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The No.7 Pick

ハリバートンとケビン・プリチャードで臨んだドラフト・ロッタリーは、一番確率の高かった8位から1つ上がって、7位のピックの獲得となりました。

トップ3の夢は見ましたが、現実的なところに落ち着きました。
そして、26位、29位、32位、55位のピックが確定したようです。

ペイサーズ、誰を指名するかな?

ドラフト指名のポイント予想:

  • 良いリバウンダー

  • インサイド、ペリメーター両方守れて走れるディフェンダー

  • ターナーと共存できるフロントコート

1) 良いリバウンダー

2022-2023シーズンのペイサーズの一番多い負けパターンは、リバウンドで圧倒されることでした。相手に何度もオフェンスリバウンドを取られ、結局スリーを決められるというシーンを相当な数見せられたような気がします。
スターターセンターのターナーが7.5RPGというのは物足りないですが、上位チームとの一番の違いは、リバウンド役と呼べるような圧倒的な選手がいないことだと思います。
セルティックスのテイタム、バックスのヤニスやポーティス、キャブスのモーブリーのように、強いチームにはセンターとは別にリバウンドの強い選手がいます。ペイサーズの場合、ターナーの7.5RPGがチーム1位で、2位はジェイレン・スミスの5.8RPGまで落ちます。スミスの平均プレイタイムが18.8分と少ないので、ペイサーズは「リバウンドを犠牲にして何かをしようと企てているが、勝てていない」という構造が浮き彫りになっています。
もし、チームがいまの戦略を基本として勝てるチームに成長させたいと考える場合は、現在ある程度多くのプレイタイムを持つニースミスやウォーラのようなSFのポジションで、サイズやリバウンドスキルを備えた上位互換となる選手を指名するのは理に適っていると思います。

2) インサイド、ペリメーター両方守れて走れるディフェンダー

おそらく選手、コーチ陣、ファンの全員が切望しているディフェンスの改善。ビョークレン時代以降、アイデンティティを失うまでに崩壊したディフェンスを建て直すには、1人2人ディフェンスの良い選手を入れてもどうにかなるものではないレベルだと思います。
ターナーと連動してディフェンスを指揮し、縦横無尽に走り回れるエースストッパーになれるポテンシャルのある選手を獲りにいく可能性はあると思います。

3) ターナーと共存できるフロントコート

僕はバスケ部に所属したこともなく、チームビルディングについては全くわらかないのですが、今「初めて自分のポジションでプレーが出来ている」と語り、インサイドのオフェンスオプションとして開花しつつあるターナーと役割の被るフロントコートプレーヤーを入れるのは避けた方が良いと思います。
今となってはもうその心配はないですが、仮にウェンバンヤマを獲得したとしたら、絶対にターナーはトレードに出すべきと思っていました。
能力の高い選手を並べるのはもちろん大事なことですが、最高の状態でプレーできている選手がいて、その選手に成長の余地があり、大きな存在になれる可能性を信じているならば、その役割のシェアを奪うことで仕事がつまらないと思わせるメリットはないと思います。
こういうことは選手の口からは話されることはないですし、くだらない精神論だと鼻で笑われるかもしれないですが、不満を持った選手を抱えることは、チームを出たいと思っている選手を抱えることになるので、大切な選手には特にケアが必要だと思います。
それを踏まえても、サイズのあるフォワードはほしいので、シュート主体のオールラウンドタイプや、泥臭いリバウンダーやディフェンダーであれば獲得してOKかなと思います。

4) 結論

以上のことから、ペイサーズはサイズがあってリバウンドに良く絡み、ディフェンスも良いSFかPFを獲りに行くと予想します。それを踏まえ、各ピックの指名選手を以下のように予想しました。

7位:
候補①Taylor Hendricks
候補②Ausar Thompson
候補③Jarace Walker

26位~32位:
候補①Maxwell Lewis
候補②Kris Murray
候補③Leonard Miller
候補④Dariq Whitehead
候補⑤Jalen Wilson

よく言われるCam Whitmoreは、若干のサイズ不足と、全体的にキャラクターが薄味な点、オシェイ・ブリセットと少し被るように見え、ブレイクしてチームのキーマンになるイメージがしにくかったのでパスしました。

誰が来るのか、楽しみですね。

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