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別人になった2人 | Game 8 vs ジャズ | 2023年11月8日

3Qまで接戦となり、4Qでチーム全員でバランスよく得点し突き放したペイサーズが勝利。
得意の速いテンポ+パス回しで崩すバスケットボールを一貫して実行し、完璧ではないがディフェンスの集中も切らさずによく戦ったと思う。
ジャズのディフェンスは、スパーズよりはプレッシャーが強かったが、皆が泥臭く「やることをやり」、勝利に繋げた。

今シーズンは、一貫性が本当に良く発揮されている。昨シーズンでは見られたなかったことだ。
僕自身はあまりやったことがないのだが、ハイレベルなスポーツは、デッキを作って戦うカードゲーム(ポケモンカードとか)に似ていると思う。今季のチームは、きちんと考えてデッキを組んで、プレーしている。最高のデッキを作ったら、あとは全力でプレーをするだけ。いくらちゃんと自分たちのプレーをしても、相手が自分より上手だったり、カードの引きが悪かったりすれば、負けるのだ。大事なのは、いかに勝利のパターンをイメージしてデッキを組み、勝利の確率を上げられるかである。
昨シーズンまでのチームは、勝負の当日に、その辺に落ちていたカードから強そうなやつを適当にかき集めて作ったデッキで戦っていたように思う。これでは勝っても負けても納得感がないし、次に繋がらない。

試合内容はというと、最近動きの冴えなかったターナー(スタッツは割と良いけど)が、打って変わって良かった。創造性あるオフェンス、ポストムーブ 、オフェンスリバウンド。

勝負を分けた4Qは、全員の集中力がギアアップされ、オフェンスもディフェンスもフィジカルになり一気に突き放すことができた。

マスリンはいくつかの大きな3Pやチームを勢いづかせるドライブ(そういえば2Qに幻のウィンドミルダンクもあったなあ...)を見せてくれた。
大事な場面で、ゴール下に向かっていくマスリンの度胸と力強さはロマンがあり、チームを鼓舞してくれる。昨シーズンとプレイスタイルは変わっていないのだが、今シーズンは「俺が決めるんだ」という魂を感じる。これが周りに伝播し好影響を与えていることは間違いないと思う。もちろん、成功率も上がっている。

ニースミスは、縦横無尽に走り回り、リバウンドを取り、コーナースリーを決めた。

スミスは本当に強くなった。抜群の嗅覚から飛び出すオフェンスリバウンドによりチームのセカンドチャンスは格段に増えている。
8:00に見せたゴール下の混戦からのダンクと、4:30に見せたプットバックダンクの2本の力強いダンクは、ペイサーズでは彼にしかできない。
そして一番の脅威は、毎試合コンスタントに活躍しているということだ。正直、スミスがこんなに圧倒的に2人目のセンターの枠を掻っ攫っていくとは思わなかった。

ニースミスについては、パワーアップしたという感じだが、
マスリンとスミスについては、もはや別人に変身したといっても過言ではないレベルで成長した。
今季ペイサーズがサプライズを起こすとすれば、彼ら2人が鍵を握ることになるのは間違いないと思う。


UTA 118 - 134 IND
マスリン 22P 9REB 4AST 2STL
ハリバートン 16P 6REB 13AST 1STL
ターナー 22P 6REB 3BLK
ニースミス 24P(FG:9/13, 3P:4/6) 2REB 2STL
スミス 16P 11REB 1AST 2STL 1BLK
ネムハード 19min 9P 4REB 7AST 1STL
(UTA)
マルッカネン 24P 9REB 1STL 1BLK
クラークソン 33P 3REB 5AST 1STL 1BLK
コリンズ 14P 9REB 1AST

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