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有馬記念2024ローテ分析
有馬記念のローテーション分析です。
過去15年から
最終結論はMラジ&ブログに上げますので、よろしくお願いします!もし記事が参考になったよor面白かったよと思っていただけた方は、いいねや拡散して頂けると泣いて喜びます。では行ってみましょう!
📄ジャパンカップ組
[4-5-8-64]。連対数、3着以内の頭数で言えば過去15年で最も多いステップだが、単勝回収率は29%、複勝回収率は56%と期待値は低め。そのため、しっかり取捨選択をする必要がある。
✅1着馬[0-2-1-4]
近年のゆとりローテの影響もあって、そもそもの出走数が減ってきている。連対した2頭はどちらもジャパンカップで1人気1着(1頭は降着2着で実質1着のブエナビスタ)。全7頭の内、人気より好走した馬はおらず、相性は良くない。過去20年以上遡っても、スペシャルウィーク(2人1着→2人2着)、テイエムオペラオー(1人1着→1人1着)、ゼンノロブロイ(1人1着→1人1着)、ディープインパクト(1人1着→1人1着)など、よほどリズムが抜けていないと厳しいステップと言える。
✅2着馬[0-0-0-5]
このレベルにあって全馬凡走。やはり間隔の詰まったG1→G1というローテなので、基本は反動が大きい。ただ、5頭とも人気より激走したタイプではあったので、1人気2着、2人気2着あたりの成績なら可能性はあるか。
✅3~5着馬[4-2-5-9]
ジャパンカップ組で一番熱いのがこのゾーン。昨年もドウデュースとスターズオンアースなので、ジャパンカップ4着馬と3着馬のワンツーだった。この組は前走人気≦前走着順(凡走型)の相性が良く、[3-1-3-2]。また、凡走した2頭はどちらも有馬記念が秋4戦目だった。つまりこの組で前走人気≦前走着順かつ秋3戦目以内だった馬は[3-1-3-0]とパーフェクト。リズムと疲労のバランスが重要になる。
✅6~9着馬[0-1-0-23]
ジャパンカップ組は連対馬が相性悪いという面がある一方で、6着以下からの巻き返しが少ないという側面もある。唯一2着に巻き返したのがエイシンフラッシュ。日本ダービー馬という格を持ちつつ、秋天3人気6着、JC5人気8着と疲労、ストレスの無い状態だった。当時自分も対抗の評価をしていたように、秋天でHペース前受け凡走、JCは前残り逆位置取り後方凡走からの人気急落であり、タイミング的には絶好だった。逆に言えば、格とこれくらいのエクスキューズがあってギリギリ。狙うなら0.7~0.9差負けくらいまでで。
✅10着以下[0-0-2-23]
6~9着馬と大体似たようなイメージ。巻き返したのはトゥザグローリーとゴールドシップ。ゴルシは言わずもがな典型的な中山>東京の重いステイゴールド産駒であり、この時点でG13勝の格を持っていた。トゥザも有馬記念3着の実績と、この年の春にG2で1人気1着連勝歴があり、ポテンシャルの証明があった。リズム的に基本は軽視でいいと思うので、このレベルの馬のみ拾う感じで。
📄菊花賞組
[4-2-2-13]。主流路線の中ではもっと好走確率の高いステップで、そこそこ人気になる割には複勝回収率も100%を超えている。3歳馬の鮮度もさることながら、ほぼほぼ4歳のような暮れの時期で、2キロ減の斤量差も大きい。
✅1着馬[3-0-2-2]
この内3冠レース全てに出走していた馬は[3-0-1-1]で、そこで一度でも掲示板を外してしまった馬は[0-0-1-1]。3冠全てに出走している時点で若干鮮度の薄れがあり、リズムの縛りが出てきてしまう。だが、それでもこの4着以下の1頭はタイトルホルダーの4人気5着なので、変にこねくり回すより菊花賞勝ちというリズムだけで、何も考えず狙うのも別段悪い選択ではないだろう。なお、有馬記念で4人気3着したワールドプレミアは、皐月、ダービー未出走で、菊花賞3人気1着+全レース複勝圏内の好リズムだった。菊花賞で激走しすぎたり最低限の安定感のない馬は厳しい印象を受ける。
