それはそれVS余人をもって代えがたい

松本人志の弁護士、会見実施は「公表済みコメント以外の情報発信は控えざるを得ない」と否定
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=8097269

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玉木氏の不倫や松本氏の性的パーティ疑惑(ついでにジャンポケ齊藤氏の性的暴行)などのたびに思うことだが。

私の基本線は「それはそれ、これはこれ」だ。
玉木氏の政治的手腕や期待値、松本氏のお笑いの才能(ついでにジャンポケ齊藤氏も)などには一定以上の敬意を持っているが、それとは無関係に上記行為は行為の度合いに応じて糾弾されるべきである。

暴力団が近所の子供にハロウィンのお菓子を配ること自体は推奨されてよいと思っている。たとえ、その原資が「ドラッグ密売」で得たものだとしてもだ。むろん、それはそれとして「ドラッグ密売」は行為の度合いからしても厳しく糾弾されるべきだと思っている。(ジャンポケ齊藤氏の場合は他2件より明らかに悪質度合いが上なので、より一層厳しい結果となっている)

くっつけて考えるからややこしくなる。「それはそれ、これはこれ」だ。

(多少それるが不倫自体は世間一般にあるように被害にあった配偶者やそのご家族辺りが糾弾するもので合って、社会や世間で袋叩きにすることには違和感がある。一方で不貞行為を働いた人物に対して「ある種の嫌悪感」をもって対応すること自体はは世間一般側の自由な権利だとも理解している)

ただ、対抗する考え方として「余人をもって代えがたい」というのもある。
稀有な才能の持ち主で人類に大いに貢献するような人物だったならば、多少の不品行には目を瞑るべきではないか?というところか。

玉木氏には期待値があって今回の選挙結果となったわけだが、その政治的手腕は未知数だ。
一方で松本氏にはすでに多くの実績があるという差異はあるだろう。ジャンポケ齊藤氏になると松本氏とは大いに実績に差があるわけで、この点でも厳しい結果となっているのだろう。

そして「稀有な才能」をどれだけ多くの人が認めているか?その才能の度合いはいかほどのものか?それらに差があるため、ある人は厳しい糾弾と徹底追放を訴え、ある人は寛大な措置を期待し、復帰を喜ぶ。ということだ。

そう考えると一見不公平に見えるが、玉木氏の不倫相手に対する社会的嫌悪感からくる「観光大使からの排除」などはまあ無難な範囲だろうか。

また兵庫県前知事の斎藤氏の場合は明らかになった不正行為はなく、「作られた疑惑」の可能性もあるので(たとえばあれだけパワハラと言われながら豊田議員の「このハゲー!」や前明石市長泉氏のような罵詈雑言のような音声記録が一切出てこない不思議さとか)全データ公開を待ちたいところだ。

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ハナー
CIA(内部監査人)や行政書士資格から「ルールについて」、将棋の趣味から「格上との戦い方」に特化して思考を掘り下げている人間です。