マガジンのカバー画像

Rによる二次的データの分析

51
社会的データについてRStudioを使ってグラフを作成したり統計学的分析をおこないます。
運営しているクリエイター

#自民党

Rをつかう単純な計算のための備忘録

 Rを使い始めた頃に参照していたものの1つは『データ解析環境「R」』(工学社発行)という本であった。著者は、舟尾暢男・高浪洋平の2氏。本に書き込みをしながら読んだ。有意義な本であった。  まず、その本に書き込んだメモを見ながら、Rの使い方を復習してみようと思う。そうすることで、しばらく使わないでいたあとにまごつかないようにすることができるだろう。  別の本(注)も、昔真剣に取り組んだことがある。その本の巻末に「補遺 RとS-PLUSの備忘録」というものがあり、これも復習してみ

世論調査における政党支持と回答者の世帯年収との関係について(その1)

読売新聞社のウェブサイトに下記のタイトルの記事があった。そこでは、世論調査における各政党の政党支持率が回答者の世帯年収との関係で取りあげられていた。 「維新の支持層は、低所得者」本当か?<上>  (2022年6月17日付け) 「維新の支持層は、低所得者」本当か?<下>(2022年6月18日付け) この2つの記事について書いてみようと思う。なお、以下の本文中のグラフは、記事で公表されているデータから筆者が作成したものであり、内容に間違いがある場合には筆者の責任である。 1

年代別の投票率、得票率のパターン

データで見る参院選2022①は、2022年7月の参議院選挙について、出口調査の結果によって、自民党に投票した人の割合を年代別に明らかにしている。 以下のように、たいへんに規模の大きい調査だ。 「若い世代で自民党に投票した人の割合が前回より低くなった」原因を次のようにとらえている。 29歳以下(10代と20代)と30歳以上の比較、70代以上とその下の年代との比較に注目しようと思う。