FIBAバスケットボール・ワールドカップのアメリカ代表とハリバートン
準決勝でドイツに敗け、3位決定戦ではカナダに敗れたアメリカ代表。
ペイサーズファンとしては、タイリース・ハリバートンが控えで使われているのがちょっと意味がわからなかったです。なぜならば、アメリカ代表のようなスター軍団の場合は皆を正しく動かすポイントガードがいることで全員の力が無駄なく発揮されることが期待されるはずで、NBAでも有数の司令塔であるハリバートンが重宝されていないことに納得ができなかったからです。
3位決定戦で、第4Q残り8分あたりから3Pを2本連続で決めたのが評価されたのか、そこからOTまでずっと出ずっぱりで起用されましたが、ハリバートンの良さはそこじゃないんだよなと、コーチ陣の思考の浅い采配を残念に思いながらも、まあ皆忙しくて大変だししょうがないかと諦めました。
アメリカ代表の何人かの選手が、マイケル・ジョーダンのように一人で試合を変えれると思っていたのかもしれないが、現実はヨーロッパ勢はじめ相手チームのレベルが高く、そこまで個人で抜きん出ることができなかった印象です。その状況を客観視し、プレーメイキングで良い流れに持って行けたかもしれないのがハリバートンだったのに、終始役割が明確化されませんでした。
役割の明確化の大切さは、社会生活においても重要と感じる場面が最近多く、アメリカ代表を見ていて感じることが多くありました。