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The Ace Does His Thing | Game 2 @ Cavaliers | Oct 28, 2023

キャブスはドノバン・ミッチェル、ダリアス・ガーランド、ジャレット・アレンが欠場。ここは自分たちのプレーをして快勝したいところ。

1Q、マスリンのスリーで初得点。何度も書いているけど、今季は本当に安定している。ロングシュートなんて、これまでは入らないだろうなーって感じだったのに、ワイドオープンならかなり自信を持って決めているように見える。

徹底的にインサイドを突いてくるキャブス。3-10になったところでペイサーズタイムアウト。ペイサーズ、ちっちゃい。
さらに元ペイサーズのルバートがフロアスペーサー、シューターとして活躍し、序盤はやや苦しい展開を強いられる。

ターナーはクリーン且つ省エネなディフェンスが良い感じ。以前は試合全体を通してエネルギー消費にメリハリがなく、そんなに重要ではない局面でもブロックに飛びすぎ、大事な時にファウルトラブルという展開がよくなったが、その辺を理解して改善しているように見えた。
ターナーの場合、だんだん地味になり、だんだん本物の活躍をするようになっていけば良いと思う。

5:42、ニースミスがコーナーからドライブ、リバースレイアップを決める。この人も昨季に増して足が動き、リバウンドに飛び、同時にプレーの正確性も上がっている。

5:10にターナーに替わりスミスがIN。いきなりニースミスとともにスーパーディフェンスを見せキャブスのショットクロックバイオレーションを取る。
その後もスミスの活躍は続き、ゴール下への完璧な合わせでハリバートンのアシストから得点。さらにゴール下での競り合いで優位に立ちファウルを誘う。プレーへの自信と比例して、タイムリーな活躍、狡猾さも出てきたように思う。

2:52には2回目のハリバートン→スミスのラインでカッティングダンク。相手マークのきつさの違いもあるとは思うけど、正直ターナーにはできない芸当である。これがコンスタントにできれば(今のところできている)、ハリバートン主体のペイサーズにとってはかなりの重要ファクターになると思う。

未だ7~10点のビハインドを背負うが、ヒールドの3Pなどで追い上げる。ニースミスが2回目のコーナーからのドライブでレイアップを決め5点差に迫る。ニースミスはハッスルリーダーとしての地位を確立しているし、いい雰囲気を作っているんじゃないかな。新たな文化の形成者になってほしい。

ニースミスが追い上げのコーナースリーを決めコーナー職人ぶりを発揮すると、さらにもう一本スリー。スミスがオフェンスリバウンドからプットバックを決める。
31-37でこのクォーター負けはしたが、攻めの引き出しの多さとハッスルプレーの数では圧勝していた。これは勝てるパターンと読んだ。

2Qは、ニースミス、スミスの勢いそのままに有利に進む。
クォーター序盤にスミスがモーブリーからオフェンスファウルを誘うと、これがフレイグラント1となる。その後は1Qに決め続けられたゴール下を完全にシャットアウト。

ブルース・ブラウンのディフェンスが効果を発揮し、特にBブラウン+誰かのカバーディフェンスで止めるパターンがかなり機能していた。
ディフェンスからのカウンター攻撃が何度も見られ、さらにニースミスが止まらずスリーを決め、スミスもスリーで続く。このクォーターを29-12で圧倒。

3Q、少し点差を詰められる中、ターナーがモーブリーのドライブレイアップをブロック。この辺りから勢いづきトッピン、マスリン、Bブラウンが力強いドライブで相手ディフェンスをこじ開ける。
この日スタメンで前半爆発していたルバートの勢いはおさまったものの、モーブリーが止まらず91-87と4点差まで詰められて4Qへ。

4Q、流れが傾きそうになったときのニースミスのスリー。この試合何度も助けられる。
そしてやっと来たバディのスリーで7点リード。残り9:45。

試合前、今季のプレータイムは無くなるだろうとカーライルに言われたらしいマコーネルが8アシストと普通に大活躍。インサイドに切り込みファウルで吹っ飛ばされたマコーネルをチームみんなが助けに来る。こういうシーンはやっぱり良いものだ。

ニースミスがまたもやコーナーからドライブし、スラムダンク。

後半、じわりじわりとキャブスに点差を詰められ嫌な展開の中、エース参上。ハリバートンが3連続スリーを決め、一気に勝利をたぐり寄せる。
その前のディフェンスも集中できており、守り続けて、ここぞで決める、理想的な形を体現できた。
最後はターナーが3Pとターンアラウンドジャンパー、Bブラウンがレイアップを決めて勝利。

正直ハリバートンがいないとかなり苦しい戦いを強いられていたのではないかと思うが、エースのハリバートンと、多彩なサポートプレーヤーたちでまず必勝パターンを確立することが、強豪チームとなるための一里塚だと思うので、これで良いと思う。
かなり逆説的にはなるが、敗けたときに、「なぜ負けたのか?」と自問した際、「ハリバートンがいない分のオフェンスの決め手を欠いたため」と即答できればそれで良いと思う。一番良くないのは、「ディフェンスでの集中力が欠けていた」、「オフェンスがうまく嚙み合わなかった」といった、低レベルな自滅である。


IND 125 - 113 CLE
ハリバートン 21P 8REB 13AST
ターナー 20P 12REB 2BLK
マスリン 13P
ニースミス 26P 9REB
(CLE)
モーブリー 33P 14REB 3AST 3BLK
ルバート 31P 4REB 8AST 1STL
ストゥルース 21P 11REB 6AST

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