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実体験によるアーユルヴェーダのライフハック【運動/外耳炎】

最近、忙しい中で人体実験の結果、アーユルヴェーダのあれやこれやのライフハックを発見したので記しておきたいなと思い。
今回は、二つのテーマをお届けします!

【その1】アーユルヴェーダで言う「適度な運動」とは

アーユルヴェーダでは激しい運動はまったく勧めておらず、
万人に勧められるのは散歩、と言うような感じ。

これは、運動嫌いの私にとってはうれしいのだが、
「適度な運動」の具合がむずかしい。

アーユルヴェーダの適度な運動の基準は…

  1. 体力の半分ぐらいの力を使う

  2. うっすら汗をかく

  3. 心拍数が少し上がる

  4. 喉が渇く

  5. 軽く息が上がる など

日常的にジムなどにも行かず、自主的に運動しない私(水のエネルギー多めタイプあるある)からすると、日常的な自転車に乗る、歩く、程度でも「運動だよね?」みたいに自分に甘い判断をしてしまうのです。

ところが最近、この条件にぴったりあった状況が見つかって!
これだ!!!と。

それが…

「電動アシスト自転車を40分以上こぐ」

実は、8月下旬から1か月ほど短期のバイトに行っていて、そこが公共交通機関を使うと不便な場所でして。
自転車なら40分強で行ける!とGoogleさんが教えてくれたのと、時給はいいけど交通費が出ないとのことだったので、これは自転車で行こう!と。

そして、仕事の内容自体はデスクワークで座りっぱなし。
行き帰りに体力を使っても問題ないなと言うわけです。

しかも幸運なことに、ちょうど電動アシスト自転車をゆずってくれる!と言う友だちが!!!
なので、普通のチャリなら厳しいかもだけど、電動自転車なら行けるはずー!!と、すぐに譲ってもらうお願いをして、防犯登録などもしなおし整備に出して準備。

で、初出勤から、がっつり自転車通勤を初めてみると…
めっちゃ楽じゃないですか!
漕ぐのが楽なので、全然疲れないんですよ。すごい!

でも!
体は動かしてるから暑くなるし、喉も乾く、うっすら汗もかく!!
漕いでるときはあまり感じなくても、信号で止まると、ちょっと息も上がる感じで。

うおおお!!!
これはまさに、アーユルヴェーダが勧める適度な運動じゃないかー!!!と感動しました。

実際に、行きと帰り、40分以上の自転車こぎで、めっちゃ体調良くなりました。
デスクワーク1日8時間なら肩とか背中の張りとかつらくなりそうなのに、全然なかったし、毎朝快便で、たまにでる股関節や立ち上がるときのひざの痛みなんかも出ず。

完全に完璧に、ちょうどいい運動だったと感じてます。

ペダルをこぐ負荷が少なく、でも漕ぐという作業自体のある程度の継続っていい運動になるんですね。
と言うことは、ジムにある自転車こぎマシーンみたいなのもちゃんと意味があると言うこと。
漕ぐ負荷をかけるよりも、軽い漕ぎ具合で有酸素運動としてある程度の時間続けてやるのがいいのだろうと想像しています。

バイトが1カ月で終わってしまうってなったとき、バイト以上に、このいい運動習慣は途絶えてしまうことの方が残念で。
次のバイトも、チャリで行ける範囲のところがいいなーと考えてます。笑
それか、チョコザップとか行く?

【その2】外耳炎にオイルは効かない?

私は、ついつい耳かきしてしまう人で、
京都の竹小物屋さんで買ったお気に入りの耳かきがいつも見えるところにおいてあり、ちょっとかゆいと思うと手に取ってしまいます。

そのせいで、耳かきし過ぎによる耳垂れ(体液が出てきて耳の中が濡れている状態)にもなりやすくて。

そうなるとなるべく触らないようにすることで自然回復をうながすんだけれども、治りかけでまた触ってしまって、結果、何カ月も治らず耳鼻科に行く、と言うことを数年に1回ぐらいは繰り返しています。笑

やりすぎがちなのは分かっているので、全然強くやったり、長くやったりしないんですよ。
でも、頻度の問題なのかなあ。
痛みとか全然なくても、気づくと耳の中が濡れてて、あー!やった!みたいな感じ。

これって「外耳炎」の状態なんですよね。


耳オイルは風のエネルギーを鎮静する

アーユルヴェーダではカルナプラナと言って、耳の中にもオイルを入れて鎮静する療法があります。

耳は風のエネルギーの住処なので、風が悪化すると耳の中が乾燥したり、落ち着きがなくなったり、眠りが悪くなったりします。
風の軽くて乾燥した症状を鎮静するには、重くてしっとりしているオイルケアがピッタリなんですね。

私も耳かきを使ったときにガリガリと固い感じがしたり、耳が乾燥しているなーと思ったら、オイルをつけた麺棒でふきふきしたりします。
そうすると鎮静されて落ち着くだけでなく、乾燥して固まってた耳垢がとれやすくなったりしてスッキリするんですね。

