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高尾山の登山計画をしよう!~登山から学ぶチームビルディング~

「登山から学ぶチームビルディング」と称して実際に経験した登山から、何を学べたのか、何が期待できるのかをまとめてみたので何かの役に立てたらと思って記事にしてみました。

登山から学ぶチームビルディング
Team building to learn from climbing

チームビルディングと大そうなタイトルですが、基本はただ遊びたいだけですので、期待はしないで楽しんでください。

ーーアジェンダーー
1.登山を企画する
2.登山計画を考える
3.登山当日のスケジュール
4.達成感の共有とご褒美
5.下山も計画的に
6.帰り道も遊ぶ

ざっと全体のアジェンダはこのようにしてみた。

まずは企画段階

1.登山を企画する

まず大事なことは、人集め。誰が来るか、何人来るか、によって、どこに行くか、どのコースに行くかなど大きく変わってくる。

まず時期を考えるとして、今は冬の2月としましょう。まだ寒いが春に向けてそろそろ暖かくなってくる季節でもあるので、ターゲットは春の花見を楽しめるところならきっと人が集まるだろうと考えた

結論、だれでも気軽に足を運べる高尾山にしよう

まだ参加者を募集はしてないけど、こういう場合ゼロベースだと集まりにくいもの、大枠だけ決めて集まりやすい人に声を掛けるものとする。

高尾山ならば、足、交通手段を考えるのがまず楽、何人いても参加できる。電車で登山口まで行けてしまうので、条件がかなり広いし、初心者でも行ける山なので、登山経験者を確認せずとも済むからだ。

次に、ただの登山だと集まりにくい

としたら、はやり高尾山と言えば、世界で最も登山者が多いという人気であること、そして、山頂で桜の花見ができることを、訴求して人を集めよう!

2007年(平成19年)から連続して、ミシュランガイドで最高ランクの三つ星の観光地に選出されたり、ギネスでは登山数世界一(年間の登山者数は約260万人)で掲載されたり、話題性の高い山です。

次に決めるのはおよその時期を考える。

今回は特に花見のシーズンである必要があるので、過去の桜の見ごろの時期を予想して日程を決める必要がある。

そこで導き出した日程は4月22日(日)と設定した

過去の満開タイミングよりやや遅いのではないかと勝手に予想

ここまで出来たら仲間内に告知してあつめてみた

告知のキービジュアルはこのデザインにしてみた。ちょっとミュージアムをパクってますがごめんなさい

そう、実際に昨年 2018年4月22日(日)に決行したイベントです。

2.登山計画を考える

その後、募集したらメンバーがほいほいと集まってきました。

集まったのは8名ほどあつまりました。

ここで次に必要なことは、参加意識を持ってもらう事
当日までに、期待をさせる事が大事で、楽しみのわくわくがほしい。

そこで考えたのが二つ

1.役割を与える事
2.参加したあとご褒美を考える

この2点に尽きる

1,2ともに結果的に同じことなのだが、まずご褒美を先に説明すると、山頂で食べる山飯を考える。

インスタ映えするものがいい。たとえばこれ

ホットサンドメーカーを持参して山頂でバーナーで焼く
これは女子ウケもいいメニューだ。具をみんなで考えてもいい

谷口金属 IH・ガス火対応 ホットサンドパン ¥ 2,430
www.amazon.co.jp/dp/B079YRWSYV

私のものとは違うけどおよそこのくらいで手に入ります。

男ウケならこれ、私のおすすめでもある。
ベーコン塊肉を買ってきて現地で焼くというもの、バーナー直火焼きで!

あと定番なのはカプ麺でしょうか、クッカーは最小限で行けるし、山頂が寒い場合絶大な効果を発揮する。

山頂で暖かいものを作るとなると欠かせないのがバーナー

コールマン アウトランダー マイクロストーブ
www.amazon.co.jp/dp/B000NIWG9W

私のはこのコールマンの折りたためるセットのものを2つ持っている。
2つというのは、片方をお湯を沸かして、片方をクッキング用とするからだ

これだけあればおよそ興味のある人間は食いつく

これで食いつかない人は無理に連れて行ってはいけない

次に持ち寄り品を役割分担する

1.【栗田】調理器具、ベーコン、ソーセージ
2.【〇〇】割箸紙皿(15程度)、紙コップ、ウェッティ
3.【〇〇】サラダ、デザート(プチトマト、ブドウとか)
4.【〇〇】コーヒー(スティックなりドリップなり)
5.【〇〇】山頂で食べるお菓子、おつまみ
6.【〇〇】ゴミ袋(レジ袋×3枚くらいあれば)
7.【〇〇】食パン 8枚切 一斤(潰れるので手提げ推奨)
8.【〇〇】レタス、チーズ、ソースなどパンに挟む材料

