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ゆるく18禁 カンパニー松尾さんのこと

TSUTAYAの奥のコーナーに進む。

1000円4枚のDVDを借りて、

それから自堕落な自己中心的な時間をすごす。

パッケージの写真との落差に唖然としたり、

グッと来るところも無く終わりになったり。

大概は早送りになるのだけれど・・・

そんな繰り返しの中、浜辺に落としたガラス瓶のように

心の中にとどまって、引っかかって、気になった作品があった。


大体のそれはバイクで高速を飛ばす風景に喜怒哀楽の独り言がぽつんぽつんと

文字になって表れては消えてゆく。そんな作品だった。

そのバイクの行き先はDVD出演希望の女性の住んでいる街だ。

高速の風景だけじゃない。

喫茶店やうどんや、カレーショップのテーブルにカメラお置きっぱなしにして、作者自らも被写体となる。

それは女性とのまぐあいでも変わらない。全身をさらけ出している。

その人こそカンパニー松尾さんだ。

暗い部屋で一人モニター越しに自らも被写体となっている松尾さんを見たとき

「あ・・・これは本物だ・・・仮に嘘でもいいけど・・・なぜか心地いい」

と、絡み合い汗を流す松尾さんを見てそう思った。


僕にとっての松尾さんは、風と優しさとユーモアだ。

それは、この都市に暮らす単身者を癒すキーワード。

どこかへ当てなく行ってしまいたい。

どこかで知らない人と知り合ってみたい。

できたら切ない恋がしてみたい。

そんな願望を本当かどうかはわからないけれど、

DVDの中でいつも体現してくれる。


なんでこの人は映画を作らないのか??

と長年思っていたけれど、やっと作ってくれた。


劇場版 テレクラキャノンボール2013

https://twitter.com/company_matsuo


いまだにやらない人生の俺もやってみようかと思ってしまう。

ひとつだまされたとおもって見に行ってください。


ここにいる人はどっちかって言うとサブカル系でしょ?

特に女子!!

知らなきゃもぐりだぜ。


平野さんの監督失格もいずれ・・・







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