少数派からの多数派工作のコツ
■ウガンダ政府がLGBT権利団体に活動停止命令 批判とともに賛否両論も
(Sirabee - 08月11日 19:10)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=202&from=diary&id=7069526
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世間一般では「少数派が多数派に権利保護を主張する、魅力を語る、同好の士・ファンを増やせるよう布教する」という機会は多々ある。
本記事ではLGBTとなっているがLGBTに限ったことではない。野党が与党を攻撃するとか、障碍者が健常者にバリアフリーを訴えるとかの大きな事例もあれば、マイナーな趣味やまだ有名になる前の芸能人などの魅力を布教しようとするときなどもあるだろう。もっと単純には自分がおすすめの映画やドラマ、ゲームを推薦する時などもそれに近いだろうか?
多数派を説得し、心から味方になってほしい(WINーWIN)を目指すのであれば、少数派は謙虚なほうがいい。
なのになぜか「このわからずや!」「この意味が理解できないとは頭が悪い」とばかりに多数派に対してやたらと攻撃的な少数派を散見する。そしてこの記事のように大概はうまくいかず、両者とも不幸になる。
両者不幸と書いたが損害が大きいのは少数派のほうだ。民主主義的な多数決の社会ルールの下では多数派のほうが優勢なのでそれも当然のことだ。そして社会資源は有限なので少数派に分配すると多数派の持ち分が減る。多数派の良識に訴え理解してもらう必要があるわけだ。
多数派は最初から少数派を敵視しているわけではない。最初の状態は「知らない」「関心や興味がない」という状態だ。多数派が少数派を敵視してしまうのは、ほぼほぼ「少数派の動きがまずいから」だと心得たほうが良い。
私が自身のマイナーな趣味に初心者を勧誘する時など、もっぱら「初心者には優しく教えますよ」から始める。少数派は謙虚に粘り強くいくのが最適解ということだ。