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【ダンスイベントのMC:01】特徴とキホン

新年早々にビッグイベントが続きまして、せっかく始めたnoteに全く手が付けられずに居たMC SUVです。
読者の皆さん、とお呼びして良いか分かりませんが、どうもこんにちは。
僕の記事を目に留めて頂いてありがとうございます。

さて、2025年は1月6日に1発目のイベントで次の週末は土日連続と、MCとしてはありがたいスタートダッシュを切れました!ここで、僕が今年に入ってからどんなイベントでMCをやっていたのか、簡単にご紹介しましょう。


新年1つ目のイベントは
『JusteDebout TOKYO 2024』
in 渋谷ストリームホール
フランスで年に1回開催される2on2ストリートダンス世界大会「JusteDebout」に出場する各国代表を決める為の予選大会。4カテゴリーで合計400名を超えるダンサーが日本全国から集結しました。

2つ目のイベントは
『FUNKY CHICKEN 2024』
in 渋谷HARLEM
年始恒例の1on1バトルイベント。LOCKIN‘、POPPIN’、WAACKIN‘の3ジャンルで開催される1DAYトーナメント。全国から300名を超えるダンサーが集結しました。

3つ目のイベントは
『SELL OUT!! 2024 FINAL』
in 新宿FACE
今の日本で最もレベルが高いと言われている1on1ダンスバトルイベント。2024年4月から毎月開催されてきたレギュラー大会を勝ち抜いたファイナリストが集い、年間チャンピオンを決める決勝大会。18歳以上の部16名、18歳以下の部8名のトーナメントを見届ける為に会場を埋めるオーディエンスが集まりました。


ありがたい事に僕は現在、こういったイベントからお声がけを頂いております。
それぞれのイベントの熱い瞬間に触れ出すとキリがないので今日は割愛するのですが、全てまちがいなく国内最高レベルのダンサーが集うイベントばかりでした。

ダンスに関わってる側である自分がいうとバイアスが掛かっていると思われてしまうかもしれないですが、パリオリンピックのブレイキンを通して国内に広く知られた通り日本のダンスのレベルは高いのです。
これはブレイキンのみならず他のジャンルでも同様に世界レベルで活躍するダンサーは多くいるのですが、前記したイベントにはそういったダンサーが集まるので、自ずとレベルも高くなり感動も大きくなります。
そしてMCとしても、やはり大きな責任とやり甲斐を感じる現場になります。

前語りとしては少し長くなりましたが、僕が普段どんなイベントでMCを担当させてもらっているか、というご紹介でした。


ダンスイベントMCの特徴

声を張る場面が多いです

もしかすると、この記事を読んでくれている方の中にはダンスイベントを観た・参加した経験がある方も多くいらっしゃるかもしれません。
もしくはテレビやYoutubeなど映像で観たり、「バトル」形式ものが好きだったりするかもしれませんよね。ここで「フリースタイルダンジョン」をイメージされたアナタはもうバッチリ。
また格闘技であればリングアナが選手紹介の時に声を張るのと同じです。

さてダンスイベントに話しを戻しますと、紹介の際には個人名やチームの名前を全力の声でコールする事が多いです。
そこがイベントの「湧きどころ」のひとつであり、MCの見せ場でもあるのです。

ダンス経験者が多いです

ダンスイベントのMCは大半の方がダンス経験者です。現役でダンサーとして活動して居たり、審査員を務める場合もあったりと、専門知識があるからこそ取り仕切りがスムーズに行く場面も数多くあります。
MC SUVも例外ではなく高校生からダンスを始めたバックボーンがありますので、ダンス関連のMCを務める際は特にその経験が生きて、臨機応変な対応ができたり、進行にプラスの一言を加える事ができたりするので、イベントはその分だけ拍車がかかった盛り上がりを見せます。

MC SUVはストリート寄り

MCにも色々な役割りがあるのですが、それは単純に「ダンス」とひとくちに言っても様々なコミュニティがあるからです。
その中でもMC SUVがホームグラウンドにしているのは、「ストリートダンス」や「アーバンスポーツ」と呼ばれる界隈です。若年層を中心に現在進行形で盛り上がっているカルチャーなので、コミュニティも世界各地で日々生まれています。

街中に潜んでいる凄腕プレイヤーが大勢の観客の前で実力を披露する晴れ舞台のMCを務める時は、やはり僕自身もとても興奮しますので自然と声もリアクションも大きくなります。
その興奮の性質や、凄腕なのにラフな出立ちで登場するプレイヤーの雰囲気などを総合して「ストリート」と称していますが、ここはいずれご要望があれば詳しく触れたいと思います。


