Floppyオフェンスの詳説
こんにちは、現代バスケットボール戦術研究(MBTR) @MBTResearch です。(ブログ / togetter/YouTube)
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以前、Blocker-Moverオフェンスの一類型として、AI(アイバーソンカット)オフェンスの要諦の解説を行いました:
今回はマガジン第40回として、同じくBlocker-Moverの一類型で、世界で最もよく頻用されているオフェンスコンセプトの一つ、Floppyの詳説を行なっていこうと思います。
⓪Floppy(フロッピー)とは
Floppyは柔軟という意味で、現代バスケでは通常、2人のMover (Screen User) と 2人のBlocker (Screener) を用いて展開するBlocker-Moverオフェンスの一類型のことを指します。ボールをトップ中央に置き、両サイドにExit Flareをセットして展開する形が一般的です:
基本構造としては、Moverとなる二人のスコアラーのチャンスを作りつつ、そこに対するOverなDefenseに対してScreenerないしPasserがCounterを仕掛けるという形になります:
推奨:Floppy Compilation
例:Floppy Reverse (Twist)
他のアライメントやパターンとして、DiamondとCurl Floppyも含めることができるでしょう:
例:Diamond Floppy
例:Curl Floppy
本記事では、Floppyの基本的なパターン(特にCounter)と、主だったEntryについて詳説することとします。
①Floppyの基本パターン(Counterを主に)
…Floppy Chase (Re-Screen)
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現代バスケ戦術研究ノート
バスケットボール戦術についての研究ノートを掲載。 月1-2回程度更新。
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