これは8人で行った時の役割分担メニュー
こうすることで当日までのわくわくが増すというのと参加意識が増して当日がより楽しくなる。

カプ麺とコーヒーをみんなで持っていくならば、飲み物が一番重い荷物になるので、500mlペットボトル水1本 は全員自分の飲み物とは別に持ってきてもらう事は忘れずに。

実際に山頂で何が食べたいか、アンケート取った結果

1.インスタントコーヒー
2.タコス・トルティーヤ
3.焼きベーコン
4.ホットサンド
5.インスタントカップ麺

という順位でしたが、全部は多すぎたので、2位のタコスを除くメニューで最終的に決まりました。アンケートは、Facebookでグループ作れるメンバーなら、Facebookイベントをメンバー内だけで非公開で立ち上げて、Facebookアンケートで投票すると良いかもしれない。

3.登山当日のスケジュール

当日のスケジュールは事前に決めておくのだが、当日の予定計画も含めてこちらにまとめるものとする。

ーー スケジュール ーー
 08:30~ 高尾山口集合・準備
 09:00~ 登山スタート
 11:00  山頂到着(もしくはもみじ台まで)
 11:10~14:00 ランチ
 14:00~ 下山
 15:00  リフトかケーブルカーで下山
 16:00  下山後にミュージアム、温泉など(任意)

大まかな一日のスケジュールはこうだ
とにかくシーズンは、早くいかないと山頂で御座というかブルーシートを大きく広げるような場所がなくなる、あわよくばテーブル席を取りたいところ

とにかく朝は可能な範囲で(集まれる範囲で)一番早いほうがいい

そこで乗る電車も決めておくといい

ーー 現地集合8時半 --
高尾山口 8:30くらいに駅前登山案内前に集合
・JS中央特快経由
 新宿(12) 7:35 > 高尾 8:19着
 高尾(6) 8:23 > 高尾山口 8:26着
・京王急行経由
 新宿(4) 7:30 > 高尾山口 8:26着

こうすることで、あわよくば新宿でピクニック気分で集合できる。

次にルートを決める必要がある

ーー 高尾山ルート(登り)ーー
※天候や体調により当日決める
 1号路コース 距離 3.8km 所要時間 110min
 稲荷山コース 距離 3.2km 所要時間 90min

下りは1号路コース、もしくはリフトで降りる。
登山コース全体地図も確認しておく

はじめての高尾山にはおすすめなのが、ちょっと遠回りだが、稲荷山コースがいい。一番登山してるようなコースなので、景色も悪くない

そして帰りは、薬王院とリフトケーブルカーを通る1号路で帰るのが私のセオリーコースです。

4.達成感の共有とご褒美

さて当日は無事良い天気になった。

集合場所は高尾山口駅の目の前の案内板の前

でかい看板が目印、駅にも地図はあるので手元に地図をもっていくのもいいが、事前にみんなでコースを確認してからスタートしよう!

歩いて10分くらいもしないうちに、高尾山ロープウェイの広場にでるので、ここで一枚記念写真撮っておこう!山頂が満開であればここはもう桜は散り始めていることでしょうが、山頂で桜があるとは限らないのでここで一枚

時期的には春なので、天気が良ければ、木洩れ日がさす森林浴登山がしばらく続きます。

天気が悪いと、稲荷山コースはぬかるんでいるので、別のコースも考える必要はあったのだが、予定通り稲荷山コースにした。

途中にみんなの体力を見ながら休憩をはさむ、具体的には、普段運動してない人にとっての最初ののぼり始めはキツイ。楽勝じゃん!って勢いで行くとだいたい体力が持たない、息が切れてくること請け合い。

