【マーケティングキャリア講師紹介】オプト(デジタルシフト) 部長:脇僚平さん
xこんにちは。「現役マーケターから直接学べる!」マーケティングのオンラインスクール「マーケティングキャリア」の佐々木です。
2ヶ月の講座はカリキュラムに沿って進められていきますが、オンラインでの講義では講師陣の現在進めている案件の話や過去の実例などを織り交ぜながら講義が展開されていきます。
なかなか表では聞けないようなリアルな話などが聞けるのはライブ形式で開催されるマーケティングキャリアならではと好評です。
(↑実際の講座の様子)
今回は株式会社オプト(デジタルシフト)のソーシャルメディアマーケティング部 部長であり、マーケ戦略コースやLP制作コースの講師を担当して下さっている、脇僚平さんをご紹介します!
こちらの内容は、8月6日に開催された「講師とランチ会」の内容を文字おこししたものになります。
第9回紹介講師:脇僚平さん(脇さん)
脇僚平
2012年 株式会社オプト(デジタルシフト)入社。SNSコンサルタントとして、ソーシャルメディアやLINEを活用した企業のマーケティング支援に従事。 2019年 ソーシャルメディアマーケティング部の部長に就任。ソーシャルメディアを用いたマーケティング戦略の立案をはじめ、サービス開発に従事。広告主企業に向けて、SNSマネージャー養成講座にて登壇するなど、広告主企業のソーシャルメディア人材の育成も支援している。
株式会社デジタルシフトはこちら:https://digitalshift.co.jp/
脇さんのTwitterはこちら:https://twitter.com/ryohei_waki/
脇さんの経歴
佐々木)脇さん、本日はよろしくお願いいたします!脇さんがどのようなお仕事をされてきたのかを中心に、お話いただければと思っております。
脇)承知しました!それでは資料を使いながら、自己紹介させていただきますね。
脇)自分は2012年に新卒で、インターネットの広告代理店である株式会社オプトに入社しました。
他の会社さんで言うと、サイバーエージェントさんやセプテーニさんなどがインターネット広告市場で名を連ねていると思いますが、オプトはどちらかというと「お客さんの黒子になる」というイメージが強いですね。あくまで主役はお客様で、僕たちはその黒子となってマーケティングのお仕事をします、というスタンスです。
またこれまでは「オプト」という冠で広告代理店の印象が強かったのですが、デジタルの普及によって働き方や働きやすさが増えてきた中で「デジタルを使って世の中の課題解決をしていこう」と、2020年にホールディング全体を「株式会社デジタルホールディングス」というまさに度直球な名前に変更しました。
広告だけでなく、世の中のデジタルシフトをしていくことで成長を志す企業さんを支援する。そういった意味では、サイバーエージェントさんとは違う路線を行き始めているのが最近の傾向です。
(画像引用:https://digital-holdings.co.jp/philosophy/vision)
脇)その中で私はオプトに入社してからずっとソーシャルメディア周りを担当しています。
入社当初は訳わからないくらい、とにかくシャカリキ働いてました(笑)。今からは考えられませんが、10年前の当時は「量で仕事を身につける」という筋肉質な考え方もあったので、依頼されたことにはとにかく答えたり、先輩がくれた仕事はプラスアルファをつけて返すなどを繰り返していた結果、今のようなリモートワークになってもオンオフがわからないくらい家で仕事をしてしまうような性格の人間になりました(笑)
佐々木)「ソーシャルメディア部」は全てのソーシャルメディアを扱う部署なのですか?
