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ジャガーとのやくそく

作 アラン・ラビノヴィッツ
絵 カティア・チェン
訳 美馬 しょうこ
アメリカ図書館協会 シュナイダー・ファミリーブック賞
2015年 Best Children's Book受賞

動物を愛し、動物を守りたい。
子どもの頃に、動物園のジャガーにそう約束した彼は
話すときに出てしまう障害を乗り越えて夢を叶える。

少年時代の障害に対しての悩み、悔しさ、孤独を分かち合ったのが
彼の飼っている数々の動物たち。
彼らは何も話さないが、個性という言葉を彼に教えたのだと思う。
そして言葉以上に態度や行動が大切だとも教えたのだと思う。
彼は悩みながら少しずつ成長していき、
彼が大学生になったときに優秀な先生と出会い、
話すことを克服できるようになった。
やがて、彼はジャングルに入り、大好きなジャガーの研究をして、
ついに居心地の良い場所を見つける。
さらにそこで愛する動物たちのために大きな行動を起こし、
子どもの頃の約束を果たすことができたのだ。
この物語が伝えたいことは、
障害に克服したことだろうか。
両親の思いやりだろうか。
彼の功績だろうか。
動物愛だろうか。
信念だろうか。
愛だろうか。

全てだと思う。
人間は孤独の存在ではないと大いに感じられた。


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