コースは狭いので一列が基本

稲荷山コースは特に道が狭いところが多いので、基本一列になる。なんとなく勝手に一列になるものだが、気を付けたいのはペーサーがいないとなかなか進まないので、リーダーにあたるもの、もしくは経験者を一番先頭にして、次に経験者を最後の団子にあたるメンバーに交えるといい。

きっちり順番とか決めないで自然にできた列でよい。(学校じゃないんだからそこは自由にしよう)

ーー 登山の豆知識 --
登下山道が一緒になっている山では、あくまでも登る側が優先です。これは山頂に向かっているかどうかではなく、あくまでも基本は「斜面が登りか下りか」で判断するものだと思ってください。
ゆずる時の基本は山側に出来るだけ身を寄せること。 谷側で待つと通り過ぎる相手が万が一躓きぶつかった拍子に谷側へ落ちる危険があるからです。

途中小さな休憩をはさみつつ、1回か2回くらいは、10分くらいのおやつ休憩をするといい。普段運動してない人だと、カロリー不足になってるかもしれないし、水分不足になっているかもしれない。天気が良すぎて脱水症状になると歩けなくなる。ただここは高尾山で、標高も500メートルちょっとなので、高山病になることはないと思うのでそこは安心してよいが、いかんせん運動不足な人は何があるかわからない。

そして山頂についたらご褒美タイム

経験者は、率先としてクッキングの準備に入る。
経験者じゃなくても料理が得意そうな人には、サラダを作るとか、サンドイッチの準備をするなど手際よく役割分担する。

山飯経験者、バーナーの取り扱いが得意な人がいない場合はしかたない。自分でやって見せながら、担当を分け与えていくといい。実際に外でバーナーいじりするのは楽しいもので、ホットサンドをパカパカ焦げ具合をみながら調理するのは楽しいものです。


ついた場所は、山頂を抜けて(混んでるので)その先の小屋の向こう側にちょっと広いスペースがあるのでそこが私のおすすめポイント
この飲食もできるこの休憩所は「もみじ台 細田屋」というところ

お蕎麦と(巨大な)なめこ汁がおいしいところです。

このもみじ台の向こう側に広場があるのでそこで本日のお昼休憩します。

実際の場所はこんなところです。ベンチがあって、しかも砂利で舗装されていて、ブリーシートを敷いても泥にならないので、バーナー使うにも良いところです。

下の画像は違う場所の山頂での一枚ですが、山の天気は変わりやすく、一部分だけ泥になってるとかよくあるし、平らなところがないとバーナーも安定しないので、下の写真のようなバーナー台があると便利です。

クッカーを用意してまず最初にお湯を作る。お湯は、まず最初の一杯のコーヒーを全員分作るためだ、コーヒーで乾杯したいよね

あら素敵!インスタ映えなこの一枚

コップ持ってない人は紙コップで、ステンレスなコップ持ってる人は持参で持ってくればいい。(写真では私だけだった)

ホットサンドと塊ベーコン、メインディッシュができたらどんどんできた順に食べて行ってもらう。食べる担当と作る担当は分けないと進まない

ホットサンドのグザイは、レタスとチーズはまず鉄板ですかね
とろける感じがたまらないです!ベーコンの余りを後半に入れてカスタマイズするといいです。

ベーコンは焼けたら、誰かに切ってもらおう
そのままかじるのもよしだけど、インスタ映えな写真撮ったらみんなで食べれるように切り分けよう

こんな写真ねww(これ私です)

あとそこそこお腹が膨れたところでデザートがあるといい

レタスとかプチトマトとかシーチキンでサラダを作ったり、ホットサンドのグザイの余りでサラダにしたり、なサイドメニューのほかに、お菓子、アーモンド、あとバーナーが空いたら、焼きマシュマロもいい。

高尾山の場合は、山頂と、その先の一丁平には小屋があって、そこでビールを買うこともできるし飲み物ペットボトルもあるし、手ぶらで行っても実はそばとかも食べれるし、名物なめこ汁なんかもある。ので実はこんな手間暇なくても行けてしまうので、メンバーのモチベーションによっては、それも選択のうちに入れてもいいと思う。