脇)そうですね、その時のタイミングや時代で注力しているメディアは変わるのですが、専門部署があるLINEを除き、それ以外のソーシャルメディアは基本的に全て扱っています。今はTwitterやInstagramが多いですが、時代の流れ的にTikTokやPinterestも多いですね。
ちなみに入社当時はそれこそサイバーエージェントさんのサービスである、アメーバブログもコンテンツマーケの1個としてやってもいい、という会社のスタンスでした。お客様のやりたいことや解決したい施策が一番で、そこに対しては手段を問わず色んなソーシャルメディアを使っているので、結果幅広く色んなソーシャルメディアに関わり続けています。
脇)またマイナビ出版さんの「Web Designing」で「SNSマーケティングは顧客体験の場」というタイトルで寄稿させてもらったりもしています。
当時はまだ「SNSマーケティング」というと、自分たちのお店に来てもらうための集客の場に使う、というイメージが多かったのですが、「今からはInstagramで集客だけでなく接客できる時代になってますよ」という内容をお伝えさせていただきました。
佐々木)こちらの寄稿が2019年とのことですが、この時点でInstagramの一方的な発信ではなく、関係構築としての役割を伝えているのは早いですよね?
脇)そうですね、それこそ、今この会社に所属させてもらっているからこそ寄稿できた内容だと思っています。
日本はアメリカのマーケティング手法が遅れて入ってくるのですが、その辺りの情報が社内には早めに入ってくるので、当時も一早い情報発信ができたのかな、というところはありますね。
どういう仕事をしているか
脇)幅広く色んなSNSをやっているのですが、主にお客様に提供しているのはこの3軸です。
一つ目がSNSコンサルティング。というと抽象的になってしまうのですが、企業アカウントのコンサルティングをしたり、運用のリソースがない大企業さんの運用の代行も受託しています。あとは最近でいうと、美容部員の方やアパレルの販売員の方が自分のアカウントで発信して店舗集客するケースも非常に増えているので、そういう企業発信だけでなく従業員発信もどうですか?という戦略を立てたりも行っています。
また、まだまだ大企業や中小企業の方は「この発信していいんだっけ?」とSNSリテラシーがなかったりするので、SNSってもっとこうやって使うといいですよ、と使い方のコンサルティングをしたりもしています。
二つ目のUGCマーケティングは、主にはユーザーが作ったコンテンツ、つまりは「クチコミマーケティング」をの設計をしています。三つ目のコミュニケーションPRはキャンペーンやユーザーとのコミュニケーションの設計、あとインフルエンサーを使ったPRなどを主に行っています。
オプトの仲間が描かれた本たち。「本屋さんで見つけたら平積みのところに置いてください(笑)」と脇さん。
最近の事例
脇)最近の事例から、外に出してもいいですよというものを紹介しますね。
こちらは茨城県の自治体のお仕事です。茨城の魅力を伝えていくネットチャンネルの一環で、「茨ひより」というVTuberの開発や運営を行っています。モーションキャプチャーの制作なども全てプロデュースした結果、広告費をかけずに累計広告換算費が2億円規模の露出となりました。
また自治体が先立ってこういう取り組みをしたことでWBSやおはよう日本などに取り上げられたのも嬉しかったですね。
この取り組みが直接的に功を奏したのかは分からないのですが、茨城県は県の魅力度ランキングで下の方だったことが多かった中、今年なんと42位になったんですね。茨城県の方々だけでなく、ネットを通じてその他の地域の方にも茨城の魅力が伝わったのは、成果として頑張ったねと社内でも話しています。
脇)またメガネのJINSさんもお客さまで、JINSスイッチという、メガネとサングラスを簡単にスイッチできる商品のプロモーションでお声がけいただき、ストーリーズを使った投稿キャンペーンを実施しました。
当時も「写真投稿してください」はあったのですが、ストーリーズだったら気軽に投稿できますよね、というところでユーザーの参加ハードルを下げることができました。Instagramのストーリーズを使った投稿キャンペーンは、世界初だったと自負しています。
またGIFスタンプも制作・登録して、実際にJINSスイッチの擬似体験をストーリーズ上でできるように設計しました。このことによって新商品のプロモーションもできましたし、顧客体験にも繋げることができました。またこのGIFスタンプは300万viewを超し、成功した事例となっています。
後半は「Instagram運用の対局感やアルゴリズム、こうするといいですよ的な王道パターン」についてお話しいただきました
その後の時間では、脇さんに「Instagram運用の対局感やアルゴリズム、こうするといいですよ的な王道パターン」について贅沢にレクチャーいただき、参加者からの質問にもお答えいただきました。
参加者の方からも多く質問いただいたので、いくつか抜粋してご紹介いたします。
質問:そもそもフォロワー数が少ない場合は何から始めたらいいですか?
