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夢から醒める(2回目) | Game 12 vs マジック | 2023年11月19日

イージーゴールを決められまくり、がんばってもがんばっても追いつけないイライラする展開。今シーズンは負けるときこのパターンが多いなあ。

どれくらいイライラしたかというと、マジックのコール・アンソニーの技ありアンドワンのときには「はい、まぐれ~」って言ったり、2QにBally Sportsの表示が壊れたときも「本当にポンコツだな!本当にペイサーズが好きなのか?それ以前に、バスケ好きなのか?」などとテレビに向かって罵りだすほどでした。

それにしてもマジックの守備が堅かった。
11月1日のセルティックスもそうだったが、良い守備は相手を不調に陥れることができるんだと実感する。
昔読んだアンドレ・アガシ(テニスプレーヤー)のコーチであるブラッド・ギルバートという人が書いた本に、相手の得意なことが上手くいかない状況を作れという心理作戦が書いてあったが、この試合はまさにそんな感じだった。
最初は、ペイサーズの選手たち自身が不調なんだと思っていたが、通常の相手には決まっていたパターン(ハリバートンが当たりまくる、バディがなんだかんだでスリーを決めてくれる、ターナーのピックアンドロール、ニースミスの意表を突いたサイドラインからのアタックなど)が全部クリーンに止められて、混乱した頭をクールダウンするための引き出しがなかったのである。

オフェンスに関して引き出しがなかったのはハリバートンがなんとかしてくれるにしても、敗北を決定づけたのはディフェンスの酷さであったと思う。
相手との相性もあるのか、たまたまオフェンスが良くて、ディフェンスという重要な問題が見逃されてしまった感がある。まさかとは思うが、「オフェンス良いから、まあこんぐらいでいいか」ぐらいに思っていたのだとしたら・・・と考えると恐ろしい。
どうか、初心を忘れないでほしい。

この試合は、オフェンスレーティング1位のペイサーズ対ディフェンスレーティング1位のマジックの1戦だったようで、まさにホコタテ合戦だった。
一概に、ディフェンスがオフェンスより大事と結論付けることは難しいけど、ディフェンスレベルが低く、オフェンス重視の場合、賢く堅いディフェンスの前には罠にはまりやすいような気がした。オフェンス重視で行く場合は、更なる圧倒的な力を付けるか、もっと多くの必勝パターンが必要と感じる。それが現実的かどうかは・・・・・

2Q中盤にして、すごい点差がついて諦めたのか、スミスの酷いインバウンズパスからバンケロにスティール、ダンクアンドワンを決められたシーンを見て、「まあこんなもんか」と、実力を過大評価してきた自分を戒めることができた。
この試合はペイサーズにとっても良い薬となったことだろう。

このターンオーバーのシーンあたりで、もう僕は観るのをやめてしまったけど、そのあと最終的に12点差まで詰めたのはえらいと思う。常に30点ぐらい差を付けられている試合だったので。


ORL 128 - 116 IND
ウォーラ 23min 19P(8/11) 5REB 1AST 3STL
マスリン 14P

(ORL)
バンケロ 24P 1STL 2BLK
F.バグナー 19P 7REB 1AST 2STL
サッグス 18P
M.バグナー 16P
アンソニー 15P 5REB 3AST 1BLK

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