理髪店のおしゃべり

奥さんサービス(?)で神戸三宮町のホテルケーニヒスクローネに宿泊したのが10月16日。素晴らしいホテルの話はおいといて。今回のメインはそのあとのお話。

今日は理髪店に行ったわけですが、そこで妙な状態になったお話を。私を受け持った理髪師のおっちゃんは客とのおしゃべりが大好きな方だった。

呼ばれた私が理髪椅子に座ろうとして私が足置きステップ(?)に蹴躓いた。理髪師のおっちゃんが転倒を防ごうとフォローしてくれた。幸い転倒はせずおっちゃんに接触せずには済んだ。

おっちゃん「おにいちゃん、おっさんじゃないんだから、こんな低いステップに蹴躓いたらあかんで」
私「わはは、すみません(いや、蹴躓いたのはステップの上のすべり止めゴムシートがずれてたからだし、そもそも私は世間的に十分おっさんだと思うが、まあいいや)」

おっちゃん「今日はどこか行くの?」
私「(ははあ、私も奥さんも宿泊荷物を持ってるからそう思わせたか)いえ、今行ってきたところなんです」
おっちゃん「どこに行ってたの?」
私「(ケーニヒスの説明面倒くさいなぁ。県内GOTO有馬温泉に行ってたことにするか)有馬に行った帰りです」
おっちゃん「日帰りで? わしも昔秋田に行ったときは・・・」

というように会話が続く。会話しつつもおっちゃんは顔そりの準備をし、私の顔にシェービングクリームを塗りと手際よく仕事をする。おっちゃんは私によく同意を促してくるのだが、耳元でドライヤーがうなってたり、洗髪中だったりで質問が中途半端にしか聞こえなかったり。

質問が良く聞こえない時は「とりあえずそれっぽい当たり障りのない答え」を返した。

・そういう考え方もありますよね
・お子さんそうなっちゃいましたか
・なんだかんだで幸せな人生いきてらっやいますね

なぜか客である私が接客中のおっちゃんのご機嫌とりをするような展開になりおかしくなってきた。

特に一人で笑いそうになったのは、顔面を剃ってもらってる時の応答で『これ、おっちゃんの気に入らない答え返したら喉元搔っ切られるんじゃねぇか?』と考えた時だった。

残念ながら特にオチはないのだが、特殊な状況が面白かったので記しました。

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ハナー
CIA(内部監査人)や行政書士資格から「ルールについて」、将棋の趣味から「格上との戦い方」に特化して思考を掘り下げている人間です。