世界卓球女子団体戦(準決勝・香港戦)
世界卓球の団体戦。
今はもうほとんどやっていませんが、自分が学生時代に卓球部だったこともあり、なんだかんだで観てしまいます。
ここ一週間はほぼ毎日試合を観ています。
で、今日が準決勝の香港戦。
1.張本 美和
2.早田 ひな
3.平野 美宇
4.早田 ひな
5.張本 美和
のパリ五輪の出場メンバーでの勝負です。
第1試合
15歳の張本が香港のエースとの試合。
張本の1番起用は今大会初です。
もちろん今大会の活躍もあっての1番起用もあるとは思うのですが、勝った時の明日の中国戦も見据えて、張本を1番で起用することで相手にオーダーを読まれにくくするためという意図もあるのかなと思われます。
第1ゲームでは結構いい流れが来ていたんですけど、審判が張本のサーブに対して注意をして、そこから一気に流れが変わってしまいました。
男子の試合を観ていて、もっと癖のあるサーブをしている選手もいたのに、なぜここにきて張本のサーブが注意されたのかがわかりません。
香港チームが審判を買収している可能性を疑いましたよ(笑)
第1ゲーム、第2ゲームと連続で取られたものの、第3ゲームを取り返し、流れを取り戻した感じがしました。
サーブからの流れでもしっかり得点できるようになってきましたし、それに合わせて全体の動きも良くなっていたような感じです。
相手選手も追い上げられているプレッシャーからか、ラリーでのミスも目立ってきました。
そして、第5ゲームは序盤に流れをつかんで、悪くなりかけたタイミングでもうまくタイムアウトを使って、3-2で逆転勝ち。
恐ろしく頼もしい15歳ですね。
それとこの試合はベンチからの伊藤のアドバイスも気になりました。
卓球に関しては多少戦術的なこともわかりますので「なるほど」「そんなところまで気にしているんだ」と思いながら聞いていました。
団体戦なので当たり前なのですが、チーム全体で勝とうとしているのが伝わってきました。
張本としても頼りになる先輩がベンチにいるという環境はありがたいですよね。
第2試合
日本女子のエース早田の登場。
ここまで6試合やって全勝。
落としたゲームは1ゲームのみ。
安定した戦いで今大会チームを引っ張ってくれている印象です。
早田も結構力のあるボールを打つのですが、相手の選手もなかなかいいボールを打つ選手でしたね。
中国の待つ決勝へ、そして金メダルへの思いが強いのか気持ちが入っているのが画面越しにも十分伝わってきました。
第1ゲームからハイライト級のプレーがいくつもある中、デュースまでもつれ込んだゲームを早田が制して先制。
ゲーム間に「可愛くてごめん」が流れている会場です(笑)
第2ゲーム途中には今度は早田がサーブの注意を受けました。
やっぱり香港は審判を買収していますね。
でも、さすがは日本のエース。
審判に注意されても、流れを相手に渡すことなく、ラリーの中でも緩急をつけ、相手に点差をつけて2ゲーム連取。
完全に試合の主導権を握った感じです。
ただ、第3ゲーム目は相手も追い込まれて割り切ったのか、思い切ったプレーが見られるようになってきました。
この試合もタイムアウト間ではやっぱり伊藤からのアドバイス。
同学年だからこその若干気の抜けるような会話の雰囲気からもしっかりと戦術的なことも話されていて、チームワークの良さがうかがえます。
タイムアウトを取って流れを切ろうとした香港だったのですが、早田の勢いは止まらず3-0のストレートで勝って、日本が連勝。
決勝進出へ王手です。
第3試合
早田とともにパリ五輪のシングルス代表になっている平野の登場。
今大会第3試合を任されることの多い印象の平野。
第3試合は個人的には重要な試合だと思っています。
2勝で回ってくれば、勢いをそのままに次の試合へ臨みたいのでストレートで試合を決めたい。
1勝1敗で回ってくれば、勝って2勝1敗で後に回したい。
2敗で回ってくれば、負ければ終わりなので絶対に勝たなくてはいけない。
オーダー的には1試合しか出ないので、チーム内の3番手選手が出てくるのがほとんどだとは思いますが、第3試合の持つ意味は本当に様々だと思います。
平野は今大会全勝ではありますが、2戦目となったイラン戦では0-2から逆転勝ちという試合でした。
苦しい戦いだったという印象はあるものの、この試合を境目に平野の勢いが増したかなという印象です。
第1ゲームからいい流れで試合を進めていきます。
サーブからの展開もいいですし、ラリーになっても強い。
多少もったいないなと思うミスがあったものの、危なげなく第1ゲームを取って先制。
そして、この試合もベンチから一番アドバイスを送っているのは伊藤でした。
おそらく勝てば明日もこの3人で中国との決勝になると思います。
伊藤は試合に出られないながらも、チームのためにできることを全力でやっている感じがします。
第2ゲームは相手としてはこの試合を負けてしまうと、敗退が決まってしまうため、戦術を変えてきているような感じがします。
その中で平野は自分の卓球を貫いているような感じもあり、力強いボールを連発。
速いラリーの展開になっても負けません。
最後はエッジボールとなりラッキーではありましたが、2ゲーム連取。
決勝進出まで、あと1ゲームです。
そして、このゲームでようやく香港の選手へサーブの注意がありました。
第3ゲームも相手はいろいろ変えてきている感じもありましたが、平野も負けません。
正直負ける気がしません。
タイムアウトで流れを切りにきて、タイムアウト後に2本ネットインやエッジボールもあったものの、やはり流れは平野です。
解説の松平賢二が言ったことも実際に相手選手がやったりして、自分も多少は戦術読めるけど、ここまでドンピシャで当てることができるんだと思いました。
結果善ゲーム11-5で取って、3-0のストレート勝ち。
3連勝で勝利を決め、明日、中国の待つ決勝戦へ挑みます。
この記事は試合を観ながら、その時に思ったことをそのまま書いている感じです。
いつものごとく文章は下手くそですし、あくまで僕が感じていたことなので違うことを思っている方もおられるかと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
明日の中国戦も同じような感じにやってみようかなとは思っています。