会社の役員やめよかな。
昨年の大晦日に私が発熱をしてから、息子たちに移り、夫に移り、やっと松本家の闘病生活が終わった。
そのため、年末から寝込んだり、息子の看病をしたりで、なかなか仕事に行けていなかった。
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家でInstagramを動かしたり、できることはあったけど、体調が悪いこともあり、なかなかやる気が起きない。メールも溜まっていた。病気で家にいる息子との時間を大切にしたい気持ちもあった。
以前の私は、女性だからとキャリアを諦めることが絶対に嫌で、そうなりがちな社会に、もやっとしていた。
でも、実際に子育てをしていて思う。
女性がキャリアを築けないのって無理ないよな。と。
結婚出産をしたら、母としての役割が追加される。だからと言って、その分1日の時間が増える訳ではない。
遅くても18:00には退勤してお迎えだし、そこからは怒涛の時間。お熱で迎えに行くこともある。
世の中には、育児や出産について待遇がしっかりしている会社もたくさんあるけど、シンプルに勤務時間に制限がかかる中で、他の人と同じ量会社に貢献できているのか。自分は女性でありながら、昔は認めたくなかったけど、男性の方が貢献できている確率は高いのは間違いないと思った。
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昨年末に会社の役員に昇進した。
役員なので、自分の仕事は当たり前にしっかりと行いながら、会社全体のことや部下のことをしっかりとマネジメントしないといけない。
今の仕事でいっぱいにならずに、次に起きるであろう会社の課題を察知して、対策を打ったり、プロモーション出したり会社を広い目で見て、動いていかないといけないと役員の役割について私は思っている。
だけど、今の私はどうだ?
目の前の仕事にも体調不良や子育てで思うように自分のパフォーマンスに満足できないことも多い。
そんな奴が役員でいいのか?
寝込んでいる間、ずっとそんなことを考えていた。
「なんで子育てがあるからとか、妻だからっていう理由でキャリアを諦めないといけないの?妻であろうと、女性であろうと平等に評価してよ。」
夫と口論をしたことがあったけど、その時の意見に揺らぎが出ていた。
時期が時期だし、無理ないのかな・・と。
それを、出勤した際に男性の同僚に話してみた。
「今の自分は役員としてダメだと思う。これからプライベートももっと忙しくなるし、役員を一旦降りたが良いんじゃないかと悩んでいる」と。
すると、「女性は、ライフサイクルがあるから時間を捧げれないのは、仕方ないと思う。けど、その分アウトプットの質でカバーできるところあるはずだから、そんなこと考えなくて良い」と言ってくれた。(良い奴)
また、そういう話をしている時にハッとした。
現状の自分に満足していけないことは間違いないが、だからと言って楽な道に自分を置こうとしていないかと。
役員を降りることで肩の荷が降りる。
それを求めてしまっている気もした。
役員で居続けることが、難しいなら、いや、難しいからこそ、その道を選ぼう。
そして、このままの私ではいけないというモヤつきと向かい合って、自信を持って貢献していると言えるようになりたい。
そのためには、家事・仕事の効率化が今以上に必要。
悩んで手を止める時間や自分にボールを持ったままにする時間をなくす。
すぐに質を上げることはできないから、まずはスピードを今以上に上げる。
そんなことを思った最近。
今日、長いこと苦戦していた商品表示法について突破口が開けそうになった(販路拡大するに当たってすっごく必要なところ)
プリンが日本で有名な群馬県にあるオーガニックスーパー「まるおか」さんに置いていただけることが決まった(嬉しすぎ)
今週末からは、グロービスの次の授業も開講する。(やば)
動き出したら、少しずつ気が回ってきた感じがする。(noteも書いたしね✌️)
目の前のことに丁寧かつスピーディーに動きながら、経営のこと、マネジメントのこと、学びを培っていきたい。
女性のライフサイクルの中でキャリアも取ること。
それは、きっとすごく難しいこと。
だからこそ、挑戦していきたい。
それがいつか誰かの励みになれたら嬉しい。