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スペーシングとダイブのアウフヘーベン

こんにちは、現代バスケットボール戦術研究(MBTR) @MBTResearch です。(ブログ / togetter/YouTube
[ ※これまでの記事はマガジンから→「現代バスケ戦術研究ノート」、「プレイブック・マガジン」 「バスケットボール・ドリルまとめ」 ]

今回は、現代バスケ戦術研究ノート 第6回として、タイトル通り、スペーシング ↔︎ ダイブのバランスの問題について論じていきます。

ここ10年程度で、統計分析の発達から、バスケットボールにおける3ptの位置付けが格段に上がり、それに従って、広いスペーシングとキックアウト or Ball MovementからのC&S 3ptがかなり重要視されるようになりました。

とはいえ、過去の統計(これ、あるいはこれ)を参照すると、その正確な評価や理解は少々異なることが分かります。

当初からきちんと指摘されてはいたのですが、得点効率で見て、最も好ましいのはFT > 制限区域 > 3pt (>2pt) の順です。

この意味では、3ptはあくまで3番手のシュートにすぎません。

となれば、フリースローも貰えず、ゴール下も打てないままで延々と3ptを打つだけになってしまっているシステムは、それだけで自滅的になってしまうわけです。

この点について、以前動画として検討したことがあります:

ウィークサイドからHelpやTagが供給される際、勿論Stayすることも選択肢の一つではありますが、HelpやTagに応じて適宜ダイブした方が、
①ゴール下の得点のチャンスとなり得る
②ダイブをDFがケアしようとしてきた際に、残ったアウトサイドがWide Openになりやすい
③一人Diveした方が、Weaksideのスペーシングがよくなる(ローテーションしづらくなり、Openになりやすくなる)
といった利点を得ることが出来ます。

具体的に図解してみましょう。

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バスケットボール戦術についての研究ノートを掲載。 月1-2回程度更新。

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