回答:まずは自分からフォロー、いいねしていくことが大切です。
・同じようなアカウントをフォローしている人をフォローする(フォローすると好意を返してくれる人もいるため)
・競合でも一緒に頑張ろうとフォロー、いいねし合う
・競合をいいねしている人をフォローする
など、まずはご自身でできることからフォロワーを増やしていくのがおすすめですね。
質問:最新のソースは何から確認するといいですか?
回答:今はさまざまな会社がInstagramのnoteなどを出されているので、それをチェックするのもおすすめです。また公式のアカウントからも情報が出ているので、フォローしてチェックするのは大切だと思います。
質問:キッチンカーのInstagram運用で良い方法はありますか?
回答:今はキッチンカーもインスタの運用が大切な時代になっていると思います。まず今日はどこにいるかを伝えることが大事ですよね。
また、成功しているアカウントを真似したり、その方の「人となり」を発信することも大事なポイントだと思います。
質問:専門ライター講座を行なっているのですが、上手なInstagramの運用方法はありますか?
回答:マガジンスタイルのコンテンツにするのがおすすめです。その中で、ライティングのハウツーを教えて見込み顧客を獲得していくのが良いかと思います。
質問:有効なハッシュタグはありますか?
回答:ハッシュタグ検索ツールの「ハシュレコ」がおすすめです。
これは1個のハッシュタグで類似のハッシュタグが出る便利ツールなので、上手に使っていくとハッシュタグを考えるのが早くなります。
ハッシュタグを使うとフォロワー以外のリーチにつながるので、毎回変えて変化を見るのがおすすめですね。
内容や質問への答えなど、当日の実況中継ツイートはこちらのモーメントでご確認いただけます!
https://twitter.com/i/events/1423495265512615939
マーケティングキャリアは「自身のスキルや能力開発したい志の高い方にお勧め」
佐々木)脇さんが感じている、マーケティングキャリアの魅力を教えてください。
脇)大小さまざまなサービス責任者やフリーランスの方が参加されてるので、意見交換できるワークタイムでの学びや気付きが多いと感じます。
短期間でマーケティングの基礎を学びながら仲間とともに成長を志すコミュニティとしても魅力的だと思ってます。
佐々木)どのような人に特におすすめだと思いますか?
脇)企業のマーケティング責任者の方や推進・実行者はもちろん基礎からマーケティングを学べますし、自分で考えて手を動かすことが必須なので、自身のスキルや能力開発したい志の高い方にお勧めです!
佐々木)最後に、受講を迷っている方に一言お願いします。
脇)短期間で凝縮された講座だと思います。自分や近しい人たちの思考だけに縛られず、色々な刺激が待っていると思います。ぜひ一緒にマーケティングについて学んでいきましょう!
マケキャリでは、無料面談を随時実施しております!
脇さんも講師を務めるマーケティングキャリアでは、随時無料面談を受付しております。
コース選びや学習方法の相談だけでなく、どういった成果やアウトプットが出せるのか、どんな人たちが通うのか、など気になることは何でもご相談ください。
また、今回脇さんにお話を伺ったようなランチ会や、マーケティングキャリアの講師陣に質問ができる相談会、またマーケ戦略を集中して考えられる「マケキャリCAMP」も開催しており、2ヶ月の講義が終了後もマケキャリコミュニティを引き続きご利用いただけます。
みなさまとお会いできること、楽しみにしております!