見出し画像

生成AIとの「未来のギターエフェクター」を妄想してみた!

久々にギター沼に足を突っ込んで色々と調べてみますが、20年ぶりに見てみるとデジタル化が凄まじい!!ITがこれだけの速度で進化したので「そうだよなぁ」と思いながらも、ギター業界はITの進化にしっかり付いて来てますね。素晴らしい!

これから数年かけて、将来のギターエフェクター/アンプシュミレーターがどのように進化し、私たちのサウンド作りにどんな新たな可能性をもたらすのかを、少し妄想してみたいと思います。

現在、Neural DSPのQuad CortexやFractal Audio Axe-Fx IIIなど、最先端のエフェクターがすでに存在していますが、これからの未来はさらに魅力的な進化を遂げると感じています。

1) 自然言語で直感的にサウンド作りができる未来

今後のモデルでは、LLM(Large Language Models)を搭載し、「もっと壮大な感じを与えるクリーントーンにして」や「激しく歪み、低音を強調して、ガンズのxxxxの曲みたいに!」といった自然な言葉での指示を、リアルタイムに反映できるようになってくると思います。こうした機能が実現すれば、煩雑なパラメータ操作から解放され、感性に沿った音作りがより直感的に行えるようになると期待しています。

2) パーソナライズされた音の提案システム

1)を繰り返すことで個人の好みの音がクラウド上にインプットされていき、多くのギタリストが自分だけのサウンドを追求してきたように、将来のエフェクターは過去に保存したプリセットやセッションデータを学習し、ユーザーに合わせた最適なサウンドセットを提案してくれる仕組みを持つと考えられます。これで「こういう感じの曲を作りたい」とインプットするだけで、好みのサウンドプリセットが提供されるようになります。

3) 好きなアーティストのエッセンスが反映される新しいプリセット

好みの音色加えて、最近よく聴いているアーティストや楽曲の情報を取り入れることで、従来の枠にとらわれない新たなサウンドが生み出される可能性があります。

特定のバンドやジャンルの特徴が自動的に分析され、そのエッセンスを取り入れたオリジナルプリセットが生成される仕組みを、従来のサウンド作りの延長線上に新たなクリエイティブな選択肢が広がるでしょう。

4) DTM全体を支援する統合プラットフォームへ

未来のエフェクターは、ギターサウンドの加工だけでなく、DTM(デスクトップミュージック)の全体制作環境をサポートする統合プラットフォームへと進化すると考えられます。これまでのユーザーの音楽志向を踏まえて、ドラムやベースのリズムパターン、さらにはVocaloidや他の楽器の音色の調整まで支援する機能を提供してくるでしょう。

また、同じ音楽性や志向を持つベーシストやドラマー、ボーカリストなどのアーティスト同士をオンラインでマッチングする仕組みもあれば、コラボレーションの機会がより広がるでしょう。

結論:IT技術を存分に取り込んで新しい音楽の旅へ

このような未来が実現すれば、日々の演奏やレコーディングがさらに豊かなものになるでしょう。自然言語(LLM)で直感的に操作でき、ユーザーごとにパーソナライズされたサウンドが提案されるエフェクター。そして、DTM全体をサポートする統合プラットフォーム。未来のギターエフェクターは、あなたの音楽制作を新たな高みへと導くパートナーとなるはずです。

私はこれまで色々な業界を見てきましたが、ITの急激な変化から取り残されつつある業界が存在する一方で、見事!ギターのエフェクター/アンプシュミレーター業界は私の想像以上に驚くほどデジタル進化への追従をしており、音楽系ベンダーの方々へ感謝です!

(できればBoss/Yamaha/AreaPro2/Fernandes/Zoomなどの日本企業にもっと頑張って欲しかった・・・・)

いいなと思ったら応援しよう!