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裏話「ずっと!なかよしおきつねかぞく」

語りたい女なので滅茶苦茶語ります。長いので適当に流し読みしてください!
※ネタバレ注意※

内容

ハイ2022年7月24日の新刊になります!
「ずっと!なかよしおきつねかぞく」
既刊「もっと!なかよしおきつねかぞく」の同シリーズです。全部読み切りで今回は夏イベということなので「夏祭り一択でしょ!!!!」と夏祭りに全振りしました。イベントに参加する時点で決めました。
あっ、おきつねかぞくというのは天狐な快×人間な新のふうふと捏造双子によるハイパーハッピーフォックスです🦊

おきつねシリーズはvol.5

表紙:ホワイトポスト180㎏/マットPP/カレイド印刷
本文:美弾紙ホワイト88㎏
遊び紙:てまり(朱)
その他:角丸
印刷所:だいすきブロスさん

会場限定ノベルティ:金平糖

もっと!🦊の遊び紙がクロマティコだったので今回もそうしたいところだったのですが、この表紙と内容に合わないと判断してやめました。ロイヤルブルー(濃い青)はまだいいんだけど差し色にしたい。
トレペに印刷するのとか色々考えましたが、最終的にだいすきてまりに決定!赤い糸がかわいいですね~!ちょっと透けるのもいい。おきつね本に和紙系使いたかったのでまたひとつ叶いました。

金平糖の包みは作中にも出てくるんですが、丁度いいプチギフトがあってよかったです。タグはつくりました。

裏表紙の空と海は作中に出てくる幼少期の快が初めて見た海です。二歳くらいを目指しました。
表紙に渡る赤い糸は最後に思いついて足したんですけど、背幅に遊び紙の色を入れたい、てまりっぽく赤い線を入れたいが為のあれでした。結果的によかったかな!

神楽について

いきなり神楽の話をするんですけど、すっっっっごい気を使いました!というかプロットの初稿が大きく変わりました。神楽のこと喋りたい一心でこの記事を書いています。
本作のテーマ的に主軸になるのは花火なんですけど語ることは特にないのでとにかく神楽の話がしたい。

新くんに神楽踊ってほしい!

女々しいことはさせたくないんですけど(なので婚礼衣装も男物だったし妻呼びもさせない)神楽を舞う新くんは……絶対綺麗じゃないですか……?女の舞をさせるつもりはないので男性が舞ってる動画も色々拝見しました。
まあ……何となくしか分からなかったんですけど、仕草は男性的あるいは中性的、物腰が柔らかでしなやか、美しい……ってなる舞です(雑)柔らかすぎはしないんですよね。立ってるだけで絵になる男。

舞わせるにはどうするか

初稿プロットだとこうです。

喧嘩して数日経ち仲直りしたいけどきっかけを掴めずにいる新くんが和ちゃんに相談したところ、嬉々として「もうすぐお祭りやし神楽舞ったらええやん!絶対喜びはるわ!」(関西弁分からん)と押し切られサプライズ神楽を舞うことに。それから和ちゃんが度々教えにきて(平和邸と黒羽神社は繋がってるのでマジカル裏道を使って簡単に来られる)部屋にこもる新くんを快は怪しむが――? みたいな。

何か……何か違うんだよな……。
これ絶対バレるので新くんが自分の為に何かしようとしてくれてる♥を感づいてわざと気づかないでいてあげないとだし、快の本領地内で神楽殿もしくはそれに準じるものを内緒で出すのは無理、快パパでも無理がある……。
仲直りのきっかけに神楽を舞うっていうのも、何か……違うな……。

と思って変えました。毎年新くんが舞ってる恒例行事になりました。

作画について

神楽シーンに入るとこの「やるか……!」という気合。気合入れて描いたトップ3に入る。
いや舞ってるシーンてどう描けばいいの!?コマの流し方って!?と踊ってる動画漁りまくった末に「分かんねえ、助けて先人達!」と神楽のイラストを漁ってハア~~~ンなるほど~~~~鈴とかなんか持たせたらそれっぽいんだな?と分かりやすく理解を得ました。
(描くの大変だから)短めでお送りしましたが割と……!?それっぽく描けた気がするので満足です、お疲れ私!

気をつけたこと

今回気をつけたことがあって、それは少女漫画になりすぎないことです。
クリスタ、可愛いエフェクト~少女漫画~きらきら~なブラシがたくさんある。とてもありがたいことです。イラストに添えるだけで華やかにしてくれる。めっちゃ使いたい。

でも前に他ジャンルで恋を再認識するようなシーンを描いたときにそういうエフェクトを使ったら、すごく……恥ずかしいことになっちゃって……。
すごく、少女漫画……ッう、ううッ……!

あのシーン乙女に描きすぎたな、って後から気づくんですよね。恥ずかしすぎて崖から飛び降りたくなるんですけど。多分これは自分の絵だからです……この恥ずかしさは……。他の方のは特に気にしない気がする……。

なので演出は盛りすぎないように、きらきらふわふわブラシは控えめに……添えるだけ……。というのを自分に課しました。
思い出したけどこれは媚薬本から課してました。後半のなんかいい感じの大コマとかなんですけど、何度もポンポンする量調整して、ちょっと少なくない?くらいで止めたのえらかったです。

今新刊ぱらぱらしたんですけどちゃんときらふわの引き算できてました!回想シーンや最後の方が少女漫画危険ゾーンなんですけどちゃんと控えめにしてますね。よかった~今の私が好きな感じです。身投げしなくて済んだ。

おきつねポイント

・喧嘩してへにょってる快の🦊耳としっぽ。
・こすこすしてるしっぽ
・絡みつくしっぽ
・双子が並んでるときは大体手を繋いでる
・双子が乗れる快しっぽ

こう……快新が寄り添ってると高確率でしっぽを絡ませてしまう……。

このコマ、気づいた方少ないと思うんですけどしっぽが新くんの左足を乗せて補助してます。
快くんは風属性の術を使うので人間の身体を持ち上げるのも散らばった将棋を将棋盤に戻すのも風の術で出来ちゃうんですけど、新くんにくっつきたいしアナログな手間も好むのでしょうね。
しっぽを活用させたいだけなんですけど。人外ぽい技を忘れがちなんですけど。もうやりづらいので人間的な動作を好むことにしてます。

長々と失礼しました。ここまで読んでくださりありがとうございました!まだまだ描きたいおきつねランド🦊
ご感想いつでもお待ちしてます…💓

すあん

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