ただ、外耳炎で濡れてることで「かゆみ」が出てくると、オイルは合わないんです。
たぶん乾燥による「かゆみ」ならオイルでもいいのだろうけれど、
もともと「かゆみ」って主に水のエネルギー(重くてしっとり)の症状だったりもするので、オイルだとむしろ重さを助長してしまうため、フィットしないだろうと言う予想はしつつも、何度も外耳炎症状になっているので、その都度、いろいろ実験してみたんです。

でも、やっぱり効かない。

耳垂れと言って薄い膿のようなものが出てきたときに綿棒でふき取った後、粘膜の保護になるかな?とオイルを塗ってみたり、
耳鼻科に行くほどひどくなる前の状態では、無理ない範囲でいろんなパターンを試してみたんですが、オイルがプラスになったことはほぼないです。

オイルの種類も、単純に太白ごま油だったり、普段顔に使っているモリンガ油だったり、ナーラーヤナとかダンヴァンタリタイラみたいなだいたい何でも使えるやつとか、いろいろやってみましたがどれもイマイチ。

まあ、触らないのが一番ってことか、と最近は、だまってかゆみに耐えることにしていました。笑

で、最近、忙しかったせいなのか、先週末ぐらいからまた耳垂れが…
最初はいじらず我慢していたのですが、ついついまた実験欲が出て、あるオイルを試したところ今までと全然違う効果が!!!

樟脳入りのオイルが効いた!

ちょうど1年前、私はアーユルヴェーダの本格的なデトックス療法「パンチャカルマ」を受けるために、1か月インドに行ってまして。

その時、入院していたクリニックで治療途中に五十肩っぽい違和感を感じたんですけど、その時にいただいたこのオイル。

成分を調べたら樟脳入りで。
樟脳っていうのはクスノキが原料で、湿布の匂いがする、昔のたんすの虫よけなどにも使われていたもの。
カンファーと言われて医薬品にも使われてます。

アーユルヴェーダではカルプーラと言い、筋肉や関節の痛みや皮膚の問題、吸入して呼吸の問題などに用いられるもの。

インドでの入院時、もちろん肩にも塗ったんですが、当時、虫刺されに悩まされていた私はカンファーを調べて、痒みや虫よけになると言う効果を信じ、手足にもグイグイ塗ってまして。
塗るとスーッとするミントのようなスッキリ感もあり、かきむしっていた虫刺されがマシになったんですよね。

なので、外耳炎のかゆみにももしや?!
と思いつき、試しにひどかった右耳だけ塗ってみたんです。

まず塗ってみたら、スーッとする!を超えて粘膜にちょっと沁みる!
痛いってほどじゃないのだけれど、やっぱり粘膜が傷ついてたんだ~ってことが分かるレベル。

でも、これがなんとも心地よくて、ムズムズしていたかゆみがひいていきます。
そしてヒリヒリ感がおさまる頃には、すっかりかゆみがなくなって。

翌朝には耳垂れが乾いて、ゆびで触れる範囲はまったく濡れておらず。
耳の中で、おそらく乾いて固まってるだろう=かゆくなりそうなはずなのに、かゆくない!すごい!!

一方、塗らなかった左耳は、触らないことで良くなってもらいたかったけれど、ずっと濡れている感じがおさまらず。

右耳に遅れること2日。
樟脳入りオイルを塗ってみたら。こちらもすぐに耳垂れがおさまって乾いてきた!かゆみもない!!

すごーい!!!

まったくもって、自己責任治療なので誰かに勧められるものではないのだけれど、同じオイルでも、やっぱり薬草の効能によってこんなに差が出るってことにビックリしました。

今も完治はしてないだろうけれど、乾いていてかゆくないので、あまりいじってしまうこともなく過ごせており、自己治癒できそうな予感!

いや、これは外耳炎になりやすい私にとって、めちゃくちゃ発見でした。
インドで買ってきた樟脳入りオイルがなくなった時のために、こちらのスリランカのアーユルヴェーダオイルも試してみたい。

こちらのサルシャパーディオイルは、マスタードオイルをベースにカンファーが入ってるオイルで、筋肉のコリに即効性があります。

大阪に来たときに、大阪の老舗アーユルヴェーダサロンであるシャンティランカさんに行って購入させてもらってから、このスリランカ製のオイルも樟脳の香りが気にいって使っています。

ベースであるマスタードオイルは熱を持っていて揮発性が高いという特徴があるそうなので、インドのオイル(太白ごま油系)とどう違うのかな?と言う興味があり、また機会があれば同じ樟脳入りオイルの使い比べをしてみたいと思います!

【後日談】自己治癒しました

その後、耳をいじらないですむ日が続き、5~6日後に久しぶりにかゆみを感じたので、再度、カンファー入りオイルを一滴たらした綿棒で軽く耳の中をふき取ってみると、中は完全に乾いている感じ。

しかも、スーッとはするけれど、沁みる感じはなくなった。
いらなくなった角質(薄い耳垢)がふわっとはがれてきたり、粘膜の新陳代謝が正常化してるような気がする。

やはり、取るほどの耳垢がないのに耳かきを使うことによって粘膜が傷ついて外耳炎症状がでてることを自認。
しばらく耳かきを封印して、かゆくなったらカンファーオイルと綿棒でケアしようと思う。

※書いてる人がやってる、アーユルヴェーダのお菓子屋さん

※施術も受けられます


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スミヨシマチコ
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