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町内会・自治会はどのように組織化されているか(その2)
2年前に「町内会・自治会はどのように組織化されているか」というタイトルで記事を書いた。その続きを書くことにする。
最近書いたもの
最近次の2つの記事を書いた。そのために、ウェブサイトで公開されている決算報告や予算などを調べた。
令和2年度の決算報告
2年前の記事では以下のように書いている。
市レベルの会議の記録は令和元年度末(令和2年3月27日)で止まっている。令和2年度の事業や決算の報告書はいつウェブサイトで公表されるのだろうか。令和元年度と同様であれば令和3年度の7月頃になってからなのだろうか。
その時に公開されていたのは、小倉南区自治総連合会の令和元年度の決算報告書と令和2年度の予算書であった。
今回調べてみると、「令和3年度決算及び令和4年度予算」が、公表されていた。
その前の「令和2年度決算及び令和3年度予算」にそれが置き換わっていたので、令和2年度の決算報告の内容を調べることができなかった。
しかし、令和2年度の決算報告書は、Evernoteの中を検索すると、校区関係者から2021年9月頃に受け取った文書が出てきた。「ある町内会の単年度収支から辿っていって考えたこと: 校区「社協」・校区自治連合会・区自治総連合会等との会計上の関係」の記事の最後に入れた[補足]は、この資料を利用したものである。
小倉南区自治総連合会と小倉南区環境衛生協会連合会とは、令和3年5月28日に開催される予定であったが、コロナ禍の影響で「書面議決」がなされていた。
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県広報紙配付委託料
県広報紙配付委託料というのは、市政連絡事務委託料とは別のものなのだろうか。
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若松区のある自治会(世帯数約2,000)のケースが公表されていた。これを見ると、市政連絡事務委託料とは別に、県広報紙配付委託料が1世帯当たり36円で合計73,728円が自治会に配付されていることがわかる。
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防犯協会連合会(?)
若松区のある自治会(世帯数約2,000)のケース。
「防犯評議委員会、連合会会費基本料金」という項目も見られ、この額は、予算額が19,000円である。
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「出不足金」について
「出不足金」については、2021年10月2日に書いた。
町内会の会計をやっているときのことであった。コロナ禍で、近隣公園の草刈りが実施されなかったので、実際には、この年度も、その次の年度も、出不足金が集められることはなかった。
出不足金をめぐる問題を考えるのには好都合の時期であったのだが、役員会で取りあげられたりはしなかった。
社会奉仕活動と「罰金」との関係については、関心を持っていこうと思っている。
心理学のインセンティブやディスインセンティブ、行動経済学のナッジなどの議論と関係がある。