✅2着馬[0-1-0-2]
好走したのはボルドグフーシュ。菊花賞は7人気2着の激走後だったが、皐月、ダービー未出走の鮮度と、6戦連続3着以内という好リズムであった。未出走組は鮮度があるため、勢いがあればこれくらいの激走なら耐えられる。スカイディグニティも菊花賞で5人気2着→有馬7人気5着で人気よりどちらも好走。逆にタスティエーラは有馬を5人気6着と凡走しており、2着以下なら皐月、ダービー未出走組を狙う方が面白いかもしれない。
✅3~5着馬[1-0-0-6]
唯一巻き返したのはブラストワンピース。菊花賞は1人気4着だったが、毎日杯、新潟記念で1人気1着の経験がありつつ、皐月賞は未出走だった。この組は皐月、ダービー出走組が人気より軽い凡走後で、ストレス、疲労が無いからと飛びつくと痛い目を見る。ソールオリエンス、ヴェロックスもM的には悪くなかったが、あっけなく凡走した。菊花賞2着以下はやはり3冠皆勤賞組以外から狙いたくなる。
✅6着以下[0-1-0-3]
3頭が2桁着順のため、かなり極端な成績。唯一巻き返したのは菊花賞2人気16着からのトゥザワールド。皐月、ダービー出走組ではあったが、弥生賞1人気1着で、皐月賞1人気2着、ダービー2人気5着の実績と、全レース2人気以内からの有馬記念で生涯初の9人気人気急落のカードを保有している馬だった。ここまでぶっ飛んだ戦績なら、丁半博打で狙ってもいいかも。3人気6着みたいな中途半端な馬には手を出さないように。
📄天皇賞秋組
[4-2-1-16]。ジャパンカップに比べ、疲労、ストレスの面で優位であり、相性の良いステップ。ただ、近年はそれもバレているのか、単勝回収率、複勝回収率は共に50%以下と、穴馬の激走が減ってきている。
✅1着馬[2-1-0-1]
いわゆる余裕を持ったトゥーカッターローテ。ジャパンカップ1着馬とは対象的な成績で、激走後に間隔を開ける重要性が分かる。唯一凡走したのはアーモンドアイ。連対した3頭との違いは中山実績。連対した3頭は中山のG1で連対実績を保有していた。中山とは言わないまでも、それまでに北海道や福島などの小回り重賞実績くらいは欲しい。
✅2~5着馬[1-0-1-3]
好走した2頭は天皇賞秋で5人気以下で3着以内だった。人気で好走してきた馬は1着馬同様安定。延長ローテになるため、差し→先行の位置取りショックが入るとなお良い。
✅6着以下[1-1-0-12]
巻き返したのはサートゥルナーリアとドリームジャーニー。どちらもG1を複数回勝っている格持ちの馬で、2走前は2200m以上の重賞を連対しているという綺麗なバウンド延長+○×○の形でもあった。また、この2頭は天皇賞秋を人気より凡走して6着。ということは天皇賞秋7着以下だった馬は[0-0-0-10]。このローテは15年以上遡ればマツリダゴッホが穴を開けているが、近年は意外と巻き返せていない。古馬戦とはいえ、一定のリズムは必要か。ちなみにマツリダが1着した時はオールカマー1人気1着→秋天10番手凡走→有馬記念3番手と、こちらも綺麗なバウンド式のショック。これくらい綺麗な形ならさすがに拾いたい。
📄エリザベス女王杯組
[0-3-1-24]。率こそ悪いが、大穴もあるので、しっかり吟味したいステップ。かつてはヒシアマゾンなど王道の馬のみ拾う感じだったが、近年は傾向が掴みづらくなっている。
✅1着馬[0-0-1-4]
一見率は悪いように思えるが、5頭中3頭は掲示板で、5頭中4頭は人気より好走している。人気より着順が悪かったのは、エリザベス女王杯で10人気1着激走後だったアカイイトのみ。そのアカイイトも有馬記念は6人気7着で、そこまで負けていない。牡馬混合重賞で複数回連対実績があったり、数戦前に条件戦のある鮮度馬には注意したい。
✅2~5着馬[0-2-0-10]
