12月14日「お隣に座らせてくれた人」

空港からのリムジンバスに乗りました。

時間の関係で、私が一番最後にギリギリ乗り込むことになりました。
本来は一つあとの便に乗るつもりだったのに、
バスが待っていてくれたというありがたい事実があります。

よかった!

そう思って、バスに乗り込んだら・・・
私の座る場所を見つけるのは至難の業でした。

正確には、たくさんあったのです。
でも、私が乗り込まなければ、とても綺麗な整列状態だったのです。

高速バスは2列×2。
前から後ろまで、窓側に1人ずつ、綺麗に人が埋まっていました。

通路側に座っている人はゼロ。

そう、私はどこかの通路側に座る必要がありました。

うわー、やりにくい。

みんな、もう発車直前だから、このまま一人で快適で、
何なら荷物を隣の席に置いてくつろいでいるのに。

うー、今さら降りるわけにもいかない。

どこか奇跡的に窓側空いていないかな。

空いていない。

うろうろして、でも、覚悟を決めて、

「すみません、いいですか」と最後列の女性の隣に座ったのでした。

ごめんなさい、ごめんなさい。
私があなたの立場だったらすごく嫌だったと思う。

もっと混んでいて、通路側にもみんなが座っていたら
こんなことは思わなかったけれど・・・
偶然とはいえ、均衡を崩した自分が本当に嫌になりました。

でも、座ってしばらくしたら、隣も気になることなく、
おかげさまで目的地まで快適でした。


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