ほぼ絶対の正義

大好きなアンパンマンと初対面…出てきた瞬間号泣する1歳児に110万再生「推し活ガチ勢」「オタクそのものw」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=7699839

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アンパンマンの作者、やなせたかし氏いわく
「正義は不安定なもので、ある日突然逆転する」「正義のための戦いなんてどこにもないのだ」と。 しかし逆転しない正義もある。 それが献身と愛だ。 そして弱者を助けること。

なのでアンパンマンは「腹をすかした人に食べ物を与える」「悪さをするバイキンマンに『やめるんだ』と諭し、人格(?)否定はせず抑止に努める。あくまでもバイキンマン胎児が主眼ではなくて弱い者いじめを止めることが主眼である、という憲法9条がごとき理想を貫いている。

私自身はやなせ氏よりは現実寄りなので、現実的達成は難しいというほうに寄ってしまうわけだが、そんな私でもやなせ氏の説く理想の尊さ、「最終的には理想を目指すべきだという思い」には同意する。

ただ一足飛びに理想を目指すのは極めて困難であり、現実的には目の前の課題を一つ一つ解決していく「気の遠くなるような作業」が必要ということだ。

経過をすっ飛ばしていきなり結果を追求する、たとえばクオータ制的なやり方は、必ず破綻すると個人的には思う。たとえば将棋界のような『実力主義』の業界でゲタをはかせて女流棋士をプロ棋士扱いにしても、女流棋士のトップ2を除いて、他の女流棋士は下位2割に集中することになるのが目に見えている(トップ2でも中間位を保つのは難しいとみる)。焦っていきなり結果を整えるのではなく、地道にコツコツと女性棋士の育成支援をしていくしかない。確率論的な話ではあるが継続していればこそ、いずれ藤井聡太八冠の女性版が現れる。

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ハナー
CIA(内部監査人)や行政書士資格から「ルールについて」、将棋の趣味から「格上との戦い方」に特化して思考を掘り下げている人間です。