この組から掲示板に載ったのは3頭で、エリザベス女王杯での人気と着順の和は7以下だった。ある程度人気に支持されつつ、好走している馬しか有馬記念で好走はできていない。この組で一番の衝撃と言えばサラキアか。サラキアは、休みを挟んで3戦連続人気より激走で連対している好リズム馬だった。ここまで連チャンのような挙動の馬には注意。
✅6着以下[0-1-0-10]
唯一巻き返したのはクイーンズリング。エリザベス女王杯は8人気7着からの巻き返しで、あまりないパターン。無理やりこじつけるなら、エリ女では内前決着のVライン0.3差から、有馬記念はルメールで前に行く位置取りショック。これくらいのオプションは欲しい。ただ、クイーンズリング自体、重賞1人気1着経験が2回あって、前年のエリ女勝ち馬であり、2走前も3人気4着と特段リズムを崩していたわけではなかった。同年ルージュバックも5着に巻き返しているので、牝馬でも重賞1人気1着、G1連対馬というキーワードは押さえておきたい。
📄アルゼンチン共和国杯組
[1-0-0-10]。メンバーレベルに差がある影響もあって、相性はイマイチ。連勝しているようなリズム+鮮度馬だけ拾う感じで。
✅1着馬[1-0-0-7]
唯一連勝したのはゴールドアクター。ゴールドアクターは菊花賞3着というG1実績を持ちつつ、6戦連続3着以内、2走前条件戦という鮮度も保有している馬だった。そしてもちろんアル共は1人気1着。この組から掲示板に載った馬は3頭いあるが、全馬1人気1着。逆に掲示板を外した馬は全馬2人気以下で1着の馬だった。このステップはリズムと鮮度の両立が鍵を握る。
✅2着以下[0-0-0-3]
そもそもの出走数が少ないが、全馬二桁着順に終わっている。かつてはグラスワンダーが1着に巻き返したステップだが、当然グラスはG1で1人気1着経験あり、かつアル共でも1人気に支持されていた(6着)。かなりの実績か鮮度は欲しい。
📄ステイヤーズS組
[0-0-0-12]。ブログを始めた頃からデータを取っているが、一度たりとも相性の良い時代がないステップ(笑)。テイエムオペラオーが3着に入った程度。
✅全馬[0-0-0-12]
唯一掲示板に載ったのはステイヤーズSで1人気1着から4着だったフォゲッタブルのみ。それでも当日4人気4着なので、やはり決してプラスのステップではない。せめて捲りや先行からの差しに回る位置取りショックは欲しいところ。
📄前走G3組(チャレンジC、中日新聞杯、福島記念等)
[0-0-1-14]。有馬記念は格的に最高峰のレースなので、G3以下からはほとんど好走例がない。こちらも鮮度馬だけ意識する感じで。
✅全馬[0-0-1-14]
唯一3着に好走したのはトゥザグローリー。中日新聞杯を1人気1着0.3差圧勝+3歳馬+当日14人気の人気急落だった。4着馬も1頭いて、その馬は3走前に条件戦を使用していた。格で劣るため、このローテも鮮度は必須。
📄前走海外組(凱旋門賞、ブリーダーズカップターフ等)
[2-1-2-11]。2頭勝ち馬は出ているが、相性云々より単純に馬の実力だろう。特にプラスもマイナスもないローテと言える。
✅全馬[2-1-2-11]
傾向を掴むのは難しいが、結局好走したのはG1で1人気で連対実績がある馬のみ。掲示板までの好走を含めてもそれは同じ。ここから掲示板外に敗れたレッドディザイア、ヒルノダムール、タイトルホルダー、ウインマリリン、スルーセブンシーズあたりにはG1連対実績はあっても、1人気でのG1連対実績はなかった。年内に1人気でG1連対実績のある馬に絞ると[2-1-2-2]で全馬掲示板。
ローテーションからの注目馬
☆アーバンシック
☆ダノンデサイル
☆ベラジオオペラ
☆プログノーシス
昨年も3歳馬に◎を打って失敗しましたが、基本G1実績のある3歳馬は安定しています。ベラジオはバウンド延長の形を取れているのは良いですね。ややまとまりすぎている嫌いはありますが…。プログはローテ面でも合格点。
もし記事が参考になったよor面白かったよと思っていただけた方は、いいねや拡散して頂けると泣いて喜びます😭
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