ちなみに桜はというと、登山口のあたりはまるで桜がありませんでした。

完全に季節を外してしまったのが今回のミスではあります。

5.下山も計画的に

お腹いっぱいになって動けないかもしれない
ビールを飲み過ぎて酔っぱらってるかもしれないのでそこは注意しつつコースを再検討してみる。今回は誰も読み過ぎもいなく、缶ビール1本以上飲む人がいなかったので安心して下山を始める

途中山頂付近に大きなトイレがあるのでよるとよい。水も補給できる。

5号路が山頂をぐるっと迂回できるので、一丁平から戻る際は迂回しつつ、WCを目指すといい。

そのWCを横目にそれた道にいくと、4号路があり、ここを経由すると吊り橋を通ることができるので、ひとつのアクティブティのつもりで経由してもいい

男女が吊り橋をふたりで渡ると、「吊り橋効果」というものがあって、恋に落ちてしまうなんて心理学であるようだが、ここはほとんど揺れない。

大きく揺らそうと思うと揺れるけど、吊り橋効果以前に、ガチでキレられるのでちゅいが必要だ。揺らさずとも揺れてしまう吊り橋でぜひやってほしい。

吊り橋を渡ったら展望台(ビアガーデンがあるところ)の先には、ロープウェイと2人乗りのリフトがある。

ここはぜひともリフトに乗ろう。二人ペアになって、愛でも友情でも語り合えばいいと思うよ!

6.帰り道も遊ぶ

リフトから降りたらもうすぐ下がロープウェイ乗り場に降りてきます。
朝いちスタートだとまだ全然明るいはずだ

休憩がてら、「高尾599ミュージアム」に行くといい

ちょっとした博物館と、数十分に一度のプロジェクションマッピングと、あとモモンガの剥製を触れるコーナーがあっていい。高尾山口駅から、徒歩約4分のところにある。

開館時間
8:00~17:00(最終入館 16:30)
入館料:無料
カフェ併設
・高尾珈琲ブレンド 400円
・アイスコーヒー  400円

運が良ければこんな高尾山の自然を題材にしたプロジェクションマッピングを堪能できる(無料)

コーヒーは本格的なサイホンのおいしいコーヒーが飲めるので、おすすめはアイスコーヒー飲みたいのを我慢してホットにしよう!

運が良ければ、触っていいモモンガのはく製も展示されてる時があるので触るといい、すごい滑らかです。これは触ってはダメな奴↑

最後に任意で温泉に行こう!

高尾山駅の裏側には、実は直通で温泉があるんです!

その名も「京王高尾山温泉 / 極楽湯」直通なので徒歩1分

昔はなかったんですが今は良い時代になったものだ

実はまだこの温泉あたらしくて、2015年10月27日にオープンしたばかり、なので昔はその儘帰るか、ちょっと遠くまで出向かないと温泉に行けなかった。

駅の改札横にあるトンネルを抜けると向こう側にすぐ見える、温泉が鎮座している。

温泉でゆっくり休んで、仕事の疲れも忘れて、そしてうまいビールとご飯でもたべてから帰りましょう!

最後に忘れちゃいけないのが、思い出の一枚を撮っておきましょう!

この日は、会社の仲間8人での登山でした!
年齢も職種もバラバラ、ただ山が好きというだけで集まったメンバーでした。また集まりそうならやろうかな・・・・。行きたい人いたら声かけて!

もうこんな笑顔で集合写真取れてたら、すでにチームビルディングはできてますよね?世の中には社会人運動会とか強制してしまうとただのエゴになってしまうので、好きな人だけがあつまるきっかけとしてこういうのは良いのではないかと私は思ってます。

運動不足だからちょっと運動したい、大自然に囲まれて癒されたい、友達を増やしたい理由は何でもいい。家にいたほうがいいという人は仕方ないとして外に出るきっかけを作りたいなら軽めのアウトドアから始めてみてはどうでしょうか

この記事の写真は、他の回の写真(別の回に行った高尾山、尾瀬至仏山の写真)を混在させてます。


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mc_kurita
Webのお仕事、元phpプログラマ、今主にWebディレクタ、たまにエンジニア、UXディレクタ、LTのネタ探ししてます。