あした産まれるあたらしい命
第二子出産のために里帰りをしてから約1ヶ月と1週間。
第一子が帝王切開のため、今回も予定帝王切開。産まれる日は前もって決まっており、そこまで長い長いと思っていた日々も過ぎ、明日の手術に向けて本日入院。
病室で1人で過ごす静かな時間もめったにないし、せっかくだから今の気持ちを言葉にしてみることにする。
産まれる命よりムスメが気になる
明日の手術、つまり出産を控えた今の率直な感想は私の実家に置いてきた3歳ムスメへの思いがほとんど。95%くらい。あたらしい命が目の前に現れたらもう少し変わるかも知れないけど。これも経験してみないとわからないものだなあとつくづく思う。
とは言え、今日から夫が私の実家に来てくれているので、まだ安心。本当に気がかりなのは、夫も四国へ戻り、私も退院するまでの4日ほど。
ムスメにとっての祖父母でもある、私の両親とうまくやれるだろうか。。どっちがというよりお互いに。そして願わくばムスメにとってストレスが少ないといいのだけど。
仲良くなれない祖父母と孫
里帰り前は、出産まで1ヶ月くらいはあるし、そこで両親との関係性ができたり、なんとかなれるかと思っていた。けど、ムスメも反抗期的なものがあったり、両親もそこに構えてしまう感じがむしろ強くなり、親しくなるどころか、互いにちょっと苦手意識があるような関係になってしまった。
なんなら数日前、酔っ払っていた父は反抗するムスメに対して、「じいじはムスメのこと嫌い」と言っていた。ムスメは無表情で耳を塞いでタブレットを見ていた。
寝室で2人のとき、「じいじのことどう思う?すき?」ってムスメに聞いたら、「好きだけど、好きじゃない」「じいじはムスメのこときらいなんだって」と言っていた。
父が放った言葉には、酔っていた勢いとか、もしかしたら言うこと聞かないから試すような意味合いもあったのかもしれないが、3歳児にしっかりと伝わっていた。
安易に子供の気持ちを揺さぶるような言葉を言うべきではないのだな、と考えさせられた。
一方で私は里帰りしてからは仕事もないし、家事の負担も減ったことで、赤ちゃん以来くらいにじっくりムスメと過ごす時間が持て、ワガママにも心に余裕を持てたし、よりいっそうかわいいと思えた。
だからこそ、ムスメに対して苦手そうな態度の両親に対してちょっと嫌な気持ちにもなってしまった。
自分の子育て見直し期間
ムスメを扱いにくそうにする両親へのジレンマというか、ストレスというか、と言っても押しかけて世話になってるのはこっちだから対応の仕方まで言うのは図々しいし、色々難しいなあ。と感じたこともたくさんあったけど、両親がムスメに接する姿を側で見ることで、大人の都合を子供に押し付けていることってたくさんあるなあ。と感じ、自分自身の子供との接し方を見直さなければいかんなあ。と思わされた。
具体的には、子供に「いい子にしなさい」とか「言うことを聞いて」って言うの、やめよう。って思った。
この言葉を私がムスメに対して言ったことはもちろんある。きっと何度も。あったけど、他の人が言ってるのを聞いて理不尽だなあと思ってしまった。もちろん、両親に対する私の個人的なバイアスもあるんだろうけど。。ということは自覚しつつ。
とにかく、「言うことを聞いてくれるいい子」って、結局子供を自分の都合のいいようにコントロールしたいだけだなあと思ったら、幼児くらいの年齢ならなおさら、言うこと聞かないくらいの関係性の方が健全だと思えた。
だから、今日家を出てくるときも、ムスメには「じいじとばあばの言うこと聞いていい子でね」とは決して言うまい。と思った。とりあえず「少しの間会えないけど元気でいてね」と伝えた。
言うことなんて聞かなくても、ワガママ爆発させても、元気でいてくれたらよし。
私の子離れ修行
というわけで、懐いていないじいじばあばと過ごす日々を想像するととっても(×100くらい)心配だけど、ムスメを信じて私は私でがんばろう。
ムスメにとってこれも一つの経験、修行だと思って。と言い聞かせている。が、いざ退院して帰宅したら意外とケロッとしていたり、祖父母と仲良くなってるかもしれない。子供は自分が思ってるよりずっと逞しいところがある。
どちらかと言うと、結果自分が修行させられているような気持ちになっているし、実際そうなのかもしれない。
そうである事を願って、まずは明日がんばろう。