二丁拳銃

*ジャンル 「ゲームセンター」

船橋にあるJJクラブというアミューズメントに2名のツレと遊びに行った。滞在時間当たりでお金を払えばスポーツやらゲームやら、好きなのを遊べるというサービスである。

ミニバスケやらストライクナイン(野球ボールを使い9枚の的を射抜く的当て)、スカッシュに卓球などをやり、相応に楽しかったのだが、今回のネタは「二挺流」である。

私はここ10年はゲームセンターに行かなくなって久しい。まれにゲームセンターに行った時でもガンシューティングはあまりやらないのだが、そこでは無料で(正確には時間当たりで支払いをしているのだが)遊べるというのでやってみることにした。

ゲームはニンジャアサルト?とかいう、なぜか忍者なのに拳銃をぶっ放す時代劇風のもの。さらわれたお姫様を救うべく、最初は敵の忍者や羅侍を、後半は物の怪や竜のたぐいと戦う。普通は1人1つの拳銃を構えて突き進んでいくわけ。2人用もできるのだが、ツレは2人とも犬を育成するゲームに夢中で、私と組んでくれる相手がいなかった。

「せっかくだから、『二挺流』をやってみよう」

8発撃つと弾切れになるので、画面外に向けて引き金を引いてリロードをする。

「なるほど、ならば8回撃ち切っては、1回リロードというリズムをつかむべきだな。」

最初は右手は画面右側、左手は画面左側を受け持って自由気ままにぶっ放していたが、腕がしんどくなってきた。また、右手と違って左手は連射し切れない傾向に気付く。意識的に左の引き金を強く引くことで改善。

いわゆるBOSS戦において両手撃ちを開発。二挺の銃を両手で合わせて1ヵ所に2倍の打撃を叩き込む。広範囲の雑魚には弱いが単体のBOSSには強いという結果になった。

結構長いゲームで10面まである。特にラス面1つ前の龍の子&母親の龍が長い戦いになる。龍の図体はでかいのだが、有効打撃が入る場所はかなり限られている。その竜が画面上を激しく動き回るのでなかなか追い切れない。

「単なる両手打ちでは追い切れないな。」

ということで水平両手撃ちを試みた。ちょうど両掌を上下に重ねるような形で拳銃を縦に重ねて撃つ。今までと違う筋肉を使うのでラク。加えて画面の横に移動する竜の急所を高さを変えずに追いかけることができる。前半苦戦していた竜を後半は半分くらいの時間で撃破。高さのズレでミスショットが多い私には水平両手撃ちが合致したようだ。

まあ、無限個ンティニューができる時点でクリアは約束されていたわけだが、二挺の拳銃を扱う工夫を色々と考えていく作業は面白かったなというお話でした。


CIA(内部監査人)や行政書士資格から「ルールについて」、将棋の趣味から「格上との戦い方」に特化して思考を掘り下げている人間です。