6849 日本光電工業 IR説明会メモ (24.02.20)
日本証券アナリスト協会主催の個人投資家向けIRセミナーに参加してきました。アナ協では初めてですがIRフェアには積極的に参加している企業なので若干見知った企業です。
事業
医療機器メーカー。AEDで国内トップシェア。売上国内7割。海外への成長目指す。
業績
2020、2021年度は、生体情報モニタでコロナ特需あり。今年度でやや落ち着く見込み。
株主還元では配当は減配はしない方針。
中期経営計画
2024/3月期はPhase 1の最終年度。来期からのPhase 2は今年3-5月に開示予定。2030年までの長期目標は営業利益率15%、海外売上高比率45%（現状は3割程度）。
安定収入である消耗品・サービス売上高比率を50%まで持っていきたい。利益率は他と変わらないとのこと。
質疑応答
Q. 診療報酬改定の影響どうよ？そろそろ状況分かるべ？
A. 診療報酬改定は全体でプラス0.88%査定、設備意欲はプラス
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後で機関投資家の質疑応答を確認したんだけど「医療 機関の設備投資意欲に大きな変化は見られない」とあって言ってることちゃうやんけってなったよね(´・ω・｀)
Q. 中計のPhase 2の売上目標はどんな方向で？
A. 今年3-5月に開示予定、売上は国内は一桁安定成長、海外は一桁後半から10%あたりを目標としたい
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医療機器市場全体の成長は大体5%程度。利益率は高いけど高い売上成長ではないかなあ。
Q. 海外はどの地域に注力すんの？
A. 米国
米国は世界全体で4割の市場を持っている。ここで認められることで世界でのシェアを高めていきたい。顧客満足度に強み。乗り換え需要を取っていきたい。
中国を始めとする新興国は人口増加しており市場としては魅力が高い。上海に工場と販売店を持っている。直近では腐敗防止運動(反腐敗運動)の影響を受けており、景気動向にも影響されているが現状、シェアは小さいので業績への影響は少ない。
今後の絞殺
国内で医療機器を成長させるのは難しいように感じました。世界全体の成長も5%程度なのだからこれに遅れを取らない程度に国内を伸ばし、海外でどれだけ伸ばしていくかが課題ですかね。
消耗品がストック収入として機能しそう。利益率は他と変わらないそうなのでここを伸ばしていきたいとは言ってました。
直近、バリューアクトが大量保有報告書を出してきてたんで、奴らからなんかアクションないんか？って聞きたかったんだけど時間切れ。IR担当が対応していたんで、まあ面白い回答は得られないとは思うけど、次の機会に聞いてみたい。嫌な顔したら笑うｗ