEENが出てきてびっくりしたのも思い出だ。
あちこちがSEVENTEENで溢れかえっていて、なんだかものすごく不思議な気持ち。私いつもライブに行く度不思議な気持ちになってる気がする。

こういう時にしか使わないICカードを握りしめたのも、歩き疲れてできた靴擦れも、初めて食べた一蘭も、一緒に連れて行ったタムタムも、フォルダを見返す度に頬が緩む。


言い訳がましい言葉が次々と出てきそうなのが怖くて、最近は考えること自体を放棄していたような気がする。
生活の中で、自分自身との距離感を上手く掴むことの難しさを痛感する日々だ。じりじりと壁が狭まっていく。

そんな中での Follow again だったわけだが、とにかく多幸感がすごい。普段から一喜一憂の幅がデカすぎて、心がそれについていけない事も多いけど、何度振り返ってみても「幸せ」の言葉に限る。何気なく出る言葉ではないけど、一度口から出た音はずっと私の耳に残っていて、あの日私から溢れ出た「幸せ」がまたどこかのタイミングで戻ってきてくれればいいな。


私の幸せの一つにホシくんがいて、SEVENTEENがいることを、この日初めて知った。

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