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4920 日本色材工業研究所 IR説明会メモ (24.08.01)

日本証券アナリスト協会主催の個人投資家向けIRセミナーに参加してきました。今回、個人投資家向けIR説明会は初めてのことでしたが、分かりやすい説明でした。


事業

化粧品のODMメーカー。ODMは、OEMと異なり製品の企画・設計開発・製造まで請け負う。化粧品ブランドを見る限り、大手メーカーの大半と付き合いがある模様。

化粧品ODM・OEMとは
「黒子」として、皆さまの化粧ニーズに貢献(B to B to C ビジネスモデル)

業績

上期は受注好調により、1Q決算と同時に上方修正を開示。

下期は受注の沈静化により業績はやや弱含むとのこと。受注から製造までのタイムラグがあるとのことで下期の業績はほぼ現段階の受注状況で確定するらしい。事業に興味がない進捗率投資()組には注意が必要かもしれない。

2025年2月期 通期連結業績予想(2024/7/11改定)

中期経営計画

2026年度の売上目標200億円。

コロナ直前に生産能力増強(つくば向上第三期拡張)を行ってしまい、一時期かなり不味い財務状況になってました。この増強部分の稼働率が上がることで直近の成長は確保できる強みはあろうかと。まだまだ生産余地は残ってる。

中長期事業戦略ビジョン —2030年に向けて—

今後の絞殺

化粧品業界の景況感に左右されやすいビジネスモデルではあるものの、それにしても予想PER 7.83倍、PBR 0.86倍(23.08.19現在)は安く放置されすぎのように感じています。自己資本比率 20%台なのは課題とのことでした。直近、大きな設備投資は考えにくそうだったので、コロナ前の設備投資の痛みを癒す収益フェーズにいるとみています。

今後の成長は海外メーカーの取り込みとのこと。海外と国内の比率は国内メーカーの輸出分もあって正確には判断しにくいとのとこですが実感では1:1程度とのこと。今後の成長は海外メーカーの取り込みとのことですが、現時点では手が回っていないそうで、海外の方が分量が大きい分、売上成長に寄与しやすいとみているようです。

今の社長(COO)は創業者の会長の娘さんだそう。会長は80歳、社長は49歳。代替わりは上手く行ってそうな感じは受けました。

優待の化粧品は、事務所の女子に渡したら素晴らしい商品だと好評でしたと伝えたらメチャクチャ喜んでました。自社製品を褒められて気分を悪くする経営者はいませんよね(*´ω`*)

参考資料