![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/170172605/rectangle_large_type_2_adc2017c5f6c5f3e2223a91deb696ba4.jpeg?width=1200)
中学生でも分かる!絶版書籍「強運の法則」を解説!!
みなさんは「運がいい人」と聞くと、どんなイメージを思い浮かべますか? たとえば、クジに当たりやすい人や、タイミング良くチャンスをつかむ人など、いろいろ想像できるでしょう。西田文郎(にしだ・ふみお)さんの著書『強運の法則』では、「運」は偶然まかせだけではなく、自分の努力や心の持ち方によって引き寄せることができると書かれています。
1. 本の概要
『強運の法則』は、「どうしたら運を味方につけられるのか」をくわしく説明している自己啓発(じこけいはつ)本です。著者の西田文郎さんは、長年にわたって「人の能力を引き出す方法」を研究し、多くの経営者(会社のリーダー)やスポーツ選手、学生などを指導してきました。
この本の中で、「強運」を手に入れるために大切な8つのポイントが紹介されています。これらを身につけると、自分自身の考え方がプラスに変わり、行動もスムーズになって、良い結果につながりやすくなるそうです。
2. 8つの法則とは?
本書では、「メンタル・ビゴラス」という、心やイメージがプラスの状態をつくるための8つの法則が紹介されています。中学生のみなさんでもイメージしやすいよう、カンタンに説明しますね。
野望(やぼう)
大きな夢や目標を持とう!
例:部活で県大会優勝をめざす、将来の職業のイメージをふくらませるなど
予感(よかん)
「きっと目標が叶う!」とワクワクして信じよう
例:「テストで必ず良い点が取れる」という気持ちを持つ
同志(どうし)
同じゴールをめざす仲間と協力する
例:クラスメイトと一緒に勉強会を開く、部活でチームワークを高めるなど
ツキ
チャンスを見逃さず、すぐに行動!
例:先生や先輩がくれたアドバイスを素早く試してみる
ライバル
競争相手を設定し、お互いに高め合う
例:クラスで成績が良い友だちを目標にする、同じ部活の仲間と切磋琢磨(せっさたくま)する
他喜力(たきりょく)
周りの人を喜ばせる力を持とう
例:チームメイトの成功をいっしょに喜ぶ、家族や友だちを手伝う
使命感(しめいかん)
「自分はこういうことでみんなに役立ちたい!」という強い意志を持つ
例:クラスのリーダーとして行事をまとめる、部活でチームのためにがんばる
感謝(かんしゃ)
まわりの人や環境に「ありがとう」の気持ちを持つ
例:親のサポートや友だちの応援に感謝する
これら8つは、それぞればらばらではなく、おたがいに支え合っています。たとえば「感謝」があれば「他喜力」を発揮しやすくなり、「予感」を持っていると行動もしやすくなります。こうして、全体がプラスの流れになっていくというわけです。
3. 具体的な方法
本書には、「経営脳力開発シート」という目標達成のシートが紹介されています。これは会社の社長さんなどがおもに使っているものですが、中学生のみなさんでも「目標を紙に書いて毎日確認する」など、ヒントにできる部分があります。たとえば、部活での目標や定期テストの目標を書くと、意識する回数が増えて自然とがんばろうと思えてきます。
4. この本のいいところ
わかりやすく、具体的
心の持ち方を変えるだけでなく、「毎日どう行動するか」というところまで教えてくれます。
経験にもとづいている
実際に西田さんがたくさんの人を指導してきた体験がもとになっているので、現実味があります。
やる気が出る
「自分もできそうだ!」と前向きな気持ちになれます。
5. 感想
『強運の法則』は、「運は努力や考え方で変えられる」という考え方がしっかり書かれているので、読んでいるうちに「よし、やってみよう!」と自然にやる気がわいてきます。目標を設定するときは、ちょっと大きい目標にチャレンジしてみると、成長のきっかけになるかもしれません。
たとえば、テストの点数や部活での成績が思うようにいかないとき、「どうせダメだ…」と思ってしまうことはありませんか? そんなとき、この本にある「プラス思考」や「感謝」の気持ちを思い出してみると、落ちこんだ気持ちを少しずつ前向きに変えられます。
6. まとめ
『強運の法則』は、中学生にもわかりやすい言葉で、「心をプラスにする大切さ」や「行動する勇気の大切さ」を教えてくれる一冊です。「強運」はラッキーが勝手にやってくるものではなく、自分の努力や周りの人への思いやりなどによって育てられる、というメッセージが印象的です。
もし、勉強・部活・学校行事などで目標を達成したいと思っているなら、ぜひこの本を読んでみてください。
いつも明るい友だちがいる人は、その友だちのいいところをまねするだけでも、この本の考え方に近づけると思います。
この本を通じて、「自分ならできる!」という気持ちを育て、周りの人といっしょに協力しながら目標に向かう楽しさを味わってみてください。あなたも「強運」を味方につけられるかもしれませんよ!