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ニューオーリンズのジャズフェスに行こう 2023 その3〜ジャズフェスのステージ紹介〜

ニューオーリンズ現地時間の3月28日(日本時間3月29日未明)にThe Cubes(タイムテーブル)が発表されました。私の組んだスケジュールを紹介しようと思ったのですが、まずはステージ紹介をする記事を書いておきます。


ジャズフェスの会場

ジャズフェスは毎年、普段は競馬場である会場内に大・小10以上のステージが用意されます。私も全部のステージを紹介する自信はないので、比較的大きなステージについて書いていきます。シャトルバスも出ていますが、RTAのバスや路面電車で移動するのが楽だと思います。

主なステージ紹介

(2023/04/03 追記)
公式の会場マップを見ながら読んでいただくと、よりイメージしやすいと思います。


Festival Stage (旧Acura Stage)

※2024年08月24日追記:コメントでご指摘いただき、「日産自動車」→「ホンダ」に修正しました。

会場内でも(観覧エリアが)最大の広さのステージです。2000年から2019年の50周年までは日産自動車ホンダの北米ブランドAcuraの名前を冠していましたが、再開した2022年からは日産が協賛から降りてしまった様で、Festival Stageとなりました。2019年までは後方に仮説スタンドがあって、座って観ることも出来たのですが、2022年に再開したときには無くなっていました。コロナ禍でジャズフェスも2年連続で中止になりましたので、もしかすると資金繰りの問題があったのかもしれません。

ジャズフェス最終日、このメインステージのトリは2012年までは毎年、Neville Brothersが務めていました。Neville Brothersが活動休止状態になった2013年からはニューオーリンズの"New King"とも呼ばれるTrombone Shorty & Orleans Avenueが務めるのが恒例となっています。

Festival Stage
2019年、旧Acura Stage後方の仮説スタンドからの眺め。

Shell Gentilly Stage

2番目に大きなステージ。ニューオーリンズにGentillyという地域があり、そこから名付けられています。元々は単にGentilly Stageでしたが、2022年からジャズフェス全体も支援しているシェルの名前が付きました。(日本では昭和シェル石油が有名ですが、すでに会社解散してしまいましたね。)

2017年の最終日にはAcura StageでTrombone Shorty、Gentilly StageでThe Metersと頭を抱えるスケジュールが組まれていました。Art Nevilleは既にあまり弾いておらず、甥っ子のIvan Nevilleがほとんど代わりに弾いている状態ではあったものの、オリジナルのThe Metersが揃った姿を見れたのは大切な思い出です。

2017年 The Meters @ Gentilly Stage

Congo Square Stage

3番目に広いステージ。フレンチ・クォーターのすぐ近くのCongo Squreから名付けられています。コンゴ・スクエアに集まった黒人奴隷たちの演奏からジャズが誕生したと言われています。

主観でしかないのですが、比較的に大物のR&B、HIPHOPアーティストはこのステージになることが大きい気がします。Earth, Wind & FireもKool & The GangもChaka KhanもGladys KnightもこのCongo Squre Stageで見ました。

Congo Square Stage

Jazz & Heritage Stage

エリアは小さめですが、おすすめのステージです。ニューオーリンズ特有のマルディグラ・インディアンやブラス・バンドも多く出演していますので、ニューオーリンズを感じたければ、ここに行くのがおすすめです。

Jazz & Heritage Stage

Sheraton New Orleans Fais Do-Do Stage

いわゆるFais Do-Do。こちらも規模は小さいものの、個人的に大好きなステージです。サディゴやケジャン・ミュージックのアーティストが多く出演しますので、こちらもニューオーリンズらしさを感じるには良いステージです。(Fais Do-Doという言葉自体がケジャンのダンス・パーティーのことを表しているそうです。)スケジュールが空いたら、とりあえずJazz & HeritageかFairs Do-Doに行けば、良い音楽が流れてると思います。他のステージと比べても踊っている観客が多いステージです。

Fais Do-Do

Blues Tent

4〜5月でもかなり暑いニューオーリンズ。丸一日、野外ステージにいると熱中症になりかねません。そんなときに立ち寄るのがテント系のステージ。William BellやMavis Staplesなどソウル系のアーティストも多く出演するステージです。

Blues Tent

その他

他にもWWOZ Jazz TentやGospel Tentもおすすめです。Jazz Tentでは日本で聞いたらかなり高額チケットになるジャズメン達が演奏してるのですが、とにかくジャズフェスは身体が足りなくて、上に挙げた5ステージを周ってると時間が足りなくなるのが常です。

まとめ

ざっくりステージの紹介をさせていただきました。でも、実際ジャズフェスに行ってみて、好きな様に観るのが一番だと思います。そんなに期間を空けずにThe Cubesの個人的な要チェック・アーティストも紹介していきたいと思います。


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