結局は司会者のキホンが大事

ここまで読んで、MCというのは専門的な知識や経験があって、積極的なじゃないと務まらなそうじゃない?と思う方も多いと思います。

、、、はい、実際にはとても大事な要素です。笑

ただ、それはあくまで+αの要素だと思ってまして、突き抜けておもしろいキャラクターのMCであっても、進行がグダグダではせっかくの晴れ舞台も台無しになってしまいます。

そこで大切なのが、MCの基本となる進行力です。
僕自身もこれを身に付ける前と後で、現場での対応力が雲泥の差となりました。この基本の進行力は、テクニックと思考性の両側面から構築していくスキルなので、順序を踏めば誰でも習得できるものです。
僕個人としても様々なアプローチで進行力を身につけて来たので、その経験を今後も僕のnoteで何度もお伝えしていきたいと考えています。

ストリート=適当ではない

すごく乱暴な言い方をしますが、ダンサーを始めとするストリートで活動する人々は世間から「だらしない」とか「適当そう」なんてイメージを持たれていると思いませんか?

先に言っておくと、実際にそういった人もいます。笑

ただ人によっては、メディアの情報が元であったり、オーバーサイズのファッションなどから醸し出されるルーズな雰囲気などが、長い年月を掛けてそういったイメージを形成したと思います。
ただそれと同時に「ヤンキーが良い子だった」みたいな話しも昔からずっと存在しますね。人は見た目によらない、という事が言いたかったのですが、これはもちろんストリートで活動する人間同士でも同じなのです。

そしてやはり、トッププレイヤーに近づけば近づくほど自身の体調管理からスケジュール管理、プロジェクトの進行管理など多岐に渡る業務をこなしている方が多いです。
これは適当にルーズにはやっていられません。なので、そういった人が創るイベントもまたしっかりと管理がされているのです。

タイムコントロールの大切さ

イベントにおける重要要素は「時間」です。
告知されているいないに関わらず、イベントには必ず始まりから終わりまでのタイムスケジュールが組まれています。
演者から裏方スタッフさんまで、全員が想定された同じ時間の中で1日を過ごします。なので、予定通りに事が進行していくのが一番トラブルを生まない進行になります。

ただ、当日までに不確定な要素が多かったり、どうしても当日決まる部分がある場合は臨機応変な対応が求められます。
スムーズに進める為に事前に資料を用意したり、シミュレーションを重ねておく事は必須となりますし、ほとんどの場合は当日イベント開始前にリハーサルを行なって、各部署の連携が取れるか確認をしてからイベントをスタートさせます。

流動的な現場が基本

先ほど書いた不確定な要素ですが、だったら確定するまで詰めれば良いのでは?と思う方もいるかもしれません。
が、しかし、それがなかなかできないのです。

「イベントにトラブルは付き物」なんて言葉もよく飛び交っていたりするものですが、どこまで準備をしてもイレギュラーは生まれるものです。

なので、当日なにがあっても対応できる(であろう)状態まで事前の準備を徹底的にやっておくことで、参加者が増えたり、万が一には演者が欠席するなどしても、イベント自体が頓挫するような状況にはなりにくい体制が作れます。ダンスイベントには多くの人が関わりますので、全員で1日を創り上げるためにひとりひとりが「その時の最善」を選択し続ける心持ちでいる方が、イレギュラーに翻弄されずに済むというものです。

おおらかな気持ちで熱くなる

先ほどの続きで個人的な話しになりますが、MC SUVがイベントに向けて準備や想定を済ませた後の心持ちというのは、おおらかで熱いような冷静で興奮しているような、言葉にするのが難しい独特な高揚感で現場に取り組めるのです。
全体の進行を任された人間がセカセカしていると目の前の方々にもその気持ちが伝染しますので、MCの行動言動にはゆとりを持たせておきたいと、常に考えているところです。


本日のまとめ

さて本日はダンスイベントのMCに関する記事でした。
進行力の中でも思考性に関して多く書きましたが、MC SUVの基本もそこにあります。
(1)テクニックを応用して目的にハマる手段を作り出す。
(2)思考を変化させて目的にハマる自分を導き出す。
僕は(2)を選んで仕事をする事が多いです。

思考性を高めてから行動に移して行く事で自身のキャラクターや魅力にも気付ける(もしくは周りが教えてくれる)事が増えます。そこに基本となる進行力を身に付けて行く事で、自身の個性を生かしたスキルが備わっていきますので、何かヒントになる事があればドンドンと活用してください。

そして何かひとつでも上手くいった事があれば、お気軽にDMなどで共有してもらえたらとても嬉しいです。

ここまで読んでいただいてありがとうございます。
それではまた、次の記事でお会いしましょう!

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MC SUVについて知りたい方は↓コチラの記事をご覧ください。

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